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2012年08月03日

古傷についての覚書

 何度も同じことを書くが、現在、私が体調の点で注意しなければならないのは二点。
 腰と胃腸で、一応、この二点のケアの仕方はわかった。
 他にも自分の身体で不具合が起こりそうな点を考えてみると、昔痛めた古傷のことが思い出されてきた。
 
 これも何度も書いたことだが、私は中高生の頃、剣道部に入っていた。
 剣道は小学生からはじめていて、通っていた道場の中では一番強い部類だったが、その後は右肩下がり。
 そこそこ部活に参加していたのは中学生時代まで。
 高校生の頃は「一人美術部」で多忙だったので、剣道部の名簿には一応名前が載っていたのだが、とても真面目に活動しているとは言えない状態だった。
 部員の少ない弱小剣道部のこと、対外試合の人数合わせに駆り出されるくらいで、ほとんど練習には参加していなかった。
 それでも小中学生の頃の貯金でなんとか試合は成立させ、たまには勝つこともあった。
 普段まともに練習していない上に、小柄なので、一工夫しないとなかなか試合にならない。
 そこでよく使っていたのが「体当たり」だった。
 こちらが小さいと思って相手が多少油断している雰囲気を感じると、その隙をついてガツンと一発体当たりをかます。
 竹刀を持った両手を自分の腰に引きつけ、相手の体に下からカチ上げるようにぶちかます。
 虚を突かれた相手が体勢を崩しているところを一気に畳みかけて、まずは一本先取する。
 後は相手の焦りを誘いながら、スピードには自信があったのでそのまま逃げ切るか、これだけは本当に得意だったコテ打ちで仕留める。
 この流れが、私の勝ちパターンだった。
 しかしまあ、所詮は練習不足で地力がない状態。
 相手にどっしり構えられると、なかなか通用しなかったのはいうまでも無い。

 自分より大きく、体重のある相手に思い切りぶちかまし続けていたせいだろうか、高校生の頃、右手の親指の付け根と、肋骨の中央の「合わせ目」の部分に痛みを感じることがあった。
 とくに肋骨の方は、無理な姿勢をとったり、くしゃみをした時などに鋭い痛みが走り、当時の私のアホな表現で言うと、「胸にカブトムシが入ってる!」というような、イガイガした痛みが続くことがあった。
 後から考えると、たぶん親指付け根も肋骨も、軽くヒビくらいは入っていたのかもしれないが、普段の生活に支障があるほどには痛まなかったので、医者に診てもらうこともなかった。
 
 どちらの箇所も二十代半ばあたりまではたまに痛むことがあったが、今はもう全く痛まない。
 しかし、いずれまた年齢的な衰えとともに、不具合が出るかもしれない。

 ごく私的な内容で恐縮だが、せっかくだから思い出したついでにメモしておくことにする。
posted by 九郎 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体との対話 | 更新情報をチェックする