2008年12月08日
色究竟天
12月8日は釈尊成道会。史実はともかくとして物語の主人公としてのお釈迦様が悟りを開いた日とされている。
菩提樹の根元に座した菩薩が徐々に深い禅定に入り、身はその場にありながら、同時に須弥山はるか上空の欲界最高所を抜け、色界、無色界の境地に達した末に、色界の最高所「色究竟天(しきくぎょうてん)」において成道を果たしたと伝えられている。
欲に支配された第六天以下の欲界を超えた色界は、仏道を修めた禅定者が入る世界。この更に「外」には無色界が広がっているのだが、お釈迦様は何故かより高度な無色界ではなく、色界の最高所を選んで成道し、後には涅槃に入ったとされている。
このあたりになると、私の乏しい理解力を大きく超えてしまっているが、今後も少しずつ少しずつ、お釈迦様の物語を味わってみたい。