シヴァとパールヴァティーには、ガネーシャとスカンダという息子達がいる。神話にはいくつかバージョンがあるが、代表的な形を紹介してみよう。
【ガネーシャ】
パールヴァティーは、夫シヴァの留守中に自分の垢を集めて男の子の人形を作った。その人形に命を吹き込んで息子とし、入浴中の警護を申し付けた。
そこへシヴァが帰ってきたのだが、お互いを知らない初対面の二人は「入れろ、入れない」の押し問答になった。二人は激しく戦い、シヴァは苦戦しつつも男の子の首をはねた。入浴を終えたパールヴァティーは、息子の死を知って悲しみ、怒り狂った。
シヴァは償いのためにガネーシャを生き返らせることにした。部下を北に派遣し、最初に出会った生き物の首を持ってくるように命じた。部下は象と出会い、ガネーシャは象頭になった。
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