有名な「兎追いしかの山〜」という、あの歌だ。
元々好きな歌で、ふとした時に口ずさんだりしてきたのだが、他でもない「今」聴くと、心の底が揺り動かされる感があった。
今、彼の地では山も里も、川も海も、目には見えないけれども、末期的な汚染を受けつつある。
彼の地だけに限らず、日本の国土、そして蒼海原が刻一刻と汚染され続けている。
私たちのような年代より上の世代には、相対的に影響は少ないだろうが、年若い少年少女や乳幼児、妊産婦、そして物言わぬ生物たちにも、確実に汚染は広がっている。
怒りや危機感を込めた反原発ソングは、チェルノブイリ原発事故当時、今は亡き忌野清志郎さんが熱唱していたものや、今回の原発震災以降も数多く作られているが、この唱歌「ふるさと」を今歌うことは、どんな怒りの表出や論理的プロテストよりも、深く静かに「効く」のではないだろうか。
デモや集会などでもみんなで歌うといいと思った。
……という記事を前から書こう書こうと思っていたのだが、以前14歳の良識という記事で紹介した藤波心さんが、先日行われた集会で、実際に歌っていたそうだ。
やっぱりこの少女は、何か特別なものを持っている。
追記(5月30日)
音遊び「故郷」アップ。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
【唱歌 故郷(ふるさと)】(3分20秒/mp3ファイル/6MB)