2007年09月21日

柘榴

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 近所に何箇所か柘榴の木があり、赤い実がはち切れそうに膨らんでいる。もうすぐ割れて中のつややかな粒々が見えるだろう。

 子供の頃、家の庭には、母親が好きで植えた様々な植物があった。中には柘榴や木苺など、口にできるものもあった。秋の柘榴のすっぱい味が懐かしい。

 高校生の頃、デッサンの練習を積んでいたとき、庭の植物をよく描いた。今回柘榴をスケッチしてみて、鉛筆一本でひたすら身のまわりのものを描き続けていたあの頃の記憶も蘇ってきた。


 仏教では鬼子母神の神話に、柘榴のエピソードが出てくる。
 自らは500人の子供を持つ鬼神の妻・訶梨帝母(かりていも)は、人間の子供を盗っては喰う恐ろしい鬼女だった。お釈迦様は彼女が溺愛していた末娘を隠し、悲嘆を与えることによって、他の母親たちの悲しみを知らせ、改心させた。
 そして「どうしても子供を食べたくなったときには、代わりにこれを食べよ」と、人肉の味がする果実を手渡した。
 それが柘榴の実だった。


 私がこのエピソードを始めて知ったのは、夏目雅子、堺正章主演のTVドラマ「西遊記」で、たしか和田アキ子が鬼子母神役を熱演していた。


 
 色々思い出すなあ(笑)
posted by 九郎 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする