2013年02月20日

ガラケーは死なず

 コンパクトデジカメに関する覚書と関連して、もう一つ。
 年末に、携帯電話の電池パックを買い換えた。
 遅すぎるケータイ導入から5年近く。本体機能には何の不都合もないが、電池パックが劣化してきた。
 そもそも持ちたくて持っているわけではなく、緊急連絡と世間様の動向に合わせるための所持なので、通話もメールも使用頻度は極端に低い。
 日常的には、ほとんど時計代わりである。
 そんな使用状況なので、ながらく週に1〜2回の充電で十分だった。
 しかしさすがに5年近く経つと電池もヘタってきて、ほとんど使わなくてもほぼ毎日充電しなければならなくなってきた。
 ここからはおそらく、つるべ落としに劣化が進行するのだろう。
 同系の機種では電池の寿命末期に「餅のように膨らむ」という症状もあるようだ。
 本体機能に影響が及ばぬうちに、早めに対処しなければならない。

 その際の選択肢として一般的には、
1、電池だけ交換
2、本体ごと交換
3、スマホ導入
 以上三つが考えられる。
 ショップに行けば当然のように2か3を勧められるだろう。
 
 私の場合は何のためらいもなく「1」の電池だけ交換である。
 通信や読書端末、コンパクトデジカメの先行きと、自分なりの関わり方の先行きが見えるまで、当面あと2〜3年は現状で十分だ。
 
 電池パックは純正品なら3000円程、安いものなら1000円くらいからあるようだが、ここは品質優先で純正品を購入することにする。
 ケータイショップには数年前の機種の電池パックの在庫など置いていないようなので、いきつけの家電量販店に立ち寄った際、様子をうかがってみる。
 レジ近くのショーケースの中に、目指す型番と思しきものを見つけたのだが、位置関係がなんとも微妙である。
 電池パックが並べられたショーケースが、店内のケータイショップと、量販店のレジのちょうど中間くらいにあって、どちらの管轄なのかよくわからない。
 とりあえず量販店のレジで聞いてみる。
「すみません、ケータイの電池パックをお願いしたいんですけど……」
「ケータイ関連は、右手にあるショップの方でお願いします」
 あ、そうですか。
 次にショップの窓口で聞いてみる。機種変更の話に持っていかれるとウザいので単刀直入に言う。
「すみません、電池パックの交換 だ け お願いしたいんですけど……」
「それでしたら、あちらの窓口でお願いします」
 どうやら契約以外は別の担当になっているらしい。
 指定された場所で聞いてみると「電池パックは在庫がないので、量販店側で聞いてくれ」と言われてしまった。

 絵にかいたようなタライ回しである。

 どうどう。
 深呼吸、深呼吸。
 ワタシハモウオトナ、ワタシハモウオトナ……

 生来、極めて短気な質である。
 年齢とともに多少忍耐は身に付けてきたものの、頭に血が昇るハードルは相変わらず低い。
 十年前なら確実にキレているケースだが、バカなりに多少は学んだこともある。
 キレたところで不愉快の総量が減少することはなく、むしろ増加する。
 自分も他人も何一つ得になることはない。

 努めて平静をたもちながら、それでも言うべきことは言わねばならない。
 量販店のレジに再度向い、さっきとは違う店員さんを捕まえる。
 自分がそこにあるショーケース内のケータイ電池パックを所望であること、先ほどこちらでその旨質問するとショップに行けと言われたこと、ショップ内で二か所を回って話を聞くと「量販店側で聞け」と言われ、振り出しに戻った顛末を懇切丁寧に説明した。

 店員さん平謝り。
 すぐにショーケースを開錠し、型番を確認して包んでくれた。

 やっぱりオトナはキレちゃいけませんね。
posted by 九郎 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電脳覚書 | 更新情報をチェックする