記事にするのが遅くなったが、この間の日曜日の3月10日、大阪中之島の反原発デモに参加してきた。
3.11の東日本大震災から2年を前にしての大規模抗議行動だった。
ライブ等のイベントは午前中から始まっており、まずまずの滑り出しだったのだが、正午を過ぎたあたりから強風が吹き荒れるなど天候が悪化。午後一時ごろからは雨が降り始めてしまった。
そうした悪天候にも関わらず、参加者きわめて多数の盛況だった。
当日の大阪中之島はいくつかのステージに分かれており、正午過ぎにはどこに行ってみても人がかなり集まっていた。ざっと千人超の体感がある群衆があちこちに出来ていたので、少なく見積もっても一万人以上は参加していたと思われる。
子供連れの皆さんは午後には撤収した人が多かっただろうから、一時的な参加者だけならもっと多いだろう。
相当な悪天候の中、この人数である。
まだまだ抗議行動の熱が冷めていないことを感じさせられた。
今回参加するにあたって、さて、鳴り物は何を持っていこうかと考えた。
これまでの抗議行動ではトラベルギターをメインに、寒くなって手袋無しがこたえるようになってからは、うちわ太鼓をよく持参していた。
このところ少し暖かくなってきたので、そろそろギターを復活させようかとも思ったのだが、事前の天気予報でも荒れ模様になりそうなことがわかっていたので、安物とは言えそれなりに愛着のある楽器を濡らすのははばかられた。
それでは、ということで、今回は自作ウクレレ持参で出撃することにした。
私のウクレレ趣味については一度記事にしたことがある。
最近反原発活動について調べていたところ、抗議行動やデモにウクレレを持っていこうというささやかな運動があることを知った。
どうやら合言葉は「NO NUKES,MORE UKES!」というらしい。
前半の「NO NUKES(ノー・ニュークス)」は、言わずと知れた反核の略、後半の「MORE UKES(モア・ユークス)」の「UKES」はウクレレの略称ということで、言葉のニュアンスとしては「止めろ原発、もっとウクレレ!」というほどの意味になるようだ。
ウクレレは音色も見た目も極めて平和的で、どんな場面に持ち込んでも、その場に冗談半分みたいな空気を醸し出すことができる楽器だ。
巨大で複雑怪奇な原発という代物に対して、小さくてシンプルで笑ってしまうウクレレをぶつけてみようという発想がなかなか面白い。
ちょうど手持ち素材の中に「後は塗るだけ」になっていた半完成ウクレレがあったので、さっそくちなんだペイントを施してみた。
中央のサウンドホールを「O」の文字とシンクロさせるように、言葉の配置をいじっている。
ついでにロゴも作ってみた。
以下三枚はクリックすると画像が大きくなるので、もしよければご自由に使ってくださいね。
今のところ勝手に「NO NUKES,MORE UKES!」の言葉をデザインに使用していますが、もし権利関係で問題が生じるようでしたらご一報ください。
多分大丈夫だと思うけど……