アジサイがあちこちで開花し始めていますね。
毎年この季節になると、道端のアジサイを眺めながら曼荼羅のことを考えています。
そんなテーマでぼちぼち進行していけたらなと予定しています。
5月に書いていた夢枕獏関連の記事に少しずつ加筆していますので、興味のある人は再読してみてください。
現在、カテゴリ和歌浦で雑賀衆のことを記事にするために色々本を読んでいます。
雑賀衆を単独で扱った書籍はほとんど無いのですが、断片的に触れてあるものをかき集めると、和歌浦という地域が単なる「点」ではなく、海を介したネットワークの一つのセンターとして見えてくるようです。
今までバラバラに読んでいた本が、雑賀衆という横糸で次々に繋がって、どんどん内容がわかった気分になれて、ページを繰る手がはずんできます。
著者で言えば網野善彦、沖浦和光、五木寛之などなど。
テーマで言えば海の民、芸能民、河原者などなど。
たまにこういう「どんどん本が読める時期」が来てくれると、本読みにとっては至福の一時ですね。
【ロゴ画像変更】
インド神話から取材しています。
原初の海、大蛇のベッドで眠るヴィシュヌ神
長い永い眠りの中、あるとき体内になにものかが生じる
それは臍から体外に伸び、蓮となって花開く
蓮華の中には創造神ブラフマーが生まれ
かくてブラフマーは世界創造を開始する
宇宙に生じた蓮華から世界が始まるイメージは、仏教の蓮華蔵世界や胎蔵曼荼羅と似ていますし、原初の海に多頭の大蛇が横たわる姿は泥海神話とも似ています。