2006年12月17日

奇妙な記憶4

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 祖父母宅は、古墳のような小山と、小川の流れに挟まれた小さな村にあった。小山の麓には道が三本、横に平行に通っており、各所で何本か、縦につながっていた。
 一番上段の水平移動道の片端、山に向かって右手に祖父母宅があり、反対側の左端には「観音さん」の御堂があった。その御堂から石段をおりると公園があり、山手に登ると村の墓場があった。
 小山の麓を流れている小川には欄干のない小さな橋が架かっていて、それを渡ってしばらく田んぼ道を歩くとバス道があった。それを更に超えるとまた川沿いの土手があって、通園に使っていたのはその土手の上の道だった。
そうしたごく狭い範囲が、幼い頃の私の世界だった。
 小さな世界ではあったけれども、祖父母宅周辺は十分に田舎で、幼児の遊びのネタが尽きることは無かった。
posted by 九郎 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 原風景 | 更新情報をチェックする