2009年01月04日

カテゴリ「節分」参考図書2



●「陰陽師―安倍晴明の末裔たち」荒俣宏(集英社新書)
 このカテゴリ節分で概説してきた備後国風土記の世界から続く、岡山県や四国の現代における陰陽道の風景を紹介した一冊。日本の各地域には、消滅しつつあるとは言え、まだまだ古い民俗が残されていることがわかる。
 陰陽道の世界を背景にこの地域で生まれた新宗教、金光教についても触れられている。

●「金光大神の生涯」村上重良(講談社)
 記事金神天地金乃神で紹介した金光教の教祖についての伝記。著者は如来教、黒住教、金光教、天理教、大本教など、江戸〜明治期の新宗教に関する第一人者。新宗教の流れを時代背景とともに俯瞰した視点で、非常に理解しやすい。
 古い本なのでやや入手困難か。

●「出口なお 王仁三郎の予言・確言」出口和明(みいづ舎)
 記事艮の金神スサノオで紹介した新宗教・大本についてはこの一冊。
 著者は大本聖師・出口王仁三郎の孫にあたり、出口なお・王仁三郎の数奇な生涯を小説化した長編「大地の母」が主著。「大地の母」は一般的知名度は低いが知る人ぞ知る名作で、古武術研究の甲野善紀氏や、宗教学者の島田裕己氏も高く評価している。
 本来ならば「大地の母」を強くお勧めしたいところなのだが、なにぶん文庫サイズで全十二巻の長編なので、今回は一冊でまとまったものを紹介。大本の解説本は各種あるが、王仁三郎となおの激しい対立「火水の戦い」についてきちんと触れてあるものは数少ない。
posted by 九郎 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 節分 | 更新情報をチェックする