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2006年06月25日

神々の合体3 後戸の神

 伝教大師最澄の開いた天台宗の、第三代座主・慈覚大師円仁。
 密教の奥義を求めて入唐し、約十年の滞在後、帰国。その帰国途上の船中で、彼は謎の神を感得した。その神「摩多羅神(またらじん)」は、円仁に「我は障碍の神、我を崇敬しないならば往生は遂げられぬ」と告げたと言う。後に延暦寺常行三昧堂の守護神として祀られた。
 念仏や阿弥陀経の守護神にして、敬わない者の往生を妨げる神。念仏会には本尊の後戸に祀られる秘密の神…
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posted by 九郎 at 17:31| Comment(2) | TrackBack(1) | 大黒 | 更新情報をチェックする