
今はもう、ごく普通の橋にしか見えない「一条戻橋」のほど近く、五芒星ののぼりを目印に進むと、その神社はある。

陰陽師・安倍晴明を祀る晴明神社である。
昔の戻橋は境内に保存されている。
晴明伝説を再現した式神像とともに。

奥に見えるコンテナ状のものは、神社公認のグッズ販売所。
神社の隣には、非公認(?)のグッズ販売店もある。

境内には他に、イラストで晴明伝説を略述したパネル展示があり、↓このようなものもある。

現代における陰陽師人気の高さがうかがわれる。
天満宮とともに参拝したのは、晴明伝説の中に菅公の怨霊を鎮めたエピソードがあるからだ。平安朝最強の怨霊を見事鎮めた伝説は、時代的には一致しているが、史実かどうかは不明。
安倍晴明は実在の人物だが、多くの架空の物語を背負っている。背負えるだけの素養を持った人物であった、という表現も出来る。
そして、物語の中での晴明の、怪しの力の源泉と目されたのが、「金烏玉兎」という書物なのだ。