2011年09月12日

海辺の月

 熊野に毎年行っていた頃、旅の終わりには新宮や那智の海辺でよくゴロ寝していた。
 さんざん山をほっつき歩いた後なので、足は半分壊れ、疲労は溜まりきっている。
 夕方、温泉にゆっくりつかり、天気が良ければ海岸沿いの適当な場所で寝転がって、波音に包まれながら時間を過ごした。
 何年前だったか、那智の海に寝転がった時には、空に素晴らしく綺麗な月が浮かんでいた。
 あたりに人影は無く、まるで私一人だけのためにお月さまがあるような気がして、夢見心地のまま寝入ったり覚めたりを繰り返す贅沢な一夜を過ごした。

kumano-13.jpg


 あの海岸も、今は少なからず台風の被害を受けているのではないだろうか。
 今夜の中秋の名月を眺めながら、遠い彼の地に思いをはせている。



 当ブログではとりわけ「月」の記事は大切にしており、いままでにも様々なお話を書きつづってきた。以下にご紹介。

 お月さまのおしっこ
 月影
 つ、つ、つきよだ
 月のウサギ
 
 太陽と月を喰う悪魔
 月を喰う悪魔のロゴ画像動画
 月のモノガタリあれこれ
 接近
 深夜の航路
 中秋の名月2009
 天の乗物 太陽と月
 中秋の名月2010
 蝕3
posted by 九郎 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 熊野 | 更新情報をチェックする