2007年04月07日
托胎霊夢(たくたいれいむ)
明日4月8日は「はなまつり」、お釈迦様生誕の日と伝えられる。
母親、摩耶夫人(まやぶにん)は懐妊にあたって、黄金の六本牙を持った白い象が、右脇から胎内に入る夢を見たという。
お釈迦様が兜率天(今は弥勒菩薩が修行している)から象に乗って母の胎内に下生してきたというお話もある。
月満ちて摩耶夫人はお釈迦様を生むが、七日目には亡くなってしまう。
神秘的な逸話に装飾されたお釈迦様の出生で、どこまでが史実かはわからないが、この「母の死」のくだりには、なぜか生々しさを感じる。