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2006年11月05日

切り絵とCG

 私はこのようにブログを運営し、CG作品を発表したりしているけれども、生来のアナログ人間だ。PCをいじり始めたのが三年前で、それ以前は骨董品のようなワープロを使用し続けていた。
 PCを始めてからも、なかなか絵を描くことには使わなかった。私は保守的な所があって、旧来のやり方を守りたがる傾向がある。犬が餌の中の嫌いなものをきれいにより分けて食べるような、ああいう頑固さがある。
 「わざわざ慣れないCGに手を出さんでも、手描きでなんでもできるわい!」
 という、アホなこだわりがあったのだ。

 そんな私がCGに手を出し始めたのが二年前のこと。きっかけは「切り絵」だった。切り絵作品の主線を切り出した後、どのように色を入れるか考えていたときに、ふと「PCを使ってみるか」と思い立ったのだ。
 Windowsマシンには「ペイント」というグラフィックソフトが付属していて、簡単な画像処理が出来るらしいことは知っていた。ためしに切り絵作品をスキャンし、「ペイント」を起動してみた。
 「ペイント 使い方」と言うキーワードで検索してみると、丁寧に解説してあるサイトがいくつも見つかり、参考になった。

 実際、着色にPCを利用してみて、私はその便利さに目を見張った。
 失敗を気にすることなく何パターンも配色を試すことができ、しかもその処理のスピード感といったら・・・
 「切り絵」と言う手法がCGになじみやすいことも幸いした。
 中間色を使わないある意味デジタルな手法なので、「図」と「地」の関係がはっきりしており、グラフィックソフトと相性が良かった。
 こうして私は「ペイント」を皮切りに、CGの世界に足を踏み入れることになった。「ペイント」は様々なグラフィックソフトの入門として最適で、私はこの二年間、様々なグラフィックソフトを試すようになり、すっかりCGが気に入って今に至るのである。

 前回アップした「四神」の中から、「青龍」を題材に「ペイント」の使用例を示してみよう。
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posted by 九郎 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 紙(カミ) | 更新情報をチェックする