【2月の予定】
昨年2月は節分テーマでカタッてみましたが、今年はその関連で金烏玉兎を扱ってみます。
今しばらくの準備期間の後、スタート予定。
寒暖の差が激しい日が続いています。「節分」は本来、旧暦で考えるもので、今の日付は一ヶ月ぐらい早いわけですが、今年の暖冬傾向ではちょうど「節分的気候」が訪れている感じがしますね。
私の目と鼻にそなわった「花粉レーダー」が、わずかに反応をはじめているようです……
【ロゴ画像変更】
昨日から変更しています。
フリーで使いやすいflashアニメ作成ソフトを見つけたので、さっそく試してみました。とりあえず簡単な機能を使ってみただけですが、私のような全くの初心者にも自分の絵を動かせました(笑)
作れたのはソフトのおかげ。ブログに貼り付けられたのはネット検索のおかげ。
flashアニメのファイルを扱ったのは初めてですが、これでファイルサイズが152KBしか無いとは…… なるほど便利な形式ですね。
flashを見る

2007年02月01日
2007年02月05日
ブログサービス・メンテナンスのお知らせ
メンテナンスが行われるそうです。
【期間】2007年2月6日(火) 午前02:00-午後14:00
「縁日草子」の更新も少々滞っておりますが、
今しばらくお待ちを……
ブログパーツで付けた音遊びのオモチャ、けっこう楽しめます。
【きれいに聞こえ易いコツ】
・縦列には2連続で音を並べず、一個飛ばし・三個飛ばし等、奇数個飛ばしで並べる。
・横列についても2、4、8など偶数セットでパターンを作る。
・Tempoは半分以下に抑え、あまり速くしない。
慣れてくると、音域を縦四層ぐらいに分けて、下からドラム、ベース、伴奏、メロディと言う風に、バンドっぽい音を鳴らすことも可能!
私も数々の名曲(?)を作りましたが、保存できないので皆様にはお聞かせできません。残念!
音が邪魔な人は、Volumeを最小にしておくと、その設定は次回以降も継続されるようです。
【期間】2007年2月6日(火) 午前02:00-午後14:00
「縁日草子」の更新も少々滞っておりますが、
今しばらくお待ちを……
ブログパーツで付けた音遊びのオモチャ、けっこう楽しめます。
【きれいに聞こえ易いコツ】
・縦列には2連続で音を並べず、一個飛ばし・三個飛ばし等、奇数個飛ばしで並べる。
・横列についても2、4、8など偶数セットでパターンを作る。
・Tempoは半分以下に抑え、あまり速くしない。
慣れてくると、音域を縦四層ぐらいに分けて、下からドラム、ベース、伴奏、メロディと言う風に、バンドっぽい音を鳴らすことも可能!
私も数々の名曲(?)を作りましたが、保存できないので皆様にはお聞かせできません。残念!
音が邪魔な人は、Volumeを最小にしておくと、その設定は次回以降も継続されるようです。
2007年02月10日
火の神Flash
新カテゴリがスタートできるまでに今しばらくかかりそうなので、間つなぎのネタを一つ。
件のFlash作成フリーソフト等を使って遊んでみました。
件のFlash作成フリーソフト等を使って遊んでみました。
2007年02月12日
北野天満宮
天神様にいざなわれ、京都の北野天満宮へ。
静かな町並みの間を縫う、小さな電車に揺られつつ。

下手するとバスより小さな一両編成の電車は、物凄くアットホームな雰囲気だ。私のようなよそ者には、微妙に「勝手に上がりこんでしまった」感覚が付きまとう。別に地元の人が観光客を疎外しているわけではないのだが。
頭の中ではなんとなく「通りゃんせ」のメロディが繰り返される。

今、北野天満宮の境内では梅の花が咲き始め。今年は気温も高く、春の訪れは早そうだ。
白、紅、黄の色と香りに彩られた境内は華やかで、強い情念を遺して「天満大自在天神」となった菅公の姿とは、一応違う印象を受ける。

神域には多数の神牛の像がある。「北野天神縁起絵巻」にも随所で登場する牛たち。シヴァ神の息づかい。
そして、梅。
今、北野天満宮に行くと、いかに菅公が梅を愛しているかがよくわかる。
静かな町並みの間を縫う、小さな電車に揺られつつ。

下手するとバスより小さな一両編成の電車は、物凄くアットホームな雰囲気だ。私のようなよそ者には、微妙に「勝手に上がりこんでしまった」感覚が付きまとう。別に地元の人が観光客を疎外しているわけではないのだが。
頭の中ではなんとなく「通りゃんせ」のメロディが繰り返される。

今、北野天満宮の境内では梅の花が咲き始め。今年は気温も高く、春の訪れは早そうだ。
白、紅、黄の色と香りに彩られた境内は華やかで、強い情念を遺して「天満大自在天神」となった菅公の姿とは、一応違う印象を受ける。

神域には多数の神牛の像がある。「北野天神縁起絵巻」にも随所で登場する牛たち。シヴァ神の息づかい。
そして、梅。
今、北野天満宮に行くと、いかに菅公が梅を愛しているかがよくわかる。

2007年02月15日
涅槃会
2月15日は「涅槃会(ねはんえ)」で、お釈迦様が入滅されたと伝えられている日。もちろん史実そのものではないのだろうけど、ともかく中国・日本ではそのように伝えられてきた。
私はこの行事自体にはさほど馴染みはないのだが、お釈迦様の入滅時を描いた「仏涅槃図」は、昔から好きだった。仏像彫刻が好きだった祖父の資料の中に、確かこの図のカラー版があって、幼い頃の私は興味を惹かれたのだ。
中央に瞑目したお釈迦様が横たわっており、その周囲には多数の仏弟子達が嘆き悲しみ、さらにその周りには動物達までが悲嘆にくれている。
悲しい場面のはずなのに色彩は鮮やかで、明るく楽しげな雰囲気すら漂っている不思議な図像だった。
アジアにおいては、横たわったお釈迦様の「涅槃像」は、坐像や立像以上にポピュラーだ。よく巨大な黄金色の涅槃像が、旅行パンフレット等でも紹介されている。腕を枕に横たわるお釈迦様の姿はまるでゆったりくつろいでいるようで、死の暗い影はあまり感じられない。
神話の類型の一つとして「この世の始まりに生まれた巨人が死に、その死体が世界となり、生物が生じた」と言うパターンがある。アジアで広く涅槃像が愛されるのも、もしかしたら「横たわる巨人から世界が生まれた」と言う原型が、人々の心の片隅に残存しているからかもしれない。

そう言えば今日は涅槃会だったと気付いた時、同時にふとある情景が頭をよぎった。私は山が好きでよく歩くのだが、山中でよく見かけるような「倒木」のイメージが浮かんだのだ。
木が倒れ、風雨に晒されるうちに朽ちて、そこに新しく草木が芽吹いている。
そんな情景に何度となく山で出会った。
私はこの行事自体にはさほど馴染みはないのだが、お釈迦様の入滅時を描いた「仏涅槃図」は、昔から好きだった。仏像彫刻が好きだった祖父の資料の中に、確かこの図のカラー版があって、幼い頃の私は興味を惹かれたのだ。
中央に瞑目したお釈迦様が横たわっており、その周囲には多数の仏弟子達が嘆き悲しみ、さらにその周りには動物達までが悲嘆にくれている。
悲しい場面のはずなのに色彩は鮮やかで、明るく楽しげな雰囲気すら漂っている不思議な図像だった。
アジアにおいては、横たわったお釈迦様の「涅槃像」は、坐像や立像以上にポピュラーだ。よく巨大な黄金色の涅槃像が、旅行パンフレット等でも紹介されている。腕を枕に横たわるお釈迦様の姿はまるでゆったりくつろいでいるようで、死の暗い影はあまり感じられない。
神話の類型の一つとして「この世の始まりに生まれた巨人が死に、その死体が世界となり、生物が生じた」と言うパターンがある。アジアで広く涅槃像が愛されるのも、もしかしたら「横たわる巨人から世界が生まれた」と言う原型が、人々の心の片隅に残存しているからかもしれない。

そう言えば今日は涅槃会だったと気付いた時、同時にふとある情景が頭をよぎった。私は山が好きでよく歩くのだが、山中でよく見かけるような「倒木」のイメージが浮かんだのだ。
木が倒れ、風雨に晒されるうちに朽ちて、そこに新しく草木が芽吹いている。
そんな情景に何度となく山で出会った。
2007年02月16日
おん かかか びさんまえい そわか

もう十年ぐらい前になるだろうか、ちょうどこの季節、とある梅園に散策に行った折、小さな白梅の盆栽を一鉢購入した。それから毎年、自室ベランダでささやかな梅見を楽しんでいる。
全くの素人が自己流で世話をしているので、一時期樹勢が弱まったこともあったが、なんとか持ち直した。
気温の不安定な今年の冬、それでも我が白梅の蕾は膨らみきって、この週明けにも咲き始めそうだ。
2007年02月17日
カテゴリ追加
カテゴリ「金烏玉兎」を追加設定。
明日からスタート、、、、できるかな?
もったいぶっているお詫びに、チラッと画像を一枚。

何年か前に「金烏玉兎」をテーマに描いた創作曼荼羅です。
今回はちょっと違った感じになるかもしれませんが、ひとまずアップ。
明日からスタート、、、、できるかな?
もったいぶっているお詫びに、チラッと画像を一枚。

何年か前に「金烏玉兎」をテーマに描いた創作曼荼羅です。
今回はちょっと違った感じになるかもしれませんが、ひとまずアップ。
2007年02月19日
小さな雛型からコツコツと
すみません、「金烏玉兎」は今しばらく。
そろそろ三月三日が近いので、折り紙で雛人形が出来ないかと調べてみました。いくつか折り方が見つかったのですが、気に入ったのはやはり河合豊彰さんの本に載っていたもの。
とりあえず普通の折り紙で試作。

三月三日までに、和紙で折って細工を加えられればいいのですが、さてどうなるか。
写真を撮る時に「あれ? 左右はどうだったかな?」としばし考え、フジワラノリカを思い出しながら並べたことを補足しておこう(笑)
おりがみ雛人形に関する記事は、以下にまとめてあります。
おりがみ雛人形まとめ
そろそろ三月三日が近いので、折り紙で雛人形が出来ないかと調べてみました。いくつか折り方が見つかったのですが、気に入ったのはやはり河合豊彰さんの本に載っていたもの。
とりあえず普通の折り紙で試作。

三月三日までに、和紙で折って細工を加えられればいいのですが、さてどうなるか。
写真を撮る時に「あれ? 左右はどうだったかな?」としばし考え、フジワラノリカを思い出しながら並べたことを補足しておこう(笑)
おりがみ雛人形に関する記事は、以下にまとめてあります。
おりがみ雛人形まとめ
2007年02月21日
晴明神社
北野天満宮に早咲きの梅を見に行った日、足を伸ばしてもう一つの神社に参拝してきた。

今はもう、ごく普通の橋にしか見えない「一条戻橋」のほど近く、五芒星ののぼりを目印に進むと、その神社はある。

陰陽師・安倍晴明を祀る晴明神社である。
昔の戻橋は境内に保存されている。
晴明伝説を再現した式神像とともに。

奥に見えるコンテナ状のものは、神社公認のグッズ販売所。
神社の隣には、非公認(?)のグッズ販売店もある。

境内には他に、イラストで晴明伝説を略述したパネル展示があり、↓このようなものもある。

現代における陰陽師人気の高さがうかがわれる。
天満宮とともに参拝したのは、晴明伝説の中に菅公の怨霊を鎮めたエピソードがあるからだ。平安朝最強の怨霊を見事鎮めた伝説は、時代的には一致しているが、史実かどうかは不明。
安倍晴明は実在の人物だが、多くの架空の物語を背負っている。背負えるだけの素養を持った人物であった、という表現も出来る。
そして、物語の中での晴明の、怪しの力の源泉と目されたのが、「金烏玉兎」という書物なのだ。

今はもう、ごく普通の橋にしか見えない「一条戻橋」のほど近く、五芒星ののぼりを目印に進むと、その神社はある。

陰陽師・安倍晴明を祀る晴明神社である。
昔の戻橋は境内に保存されている。
晴明伝説を再現した式神像とともに。

奥に見えるコンテナ状のものは、神社公認のグッズ販売所。
神社の隣には、非公認(?)のグッズ販売店もある。

境内には他に、イラストで晴明伝説を略述したパネル展示があり、↓このようなものもある。

現代における陰陽師人気の高さがうかがわれる。
天満宮とともに参拝したのは、晴明伝説の中に菅公の怨霊を鎮めたエピソードがあるからだ。平安朝最強の怨霊を見事鎮めた伝説は、時代的には一致しているが、史実かどうかは不明。
安倍晴明は実在の人物だが、多くの架空の物語を背負っている。背負えるだけの素養を持った人物であった、という表現も出来る。
そして、物語の中での晴明の、怪しの力の源泉と目されたのが、「金烏玉兎」という書物なのだ。
2007年02月23日
晴明の秘伝書

実在の平安朝役人としての安倍晴明とは別に、後世に成立した数々の陰陽師・晴明伝説。その物語の中で活躍する晴明はまさに超人、それもかなり怪しい光を放つ異様な超人として描かれている。
物語の中の晴明は「葛の葉」という霊狐を母に持ち、少年時代には助けた蛇に連れられて竜宮城に赴き、妖怪・玉藻前を調伏し、唐に渡って仙人に秘法を伝授され、宿敵・芦屋道満と激しい術比べを繰り広げる。
もちろん史実ではないのだが、晴明と道満の最後の戦いは、実はある書物の争奪戦でもあった。
その書物こそが「金烏玉兎」だったのだ。
このカテゴリ「金烏玉兎(きんうぎょくと)」では、この伝説の書物について絵と文章で紹介してみたいと思う。