2018年07月17日

死の行進

 昨日も猛暑、今日も猛暑、そして明日もきっと猛暑。
 2年後のオリンピック灼熱地獄へむけて、カウントダウンは地味に進んでいく。

 猛暑とスポーツ。
 そんな組み合わせを目にすると、高校生の頃の記憶がよみがえってくる。
 わが母校、中高一貫超スパルタ中堅受験校の体育祭は9月半ばであった。
 夏休み明けのタイミングで、文化祭とも同一週内の開催である。
 今考えると明らかに無茶なのだが、そこは超スパルタ受験校。
 準備に手間のかかる大型行事を同時期開催でバタバタ済ませ、ついでに夏休み気分も一掃して、お勉強に専念させようという「親心」だったのだろう。
 9月上旬、朝夕はともかく、昼間はまだ真夏である。
 炎天下の校庭で、体育祭の練習は敢行される。
 何を練習するかと言えばとりあえず「入場行進」で、これがまたかなりキツくて、一部で「死の行進」と呼ばれていた。
 入場ゲートからマーチに合わせて縦横斜め一糸乱れず行進し、先生が仁王立ちになっている朝礼台に「かしら右」で敬礼してから所定の位置に並んでいく。
 校庭には大型スピーカーから流れるマーチと共に、「ザッザッザッザッ」という足音、そして時折体育教師の怒鳴り声だけが響いている。
 たるんだ行進態度には、もちろん鉄拳制裁が待っている。

 旧日本軍である。
 ナチスである。
 北朝鮮である。

 ヒザの上げ方から指先まで、地獄の極卒のような体育教師のお眼鏡にかなうほど、本当に「一糸乱れぬ」レベルになるまで、練習は延々続く。

 もう一回確認しておくと、9月上旬の炎天下の校庭である。
 生徒は暑さと疲労とストレスに、半死半生まで追い込まれる。
 それでも成績別クラス編成の上位クラスの生徒たちはそれなりに要領よく「合格」をもらい、死の行進から脱出していく。
 問題は私も所属していた最下位クラスである。
 そもそも学校行事に対するモチベーションは極めて低く、そろいもそろってマイペースなので協調性は極めて低い。
 一方、理不尽で意味不明な練習に対する反発だけは極めて強い。
 行進の隊列が、きれいに揃うわけがないのである。
 行進練習にもっとも不向きなクラスは、必然的にもっとも長い練習時間が課されることになる。
 練習時間が伸びたところで、クラスのメンバーが変わるわけではないので成果は一向に上がらない。
 結局わがクラスは時間内に合格がもらえず、放課後居残りで練習しなければならなくなった。
 いくら居残ったところでメンバーは同じなので、全くやる気も協調性もないままである。
 一瞬だけ頑張ってビシッと合わせれば放免されるのだが、それだけはどうしても無理。
 そんな愛すべきアホどもの「死の行進」は、延々と続く。
 どんな深刻な状況でも悪ふざけがやめられないのが、またわが下位クラスの特徴だった。
 極卒センセーが離れたのを機に、特にふざけたメンバーの一人が、こっそり周りにだけ聴こえる小声で歌を口ずさみ始めた。

♪なななーなーななななー
 なななーなーななななー……

 劇場版「さよなら銀河鉄道999」のレジスタンスの歌である。
 世代的に子供の頃みんな件のアニメを観ていたので、何のネタかすぐにわかり、またシチュエーションが妙にハマっていたので、半径1メートルの範囲の生徒は笑いの発作に苦しめられた。

(ちょっと! やめろや!)
(笑ろてもたらまたシバかれるやろ!)
(マジでヤバいって!)

 周りの数人のメンバーの心の叫びをよそに、そいつの歌は止まらない。
 あきらめた周囲の数人は、これも小声でレジスタンスの歌を唱和しはじめた。
 笑いの発作を抑えるためには、「やる方」に回るのがベストなのだ。
 こうして最初に歌い始めたアホを中心に、笑いの発作と小声の歌が、地味にひっそりと隊列に波及していった。

♪なななーなーななななー
 なななーなーななななー……

♪なななーなーななななー
 なななーなーななななー……

♪なななーなーななななー
 なななーなーななななー……

 するとどうだろう、あれだけバラバラだった隊列が「レジスタンスの歌」で結ばれて、それなりに揃ってしまったのだ!
 仁王立ちの極卒センセーが立つ朝礼台までその「奇跡」はなんとか持続し、そしてふざけた歌を口ずさんでいたこともバレずに済んだ。
 こうして私たちは、小一時間ほどの居残りで「死の行進」から放免されたのだった。

(今ちょっと動画サイトで確認してみると歌詞は「な」ではなく「ら」が正解のようだ。しかし子供には男声低音が「な」ぽく聞こえたらしく、うちのクラスはみんな疑問なく「な」で歌っていた。興味のある人は「さよなら 999 レジスタンス」などで検索)

 あれからはるかに時は流れ、「地獄の東京五輪」へのカウントダウンが始まった猛暑に喘いでいると、「死の行進」をさせられていた時の気分とシンクロしてくる。
 理不尽で時代錯誤のしごきに、要領よく迎合・追認するのではなく、まともに反抗して玉砕するのでもなく、いつもの悪ふざけで凌いだことを、なんとなく反芻している。
 意外にあれは、「一つの正解」だったのかもしれない。
posted by 九郎 at 21:33| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2018年07月15日

#Tokyoインパール2020

 猛暑である。
 体温を超えた外気がむわんと身を包む不快さがたまらない。
 今後一週間ほどはこの暑さが続く模様。
 地域によっては不要不急の外出を控えるべきレベルになっているだろう。
 ここで嫌でも思い出されるのが、二年後の2020年真夏、東京で開催されるオリンピックのことである。
 率直に言って「正気か!?」と問わざるを得ない。

 そもそも私は五輪招致の段階から反対であった。
 東日本大震災以降、自然災害やそれに伴う人災が毎年のように繰り返される中、日本にそんな余裕はないという理由による。
 招致活動をやっていた時は、「まあ、呼んで儲けたい人間は多いだろうが、未曽有の原発事故が起こったばかりの国が、まさか選ばれることはないだろう」とタカをくくっていた。
 ところが某総理大臣による「アンダーコントロール」なる虚偽宣伝と、既に国際的に報道されている贈収賄疑惑も交えながら、東京招致は成ってしまった。
 五輪開催決定を受け、都内及び会場予定地周辺では建設ラッシュが起こっている。
 その結果、本来被災地各地の復興に回されるべき人も資材もカネも東京に一極集中し、棄民が進行してしまっている。
 たった二週間のたかが商業イベントのために、他に優先すべき差し迫った課題を放置して巨額の税金が投入されている。
 終了後もその負債が国民に塗炭の苦しみを強いるであろうことは間違いない。

 そして、冒頭の猛暑の話題に戻る。
 常識で考えれば、灼熱地獄の7〜8月の東京で、大規模スポーツイベントなどできるわけがない。
 前回の昭和東京オリンピックでも、計画段階で猛暑の夏は「不適」と否定され、10月にスライドして開催されている。(その名残が10月の「体育の日」)
 ヒートアイランド化が進行する以前の時代ですら、そのような判断が下されているにも関わらず、欧米のスポーツイベント開催スケジュールに合わせる形で、狂気の真夏開催がごり押しされようとしているのだ。
 これも要はカネであって、アスリートのためでも観客のためでもない。
 このまま夏季オリンピックが強行されればどうなるか?
 東京の酷暑を知らない海外からの観戦客が大量に押し寄せ、日本人観戦客との相乗効果で、会場や交通機関はまさに「ごった煮」状態になるだろう。
 熱中症で人がバタバタと倒れ、暑さとストレスでぐつぐつと煮えたぎった群衆は一体どうなることか……
 わたしは今でも五輪そのものに反対なのだが、百万歩譲って開催するにしても、真夏だけは避けるべきではないだろうか。

 と、ここまではかなり以前から考えていた。
 それに加え、ごく最近になってから、新たな問題点があるらしいことを知った。
 以下の新刊書に、その問題点が詳細に語り尽くされている。


●「ブラックボランティア」本間龍(角川新書)

 帯の紹介文を引用してみよう。

・肥えるオリンピック貴族、タダ働きの学生たち
・2020年、東京五輪のスポンサー収入は推定4000億円以上。
・ボランティア11万人は、10日間拘束で報酬ゼロ、しかも経費は自己負担
・組織委と電通が隠す搾取の仕組みとは
・そもそもボランティアに無償という意味はない
・募集対象に入っていない「シニア」、その理由
・研修が有料のことも。自己負担額が膨れ上がる
・「#Tokyoインパール2020」がSNSで広がる

 帯に並んだ項目だけでも問題点が浮き彫りになっている。
 もう少しネタバレすると、本来ならボランティアの主力になりそうなシニア層が募集対象に入っていない理由は、要するに「暑さで死なれると困るから」である。
 替わって学生ボランティアが「やりがい」「単位」「就活に有利」等をエサに、無報酬で8時間労働×10日間、灼熱の過酷な労働に駆り出されようとしているのだ。
 明らかに問題があるにもかかわらず、主要な新聞社のほとんどが五輪の協賛に入っているため、メディアで話題にされることはないという。

 著者の作家・本間龍は、博報堂出身。
 巨大広告産業の裏面に詳しく、これまでにも原発広告や、広告規制のない国民投票法の問題点について、刺激的な著書を連発してきた。


●原発プロパガンダ(岩波新書)
●広告が憲法を殺す日 国民投票とプロパガンダCM (集英社新書)


 最近はTwitterにおいて、東京五輪の「学徒動員」に対し、鋭い警告を発し続けている。

 本間龍Twitter

 Twitterで良く使用されているハッシュタグ、#Tokyoインパール2020は、本間龍の創案である。
 旧日本軍の史上最悪の愚策と、現代日本の狂気とを重ね合わせた傑作だと思う。
 興味のある人は「インパール作戦」「白骨街道」などで検索してみると良い。

 現時点の私の意見をまとめると、以下の三点に絞られる。

1、理想的には五輪返上
2、最悪でも10月開催
3、ボランティアの名を借りた「学徒動員」断固阻止

 五輪返上については現状少数派であることは承知している。
 正直実現は難しいだろう。
 しかしそれ以外の二つ、「10月開催」「学徒動員阻止」については、政治的な左右の立場を超えて広く賛同者を集め、実現させることも可能ではないかと思う。

 私は祭や縁日が大好きな人間だが、来る東京五輪は庶民のための祝祭では決してない。
 あえてカテゴライズするなら「完全に時代遅れになっているのに止められない巨大公共事業」の範疇に入るのではないだろうか。
 原発とも等質である。

 この話題、折々続けていきたいと思う。
posted by 九郎 at 00:00| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2018年07月14日

勝手に応援「うなぎ絶滅キャンペーン」

 Twitterをやっていると色々面白いことをやっている人を見かける。
 最近一番感心してしまったのが、以下のアカウント。

 うなぎ絶滅キャンペーン

 今月からの新アカウントで、プロフィールには「絶滅危惧IB類(絶滅する危険性が高い絶滅危惧種)を食べ尽くそうとする現代日本を見つめる」と書かれている。
 主なつぶやきの内容は、以下のようなもの。


>当アカウントはウナギの絶滅に向けて、販売推進を行ってくださる企業様を応援しております。ウナギを絶滅させるにはこうした企業様がなんら絶滅の心配がないかのように販売していただくことがとても効果的です。
>絶滅危惧まで追い込んだのです。絶滅まであと一歩がんばりましょう

>ありがとうございます。
>「絶滅する前に食べておこう」という応援の声をたくさん頂いております。
>みなさんひとりひとりが「絶滅する前に食べておこう」と行動していただければうなぎ絶滅はより早く達成できるかと思います。

>当キャンペーンは「難しくてよくわからないけど店で売ってるんだから食べていいだろ?」という方々によって支えられております

>ニホンウナギが絶滅危惧種であることは識者にはよく知られた事実ですが、ウナギの絶滅を目論む我々一派はこれを隠し、いかに平然とウナギを販売し続けるかが重要です。

>ウナギを食文化として販売禁止などとんでもない、という世論を作ることがウナギ絶滅への着実な一歩となります。


 うなぎ絶滅へむけて、科学的なデータをもとに一つ一つ論証し、絶滅に協力的な企業、非協力的な企業を判別してい、戦略を練る手際は見事である。

 私は先月、以前のような記事を投稿してうなぎ絶滅回避を主張した。

 ナマズの思い出

 しかしながら、このアカウントをフォローして完全に転んでしまった。
 今気づいたが、このキャンペーンは、私がかつて好きだった「死ねしね団」「聖飢魔U」と近似しているのではないだろうか。
 この手の「悪の秘密結社」を本気でやるには、本物の知性がなければ不可能だ。
 ならば、賛同するほかない。

 以後、私は「うなぎ絶滅キャンペーン」を勝手に応援していくことにする。

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 皆さん、今年二度ある土用の丑の日には、是非ともうなぎを食って絶滅を加速させ、共犯者になりましょう!



 追記:この記事、モバイルではうなぎの蒲焼きセールの広告が表示されとる……
posted by 九郎 at 10:08| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2018年07月06日

Gallows Pole 2018

 本日午前、かつての教祖をはじめとするオウム真理教の死刑囚7人が、死刑執行された。
 迫りくる豪雨災害に備えながら、まるで中世の公開処刑のような狂騒に唾を吐く。

 この「縁日草子」は、一つにはあの事件を自分なりに書き留めることを動機として開設された。
 ながらくそれは果たされなかったのだが、ようやく昨年、現時点で書けることは書き尽くした。 

 青春ハルマゲドン-1
 青春ハルマゲドン-2


 なんとなくGALLOWS POLEという歌を聴きながら、嵐の夜を過ごしている。
posted by 九郎 at 23:59| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2018年07月04日

夏休みの工作まとめ(最新2018年版)

 そろそろ夏休みが近づいてきて、工作関連記事へのアクセスが伸びてきました。
 当ブログはもちろん「神仏与太話」がメインの話題なわけですが、随時、工作的な作品の記事もアップしています。
 私としてはほんの息抜きのつもりで上げてきたのですが、アクセス解析を日々眺めていると、メインテーマの記事よりも、そうした季節のおりがみや工作紹介の方が、アクセス数が伸びたりするのがなんとも複雑な心境です(笑) 
 例年7月の後半から8月にかけては、夏休みの工作のネタ探しで検索してこられる皆さんが多いので、まとめ記事にしておきましょう。

【工作の基本素材】
 ホームセンターへ行こう!
 工作キットも良いですが、ホームセンターで端材の詰め放題を利用し、自由に作ってみるのがまずはお勧め。

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 挽き廻しタイプのノコギリが一本あると便利。

●OLFA カッター挽き廻し鋸 217B
 少し大き目のカッターと挽き廻しノコの二種類が一本になっている。
 日常の軽作業や工作に便利。

 着色には木材やプラスチックなど、素材を選ばないアクリル絵具を。

●サクラクレパス 工作用アクリルえのぐセット 10色(金銀入)
 パレットになるケースに、筆もセットされている。
 筆はちょっと使いにくいかもしれないので、ペンキ用の刷毛などを別途購入がお勧め。

【船の工作】
 船の工作まとめ
 海賊流行りが継続中なので、お手軽に作れる工作セットをご紹介。

●「海賊船キット(海洋ものがたり)目指せワンピース【ひとつなぎの大秘宝】」エコール教材 

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 夏休みの工作にまずは普通の海賊船を!
 上掲の海賊船工作キットのパーツをそのまま使用して作ってみました。

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 夏休みの工作「鉄甲船」ようやく完成!
 海賊船工作キット+「アイスの棒」で制作しています。アイスの棒は実際に工作できるほど短期間に集めようとするとお腹に悪いので(笑)、セット販売もあります。

 最近は100均でもアイスの棒のまとめ売りはあるようですので、まずはそちらからでもいいと思います。

 お手軽な船の工作キットとしては、他に以下のようなものがあります。


●「自由工作キット シップ6」加賀谷木材
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 上掲海賊船工作キットは、いかにも「工作」という感じの仕上がりですが、こちらは多少リアルな感じの完成品が作れるようです。
 同セットで、箱写真のような6種類の船の中から一つ選んで作ることができます。
 各種棒や角材がたっぷり入ったセット内容なので、工夫次第でそれ以外にも自由に作れます。
 小学校高学年以上で、図工の得意な人向けですね。
 工作から一歩進んで「模型」に近づいていきたい人にお勧めです。


●「自由工作キット ペットボトルシップ」加賀谷木材
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 ボトルシップというと、ちょっと難易度が高そうなイメージがあると思いますが、このキットはさほど難しくなく、雰囲気のある作品が完成させられます。
 このキットを入り口に、本格的なボトルシップ制作に進んで行くことも、十分可能だと思います。

 記事中紹介したキットは一応amazonのリンクを貼ってありますが、お近くのホームセンターやスーパーの夏休み工作コーナーで、もう少しお安く売っている場合があると思います。
 夏休み後半になると、更に値引きもありかもしれません。

 それから、あまり子供の「夏休みの工作」向けではありませんが、昨年は補陀落渡海船を作りました。

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【手作り楽器】
 カテゴリ音遊びでは、手作り楽器も色々紹介してきました。

 手作り楽器まとめ

 よく作ってきたのは、安価なウクレレキットです。
 縁日ウクレレ

●大人の工作キット ウクレレ BOOK <組み立てウクレレ付>
 このセット、手頃な価格で手作りウクレレが楽しめ、ブックレットもそれなりに充実した内容なので、悪くはないのですが、購入の際は少々注意点があります。
 まず、木工をやったことがない人には組立も塗装もけっこう難しいだろうと言うこと。
 一応完成させることは誰にでも出来ると思いますが、精密な「楽器」レベルにするのは難易度が高くなるので、「そこそこ遊べるオモチャウクレレ」程度に考えておいたほうが良いでしょう。
 夏休みの工作の素材としてなら十分です。

 同包のウクレレキット自体は、学校教材メーカーが販売している以下のものと、たぶん同じ内容。

●木工芸 工芸ウクレレ作り(アーテック)
 値段から分かると思いますが、木材は全てベニヤや集成材で、他のパーツもそんなにいいものはセットされていません。
 私は同じメーカーでもより自作度の高い、以下のセットをよく作っています。

●木工芸 ウクレレ作り
●創作ウクレレ

 これらのセットは、一応弾いて遊べる程度のオモチャウクレレを、とにかく低価格で入手できることができるのが取り柄です。
 私はこの十年ほど同じセットで色々作り続けてきましたが、残念ながら品質は年々落ちてきています(悲)
 木材はけっこう当たり外れがあって、たまにネックの材が「まさかこれバルサじゃねーの?」と舌打ちするほどスカスカだったり、側面版が薄すぎて開封すると既に折れていたりするので注意。
 固定用のゴムバンドが劣化していてちょっと伸ばすだけでバツバツ切れたりすることも、過去にはありました。
 指板は「単に黒いプラスチック板」ですが、一応フレットは使えるレベル。
 付属の弦はなんだか釣り糸みたいな感じなので、市販のウクレレ弦を別途購入して張った方が良いでしょう。
 ちゃんとした楽器を期待すると失望しますが、そのかわり価格が安いので失敗を恐れず、思い切った工作やペイントを楽しむことができます。
 私の作例としては、以下のような「縁日ウクレレ」があります。

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 ここ十年ほど作り続けてきた上掲のウクレレ・キットですが、最近また値上がりした模様。
 円安誘導のアベノミクスは、工作素材の大敵です!!
 十年前は1200円程度で入手できていたのが、5年ほど前、1500円程度に値上がり。
 今年度は定価2000円以上になっているようですね。
 それでも現状、お手軽なウクレレキットを探すなら、やっぱりこれになるかなあ……

 この二年ほどは、上掲のウクレレキットがかなり値上がりしてしまったので、もっと安く簡単に作れるオモチャ楽器はないものかと、百均の木箱を使った弦楽器作りを色々試していました。

 夏休みの工作向けの作例は、こちら。
 百均ボックス三味線
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【プラ鉢鎧兜】
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 100均やホームセンターで売っているプラスチック製の植木鉢から、鎧兜を作りました。
 参照記事は以下に。
 雛形工作:プラ鉢鎧兜
 プラ鉢鎧兜 制作覚書

 よろしければ、各記事でより詳しい解説を参照してください!
posted by 九郎 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ・マップ | 更新情報をチェックする