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2006年05月14日

中春こまわり君

 カテゴリ「大黒」次回更新分の絵を描き続ける日々。毎日少しずつ少しずつ、そろそろゴールが見えて来たか?
 続きを出せない間を利用し、ブログの内容の幅を広げる。
 気がついてみれば早五ヶ月目、いい感じで雑多な縁日の風景が出来上がりつつある気がする。

 話は全く変わるが、前号の「ビッグコミック」から連続三回の短期連載で、山上たつひこ「中春こまわり君」が掲載されている。現在第二回目。
 タイトルから一目瞭然だが、70年代の名作ギャグマンガ「がきデカ」の復活だ。(二年前にも一度復活しているそうなのだが、その作品は見逃してしまった)
 こまわり君は40才、会社勤めの営業マンで、妻子とともにごく普通に暮らしている模様。西城君は同僚の営業マンで、桃ちゃんと結婚している。
 今回のこまわり君は、抑制のかかった不思議な包容力を持っている。40才のこまわり君は、小学生時代のこまわり君がたまに変身していた「バーコード頭のすけべおやじ」ではなく、オールバックの髪型に、身なりもきちんとした勤め人の風情だ。(プロポーションはあのままだけど)
 感情的にも安定し、たまに往年の狂気のギャグを見せてくれるが、それはもはや古典芸能の域で、懐かしい風景を見るように安心できるが、70年代の熱狂はもう無い。祭りはとっくに終わっているのだから、それは当たり前のことだ。
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posted by 九郎 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする