2007年09月13日

山のあなたの空遠く

 以前、カテゴリ原風景奇妙な記憶山の向こうへと言う記事の中で、私の記憶の底に残る「前面に水の流れ、背後に山」という空間認識を紹介したことがある。
 この「前面に水の流れ、背後に山」という原型は、偶然かどうかわからないけれども、今思えば風水説による空間認識の基本形とも通じるものだった。

 あの山の向こうには何がある?
 もっと高い山がある。
 そのまた向こうには何がある?
 もっともっと高い山がある。
 そのまた向こうには……

 こうした問いと答えは、おそらく山の麓に生活する人間が、古来素朴に積み重ねてきた空間認識だったことだろう。
 数学の国・印度では、こうした空間認識を非常に精緻な宇宙観にまでまとめ上げ、やがて仏教の「須弥山宇宙」が作り上げられていくことになる。

 当ブログでは以前に一度、簡単ながら須弥山宇宙について取り上げたことがある。今回のカテゴリ須弥山では、更に詳しく紹介してみたいと思う。

 参考図書の紹介はこちら
posted by 九郎 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 須弥山 | 更新情報をチェックする