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2007年07月31日

みかぐらうた

 天理教の中心地「おぢば」にある神殿には、誰でも自由に入ることが出来る。もちろん係の人は各所に居るけれども、門や受付で来意を告げるプロセスは無い。天理本通のアーケードを抜けると、神社の縁日のような出店がいくつかある。それを通過してから神殿までに、とくに関門は存在しない。
 大きなお寺のような神殿も、造りは非常に開放的で風通しが良い。何らかの祭典の折には人出があるのだろうが、普段はあちらこちらに参拝の人がいる程度だ。このあたりは一般の神社仏閣と変わる事は無い。
 神殿は中心に当たる「甘露台」に向けて、四方から参拝する形式になっている「四方正面」という形式で、この点は普通の神社とは違う。
 参拝対象の「甘露台」では、祭典の時には「かぐらづとめ」が行われる。泥海神話をイメージさせる装いの十人が、甘露台を中心にゆったりと舞う、天理教独特の儀礼だ。当ブログのどろのうみ14は、その風景を元に絵を描いたものだ。
 平常時でも参拝した信徒の皆さんが、三々五々畳に座って「てをどり」を行っている。本来は物凄くゆったりとしたメロディなのだが、若い人のテンポは少し早めで、レゲエみたいにも聞こえる。続きを読む
posted by 九郎 at 23:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 泥海 | 更新情報をチェックする