2011年08月03日

8月、意外と暑くない

 8月に入りました。
 暑いときは暑いですけど、なんかさほどでもないような。

 節電の必要性について電力会社が喧伝してきた「嘘」を指摘する報道も、ちらちら出てきました。
 電力は足りていますので、節電は無理なくほどほどに。
 日本の美徳「もったいない精神」でやりましょう。
 電力会社の恫喝に乗る必要はありません。
 真夏の昼間のピーク時電力は、割合の低い家庭用電力を少しばかり節約しても大して対策になりません。
 本来は神仏をネタにした与太話ブログなんですけど、たまに原発関連の記事も書きます。
 その手のお話はカテゴリにまとめてあります。

 ロゴflashは当面そのまま。
 「鉄甲船」は現在資料調べ中。

 ぼちぼちやっていきます。
posted by 九郎 at 06:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

夏休みの工作にまずは普通の海賊船を!

 先月、夏休みの工作に信長の「鉄甲船」を!という記事を書き、海賊船が作れる工作セットを紹介したところ、予想以上のアクセスがありました。


●「海賊船キット(海洋ものがたり)目指せワンピース【ひとつなぎの大秘宝】」エコール教材
 やはり流行りものの海賊船は、この夏休みの工作のテーマとして大人気であるようです。
 需要があるみたいなので急遽、工作セットをもう一つ買い足して、鉄甲船ではない普通の海賊船も作ってみることにしました。(もちろん鉄甲船も作ります。しばらくお待ちを)
 
 写真はクリックすると拡大します。

umi-07.jpg


 前回記事で紹介した工作セットの完成見本とはかなり違って見えると思いますが、木材は全てセット内で作っており、買い足していません。
 組み立て解説書通りに作るとけっこう部品が余るので、飾り付けに各所に張り付けて、細部を表現しています。

umi-08.jpg


 木工用ボンドをたっぷり使って組み立て後、全体に「けやき」色の水性ニスを塗り、アクリル絵の具で各ポイントを着色、その上からクリアーのラッカーを薄く何度も吹いています。
 ニスとラッカーの塗膜で木工用ボンドが保護されて、一応耐水性にはなります。
 今回は「飾る」ことを重視して、ゴム動力のスクリューは付けていません。

umi-09.jpg


 帆の部分に使う白いシートはつや消し黒のスプレーで着色。飾り台も同じスプレーを使っています。
 帆柱はメンテナンスと収納を考えて脱着式。

umi-10.jpg


 作ってみて一番ハマったのは、船尾の部分。
 舵らしきものなど、装飾を念入りに施してみました。
 帆船模型の写真では、よくこの船尾方向からの写真が紹介されていますが、今回自分で船の工作をしてみて、作り手の「こっちから見て見て!」という気持ちが理解できました(笑)
 制作時間はゆっくり楽しみながら作って合計8時間ほどでしょうか。
 ボンドや塗料の乾燥時間が必要なので、一気に一日で仕上げるのは難しいと思います。
 2時間ずつ4~5日ぐらいの予定で制作するのが良いでしょう。
 夏休み最後の一日だけで作ろうとすると、楽しくありませんし、たぶん失敗します。
 最低でも3日はとりましょう。


 この記事を読むのは、工作する子供本人ではなく親御さんである場合が多いと思います。
 とくに模型製作には一家言あるであろうガンダム世代の30~40代のお父さん方に、私のこれまでの工作指導経験からいくつかアドバイスを書いておきます。

●あまりかたいこと、むずかしいことは言わず、なるべく好きに作らせてあげましょう。
●アドバイスはデザインではなく主に技術面で。知識と体験が必要なのは、以下のような点です。
 ・サンドペーパーのかけ方
 ・ノコギリやカッターの使い方
 ・絵の具やニスの平坦な塗り方やマスキング
 ・ラッカースプレーの使い方
 実演して見せてあげると、技術面は素直に感心してくれると思います。
●出来れば子供さんと同じような船の工作セットを用意して、それぞれ見せあいながら工作を進めて行くと、楽しくできると思います。あれこれ指示するより大人は「背中」を見せましょう!

 今回はあくまで「工作」で、本格的な模型製作ではありませんが、やっぱり制作にあたっては帆船や海賊船の写真資料が欲しい所です。
 試みに画像検索してみましたが、あまりパッとしないので、安めの資料を紹介しておきます。


●「帆船模型」(保育社カラーブックス)
 私の中の法則に「工作ならとりあえずカラーブックス」というものがあります(笑)
 この本は文庫サイズながら、質の良い帆船模型の写真多数と、作り方の解説が一通り揃っており、価格も安いのでお勧め。
 本格的な帆船模型を本当に作りたいなら、他に資料は必要になってくると思いますが、工作の参考資料にするならこの本で十分です。
 現在、出版社在庫切れのようですが、カラーブックスは古書相場が200円ぐらいで、入手はそんなに難しくないでしょう。

 それでは皆さん、ご健闘を!
 
 鉄甲船はまた後日。

【追記】
 一応水に浮かべる実験をしてみたところ、耐水性も重量も「普通に浮かべて眺める」範囲では問題ありませんでした。
 けっこう甲板ぎりぎりまで水位が来るのですが、やや船首側が浮くのでゴム動力スクリューをつけても大丈夫でしょう。
 写真で赤いラインを引いているあたりが、ちょうど喫水線になりました。

【追記2】
 これ以外の夏休みむけ船の工作キットについて、まとめ記事を書きました。
 夏休み 船の工作キット紹介
posted by 九郎 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

音遊び「白骨の唄」

hk01.jpg


 過ぎゆくお盆に、蓮如の言葉。
 蓮如「御文章」より、白骨章を詠んでみる。


【白骨の唄】(4分13秒/mp3ファイル/7MB)ヘッドフォン推奨!


 蓮如の御文章または御文は、実際に本願寺派で読まれる場合には、特殊な発音が含まれている。
 「白骨章」であれば「ツ」の発音がそうなのだが、今回は一般に聴き取りやすいように普通に発音している。
 他にも伴奏の雰囲気にあわせて多少変えた発声もあるので、正確な読み方が知りたい方は、youtube等で「白骨の章」を検索してみると見つかると思う。

 伴奏に琵琶の音を素材として使ってある。
 戦国期の本願寺には、多数の琵琶法師が出入りしていたことが分かっている。
 琵琶法師は平家物語を語る芸能者であるだけでなく、民間宗教者として様々な経や祭文を唱えていた。
 中には蓮如の言葉を語っていた者もいたかもしれないと想像し、雰囲気で使ってみた。
 
 思いつき優先、とにかく勢いで作ってみた感じ(このブログの「音遊び」はどれもそうだが)なので、今後時間をかけて詰めて行きたいと思っている。


【白骨章】
それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、おほよそはかなきものはこの世の始中終、 まぼろしのごとくなる一期なり。
されば、いまだ万歳の人身を受けたりといふことをきかず、一生過すぎやすし。 いまにいたりてたれか百年の形体をたもつべきや。 われや先、人や先、今日ともしらず明日ともしらず、おくれさきだつ人はもとのしづく、すゑの露よりもしげしといへり。
されば、朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり。 すでに無常の風きたりぬれば、すなはちふたつのまなこたちまちに閉ぢ、ひとつの息ながくたえぬれば、紅顔むなしく変じて桃李のよそほひを失ひぬるときは、六親眷属あつまりてなげきかなしめども、さらにその甲斐あるべからず。 さてしもあるべきことならねばとて、野外におくりて、夜半の煙となしはてぬれば、ただ白骨のみぞのこれり。 あはれといふもなかなかおろかなり。
されば人間のはかなきことは老少不定のさかひなれば、たれの人もはやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、念仏申すべきものなり。 あなかしこ、あなかしこ。


【大意】
 確かなものが何もない人の世の有様をつらつら観ずるに、おおよそ儚い幻のようなものといえば、この世の人間の一生涯だろう。
 万年の命を永らえたという話など聞いたことはなく、一生はまたたく間に過ぎゆく。百年の命ですら、いったい誰が保つことができるだろうか。自分が先か、他人が先か、今日とも知らず明日とも知らず、草の葉の露が根元に落ちてしまうよりも、それはありふれたことだ。
 朝、生命に満ちていた者も、夕には白骨となる。無常の風が吹いたならば、二つの眼はたちまちに閉じ、一つの息はながく絶えて、花のような姿がむなしく失われるときには、親類縁者が集まって嘆き悲しんでも、もはやどうしようもない。そのままにはできないので野辺の送りをし、夜半の煙となってしまえば、あとにはただ白骨のみが残る。そうなってしまえばもはやいうべき言葉もない。
 人の世のはかないことは、老いも若きもかわりがない。誰もみな、はやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深くおたのみし、念仏申すのがよいのではないか。あなかしこ、あなかしこ。
posted by 九郎 at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 音遊び | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

誰か一人が完璧である必要は無い

 書店の原発関連の棚は今のところ維持されている。
 徐々に、福島の事故や原発全般に関する書籍より、放射能関連のものが増えてきている印象を受ける。
 事故そのものよりも、音無く姿無く日常生活を侵しつつある放射能の問題に、関心が移ってきているようだ。
 書店の本棚の一角に原発関連のコーナーが維持されるのは良いことだが、出版点数が増えてくると、どれを手に取ればよいのか迷うケースも出てくるだろう。
 私も何度か知人に質問を受けた。
 自分のような強硬な反原発の主張を持つ人間はさておき、一般にはあまり不安ばかりを煽らず、危機認識もきちんと併せ持ちながら、日常生活の具体的な注意点が平易に表現されているものを勧めるべきだろう。
 最近出たものの中では下記の本が、最初に手にとる一冊としては良いと思った。


●「あなたの家族を守るための放射能の教科書」岩見吉朗,シュガー佐藤(週刊朝日MOOK)
 QandA方式で原発や放射能に関する様々な疑問が平易に解説され、間に挿入されるマンガ部分では「都内で出産を控えた母親」の視線から原発事故とその対応を描いている。
 どちらのパートでも日常生活の中でいかに被曝量を減らすか、再び大きな原発事故が起こった場合どのような行動をとればよいかなど、懇切丁寧に取り上げられていている。
 漫画パート担当のシュガー佐藤は、こうした本であれば適材適所で良い仕事をしており、各所に武田邦彦のインタビューやコラムも入っている。

 
 私は「一般人が日常生活で可能な放射能対策」に関しては、現状では武田邦彦のブログの内容を確認するのがベターだと判断している。
 とくに、放射能対策は、同じく大気中の微粒子が引き起こす花粉症への対処と似ているとする解説は非常に分かりやすく、卓見だと思っている。
 しかしながら、ネット上を中心に武田邦彦の言説に対する批判は多い。
 私自身も「日常生活で可能な放射能対策」以外のブログ記事には、疑問を感じる点、はっきり考え方が違うと感じる点があるのは確かだ。
 だからと言って、納得できる部分の価値まで切り捨ててしまうことはない。
 それはそれ、これはこれだ。
 
 3.11以降の、日本は「放射能のぬるま湯地獄」になってしまった。
 にもかかわらず、本来なら率先して対策を講じる義務のあるはずの国や電力会社の動きは鈍い。
 単に動きが鈍いというよりは、はっきり責任を放棄していると言ってよいと思う。
 公的機関があてにならないこうした状況下では、能力のある個人の意見を注視する必要がある。
 それも誰か一人を熱狂的に祭り上げるのではなく、様々な意見をよく見聞きし、自分自身で判断しながら取捨選択していく必要がある。
 もはや放射能と無縁の生活には戻れないので、自分の人生観を確認しながら日々選択を繰り返すしかなくなったのだ。
posted by 九郎 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2011年08月21日

夏も過ぎゆく

season-109.jpg


 ここ数日、まるで秋だ。
 一週間前はけっこう暑かったのに。
 週末に予定されていた盆踊りも、相次いで中止。
 そんなに急がなくていいよ。

 夏休みの工作……
posted by 九郎 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2011年08月22日

そろそろ鉄甲船でも作るか!

 夏休みもあと実質一週間ほど。
 工作はもう始めないと地獄を見ることを、私ははるか昔に学んだ!
 戦国軍船の資料調べは楽しいが、あくまで工作なのだからあまり調べ過ぎて頭でっかちになっても、かえって作れなくなる。
 ベースになる工作キットをなるべく活かし、なるべく難しいことをせずに、なるべく「鉄甲船」の雰囲気を出していく。


●「海賊船自由工作組立キット」(海洋ものがたり)
 
 色々検討した結果、やっぱり夏休みの木工作品の風合いを出すためにも、「アイスの棒」をメイン素材に使用することにした。
 馬鹿正直に本当に全部アイスの棒で作ろうとするとおなかをこわすので、良い子は賢くセット販売のものを使いましょうね。


●「スティックブロック」

 一口に戦国軍船と言っても、なかなかイメージが湧かないかもしれない。船の資料はこちらの記事で紹介済み。
 信長の鉄甲船は、「安宅船(あたけぶね)」と呼ばれる大型軍船を、一回り大きく、しかも表面に鉄板を装甲した姿で再現イラストが描かれるのが通例になっている。
 本当にそうだったかどうかはさておき、夏休みの工作で作るなら、通説を念頭に置くのが無難。
 安宅型の軍船で一番特徴的なのは、弓鉄砲を避けるための盾板を張り巡らした箱のような船体だ。
 
 だから微妙な曲線はこの際省略して、とりあえずアイスの棒で「箱」を作って船型の板の上にのせてみよう。話はそれからだ!

 工作キットの船体用板に乗るサイズの「箱」を、アイスの棒の長さをなるべくそのままに、木工ボンドででっち上げてみる。

 表面と「フタ」にあたる面。

umi-11.jpg


 裏面と、「底」にあたる面。

umi-12.jpg


 セロテープで仮止めして船体にのせる。

umi-13.jpg


 うん。
 言いたいことはわかる。
 
 寸詰まりだね

 よし!
 今回の作品はSD(スーパーディフォルメ)で行こう!

 あと、安宅型軍船の特徴になるのは船首・船尾の形状と、「箱」の上に乗っかる矢倉か。
 
 サクサク行ってみよう!

(つづく)
posted by 九郎 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2011年08月24日

地蔵盆2011

 8月24日、関西では広く「地蔵盆」が行われる。
 近所の民家内の小さなお地蔵さんがきれいに飾り立てられて、参拝した子供には駄菓子等がふるまわれたりする。
 子供にとっては、夏休みが終わりに近づいたほろ苦さもある。
 少し涼しくなってセミの声が小さくなった寂しさも。


 もうずっと昔に描いたお地蔵さまの小品を見つけた。
 昔の作品を見るのは、自分ではちょっと気恥ずかしいのだが、90年代に描きためていたアクリル小品の最初期のものなので、思い入れは深い。

jizo-39.jpg


 書き添えてあるのは空海の言葉。
 読むたびに新しい印象がある不思議な言葉だ。
posted by 九郎 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(1) | 地蔵 | 更新情報をチェックする

2011年08月25日

木の工作と「鉄甲」の葛藤

 ちょっと物足りなかった船首・船尾に、工作を追加。
 実物の安宅型軍船は、船首部分は大砲搭載なので平たい作りになっていたらしい。
 1cm厚のバルサ板から切り出して、キットの付属パーツを適当に張り付けてみる。
 船首部分のボリュームが増したので、やや「寸詰まり」な感じは緩和された。

umi-14.jpg


 船尾部分もその船の特徴があらわれ易いところなので、ちょっとがんばって工作。
 和船の持つ曲線美は、今回のようなアイスの棒をメインにした工作では望めないのが残念。

umi-15.jpg


 造形と並行して、可能な部分には着色も開始している。
 木の工作の風合いは残したいので、なるべく木材が透けて見えるようにニス塗り。
 ただ、今回は「鉄甲船」なので、鉄の部分は他の木の部分とは区別したい。
 区別はしたいけど、木の風合いも残したい。

 結局、「鉄」部分には黒の水性ステインを塗り重ねることにする。
 必ずしも「鉄」の表現にはなっていないが、「二種類の素材」ということの説明にはなっているだろう。

 あとは「箱」の上に乗せる櫓や帆柱、三か所の砲台を作れば、それなりに見栄えはしてきそうだ。
(つづく)
posted by 九郎 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

ひまわり2011

 この夏、ひまわりにハマっていた。
 ひまわりは夏の花としてはあまりにありふれていて、ずっと眺めることを忘れていた。
 道を歩いているときに物凄く背の高いひまわりがそびえ立っているのを見て、子どもの頃の夏休みの記憶がよみがえってきた。

sf-01.jpg


 小学校の栽培実習で、たしか2年生の時、ひまわりを育てた。
 同じ頃、家の庭の一画がひまわりでいっぱいだったことがあったと思う。
 子供の頃見たひまわりは、見上げるように青空高く、数が植えてあるとまるでジャングルのように感じた。

 大人になってからは、そんな風に「ひまわりを見上げる」という体験は少なくなった。
 背が伸びたせいもあるし、あまり大きく育ったひまわり自体を見かけなくなったせいもある。
 小さく育てたものは良く見かけていたのだが。

 一度気になりだすと、歩いているときはいつもひまわりを探すようになった。
 近所に一本、大きく育てているのがあり、毎日楽しみに開花の様子を観察した。

sf-02.jpg


 ひまわりは、デザインがカッコいいと改めて知った。

sf-03.jpg

 
 日々、花の様子は変わって行く。

sf-04.jpg


 何箇所かお気に入りのひまわりを確保して、それぞれの時期を楽しんだ。

sf-05.jpg


 人間でいえばうなじから後頭部の当たりのデザインが絶品だ。

sf-06.jpg


 ゴッホではないが、ひまわりは枯れても美しい。

sf-07.jpg




 お盆を過ぎた頃、物凄い一本に出会ってしまった。
 通りかかった畑の一角に「彼」はいた。

sf-08.jpg


 背丈はちょうど大人ぐらい。
 うつむき加減に頭を垂れている。
 巨大な葉っぱは着物のように風に揺れる。
 直径5cmほどもある茎が、大地を踏みしめている。

sf-09.jpg


 はじめ私は、誰か人がそこに立っているのかと思った。
 しばらくその場を離れられず、一期一会を楽しんだ。



 今、「彼」はどうなっているのだろうか?
 たまに遠くの畑に思いをはせる。
posted by 九郎 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2011年08月27日

「かわいさ」と「いかつさ」の狭間

 鉄甲船の箱型矢倉の上部を工作する。
 安宅型軍船の場合、ここには館のような「やぐら」が立っているとされる。
 信長の鉄甲船は通常の安宅船よりもサイズが大きく、また信長の派手好みの性格から、城の天守のように立派なものが再現イラストで描かれることが多い。
 中には大小のやぐらが二連で描かれているものもあるが、今回の工作作品は「寸詰まり」のSDなので、寸法的に一つしか作れない。

 組み立てたものを船首側から撮ってみる。

umi-16.jpg


 軍船なのでシンプルな小屋型の方が良いかと思い、アイスの棒で作ってみたのだが、箱型矢倉の上に乗せてみるとなんだか可愛らしい犬小屋がビルの屋上に置いてあるみたいになってしまった。

 これはいかん! 

 と、犬小屋に各種装飾を施し、ディフォルメした中にも「いかつさ」を表現してみた。
 手持ちの角棒や、キットに入っていたパーツなどを適当に貼りまくる。
 工作なのでこういうところは難しく考えずに楽しんでやった方がいい。

 史実としても、この箇所は船大工ではなく城大工が担当していたらしいので、信長の鉄甲船の場合はもしかしたら安土城の天主の面影があったかもしれない。

 船尾側から見ると、こうなる。

umi-17.jpg


 貫通している「棒」は、帆柱。
 知らない人が見ると「ありえん!」と思うだろう。
 私もまだ完全には納得していないのだが、驚くべきことに安宅型軍船の帆柱は、収納時には本当にここを貫通していたらしいのだ。
 安宅船は通常は風を受けて帆走出来るのだが、戦闘時には帆が火責めの標的になり易く、また小回りを利かせるために、帆柱ごと収納して櫓で漕いでいた。
 通常航行時にはこの帆柱を引き抜いて、綱なども使いながら立てていたらしい。
 それはわかるのだが、なぜわざわざここを貫通させる必要があったのだろうか?
 やぐらの横に置いといては駄目なのだろうか?

 ともかく、安宅船の外見的特徴の一つなので、ここはそのまま再現しなければならない。

 一応、帆が立つようにも考えてある。

umi-18.jpg


(つづく)
posted by 九郎 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする