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2008年10月27日

図像覚書8 文殊菩薩

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【文殊菩薩】
 「三人寄れば文殊の知恵」のことわざでお馴染みの仏様。
 釈迦三尊の内の一尊であり、胎蔵曼荼羅中台八葉院にも入っている代表的な仏菩薩で、ことわざ通り仏の智慧を象徴する。
 大乗経典の中ではお釈迦様の説法を聞く弟子の中に「文殊師利法王子」として登場する。弥勒菩薩とともに実在の仏弟子がモデルになったのだろう。
 獅子に乗る姿でも表現され、多くは右手に剣を構えている。切れ味鋭い知性を感じさせるお姿だ。
posted by 九郎 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 神仏絵図覚書 | 更新情報をチェックする

2008年10月29日

図像覚書9 普賢菩薩

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【普賢菩薩】
 文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍をつとめる代表的な菩薩。
 頭に五智の宝冠をかむり、右手に金剛杵、左手に金剛鈴を持つ姿は金剛薩たと共通している。「金剛杵は男性原理、金剛鈴は女性原理を表現する」と解釈されることもある。図像は各種あって、白象に乗った姿の図像も多い。
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2008年10月30日

図像覚書10 地蔵菩薩

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【地蔵菩薩】
 この菩薩については、これまでにもカテゴリ地蔵で概観してきた。
 大地の力を表現した地蔵菩薩は、元々はお釈迦様が王子だった頃の姿を下敷きにした菩薩形が基本なのだが、日本では年若い僧の姿である声聞形の人気が高い。
posted by 九郎 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 神仏絵図覚書 | 更新情報をチェックする