2009年01月02日

牛頭天王

 カテゴリ節分では、節分行事と牛頭天王、スサノオの関連について概観してきた。
 牛頭天王は祇園で祀られるなど、人気の高い神様であるが、その人気の割には定番図像が無く、発祥もわかりにくい謎の神だ。
 牛頭天王像は実に様々な姿で描かれ、造られている。三面のもの、四臂のもの、密教の明王に似た姿のもの、日本の神代風のものなど色々あるが、多くは頭上に牛頭を頂いている点で共通している。
 中でも私が気になるのは、現在愛知県にある興禅寺に所蔵されているという木像だ。まだ写真でしか見たことが無いのだが、ただならぬ雰囲気は十分伝わってくる。いつか是非、実物を拝観してみたい像だ。
 素朴な造りの古い木像で、頭部中央に馬(?)の顔、その左右に角の生えた童子のような顔、そして頭上には牛頭をのせている。三面十二臀で手には各種の持物を持っているが、それが何なのかは定かではない。
 顔立ちは円空仏に少し似ていて可愛らしくも見えるが、じっと見ているとだんだん恐ろしいような気分になってくる。
 今回はその、私が感じた「恐ろしさ」の部分を強調して、一枚イラストを描いてみた。

setu-13.jpg


 念のために確認しておきますが、元の木像はもっとかわいい感じですよ(笑)
posted by 九郎 at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 節分 | 更新情報をチェックする