2009年02月06日

鬼を統べる神

 牛頭天王のルーツは、強いて遡れば世界中に古くから存在する牛頭人身の神々のイメージに連なるかもしれないが、直接的には大陸から朝鮮半島伝いに渡来した神が、中世日本で似た性格を持つ現地の神と合体して成立した鬼神だろう。
 牛頭天王の図像は様々な種類のものが流布されており、これと言った定番は無い。ただ、頭上に牛の頭を冠し、斧状の武器をかざしていることが多いので、それを目印にすれば同定し易い。
 仏教で言えば天部(仏教流に読み替えられたインドの神々)のような姿で描かれることが多いが、中には多面多臂の明王部のような姿で描かれたものもある。
 今回はそうした明王部的図像を元に一枚描いてみた。
 元図は陰陽道の「神像絵巻」に描かれた牛頭天王像で、カテゴリ「節分」参考図書3で紹介の「陰陽道の神々」斎藤英喜(佛教大学鷹陵文化叢書)のカラー表紙を参照した。

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posted by 九郎 at 22:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 節分 | 更新情報をチェックする