2011年08月10日

夏休みの工作にまずは普通の海賊船を!

 先月、夏休みの工作に信長の「鉄甲船」を!という記事を書き、海賊船が作れる工作セットを紹介したところ、予想以上のアクセスがありました。


●「海賊船キット(海洋ものがたり)目指せワンピース【ひとつなぎの大秘宝】」エコール教材
 やはり流行りものの海賊船は、この夏休みの工作のテーマとして大人気であるようです。
 需要があるみたいなので急遽、工作セットをもう一つ買い足して、鉄甲船ではない普通の海賊船も作ってみることにしました。(もちろん鉄甲船も作ります。しばらくお待ちを)
 
 写真はクリックすると拡大します。

umi-07.jpg


 前回記事で紹介した工作セットの完成見本とはかなり違って見えると思いますが、木材は全てセット内で作っており、買い足していません。
 組み立て解説書通りに作るとけっこう部品が余るので、飾り付けに各所に張り付けて、細部を表現しています。

umi-08.jpg


 木工用ボンドをたっぷり使って組み立て後、全体に「けやき」色の水性ニスを塗り、アクリル絵の具で各ポイントを着色、その上からクリアーのラッカーを薄く何度も吹いています。
 ニスとラッカーの塗膜で木工用ボンドが保護されて、一応耐水性にはなります。
 今回は「飾る」ことを重視して、ゴム動力のスクリューは付けていません。

umi-09.jpg


 帆の部分に使う白いシートはつや消し黒のスプレーで着色。飾り台も同じスプレーを使っています。
 帆柱はメンテナンスと収納を考えて脱着式。

umi-10.jpg


 作ってみて一番ハマったのは、船尾の部分。
 舵らしきものなど、装飾を念入りに施してみました。
 帆船模型の写真では、よくこの船尾方向からの写真が紹介されていますが、今回自分で船の工作をしてみて、作り手の「こっちから見て見て!」という気持ちが理解できました(笑)
 制作時間はゆっくり楽しみながら作って合計8時間ほどでしょうか。
 ボンドや塗料の乾燥時間が必要なので、一気に一日で仕上げるのは難しいと思います。
 2時間ずつ4~5日ぐらいの予定で制作するのが良いでしょう。
 夏休み最後の一日だけで作ろうとすると、楽しくありませんし、たぶん失敗します。
 最低でも3日はとりましょう。


 この記事を読むのは、工作する子供本人ではなく親御さんである場合が多いと思います。
 とくに模型製作には一家言あるであろうガンダム世代の30~40代のお父さん方に、私のこれまでの工作指導経験からいくつかアドバイスを書いておきます。

●あまりかたいこと、むずかしいことは言わず、なるべく好きに作らせてあげましょう。
●アドバイスはデザインではなく主に技術面で。知識と体験が必要なのは、以下のような点です。
 ・サンドペーパーのかけ方
 ・ノコギリやカッターの使い方
 ・絵の具やニスの平坦な塗り方やマスキング
 ・ラッカースプレーの使い方
 実演して見せてあげると、技術面は素直に感心してくれると思います。
●出来れば子供さんと同じような船の工作セットを用意して、それぞれ見せあいながら工作を進めて行くと、楽しくできると思います。あれこれ指示するより大人は「背中」を見せましょう!

 今回はあくまで「工作」で、本格的な模型製作ではありませんが、やっぱり制作にあたっては帆船や海賊船の写真資料が欲しい所です。
 試みに画像検索してみましたが、あまりパッとしないので、安めの資料を紹介しておきます。


●「帆船模型」(保育社カラーブックス)
 私の中の法則に「工作ならとりあえずカラーブックス」というものがあります(笑)
 この本は文庫サイズながら、質の良い帆船模型の写真多数と、作り方の解説が一通り揃っており、価格も安いのでお勧め。
 本格的な帆船模型を本当に作りたいなら、他に資料は必要になってくると思いますが、工作の参考資料にするならこの本で十分です。
 現在、出版社在庫切れのようですが、カラーブックスは古書相場が200円ぐらいで、入手はそんなに難しくないでしょう。

 それでは皆さん、ご健闘を!
 
 鉄甲船はまた後日。

【追記】
 一応水に浮かべる実験をしてみたところ、耐水性も重量も「普通に浮かべて眺める」範囲では問題ありませんでした。
 けっこう甲板ぎりぎりまで水位が来るのですが、やや船首側が浮くのでゴム動力スクリューをつけても大丈夫でしょう。
 写真で赤いラインを引いているあたりが、ちょうど喫水線になりました。

【追記2】
 これ以外の夏休みむけ船の工作キットについて、まとめ記事を書きました。
 夏休み 船の工作キット紹介
posted by 九郎 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする