色々準備中につき記事投稿が滞っているので、たまには時事ネタなど。
機動戦士ガンダム:「台場に立つ」18メートルの雄姿現す
ここ一週間ほど、ネットでもかなり盛り上がっている1/1ガンダムの話題です。残念ながら手足を動かすことは出来ない「立像」だそうですが、細部まで造りこまれた姿は往年のガンダム世代だけでなく、感動を与えているそうです。
屋外の公園スペースで、木立から頭一つ抜け出した大きさの超リアルな「実物大」ガンダムが立っていたら、感動しない方がおかしいですね(笑)
私自身は観に行けそうに無いのが残念ですが、近場にいる皆さんは今すぐダッシュでしょう!
「ガンダム 台場」で検索すると、実見してきたブロガーの皆さんの熱い記事がたくさんヒットします。
制作費はおそらく数億円はかかっており、しかも期間限定の無料公開ということですが、経済効果を考えれば余裕で回収できるんじゃないでしょうか。
すぐに思いつく経済効果としては、このガンダムの足元で、現行の精巧なプラモデルを販売すれば、数百円〜数千円のモデルから一万円を超えるものまで飛ぶように売れることでしょう。お客さんは単にプラモデルを買っただけでなく、払ったお金に替えがたい「この立像を体感できた感動」を形にして持ち帰るわけです。
今回は期間限定ということですが、このガンダムを使い捨てにできるわけがありませんので、今後の展開も次々に開けていくことでしょう。
このガンダム立像が正式公開前からこれだけ盛り上り、経済的にも成功するであろうことが予想されるポイントは、ひとえに「本気で造っている事」に尽きるでしょう。
単に「大きなロボットを置いておけば子供が喜ぶだろう」というような安易な発想でなく、作り手の「真剣さ」「熱さ」が報道写真だけでもビシビシ伝わってくることが素晴らしいです。
ここからやや強引に「神仏与太話」である当ブログ的な話題に繋げますと、故・西村公朝師の作品に「仏像は語る」と言う名著があります。
この本の中に「新しいお寺を建立するとき、お堂か御本尊かどちらを先に造るか」という話題があります。〈新潮文庫版18P〜)
実際にお寺を建立する場面に数々関わってこられた西村師は、「最初に御本尊を造るべし」と勧めておられます。お堂やお坊さんが寝起きする建物は、まずは御本尊をしっかり建て、後は勧進しだいで必要に応じて立替えるのが筋であろうとされています。
今回のガンダム立像、なにやらこうしたお寺の建立話のような経緯を辿りそうな予感もしてきます。今後の動向に注目です。
中身あってのハコモノ。
お堂の建設話が先行では順序が違ってしまいます。