今年は2月頃から、なんとなく気温が安定していない印象がある。
2月は結構あたたかい日が多かったので、花粉症が早めに始まり、梅の花が早めに終わった。
3月は気温の上下が激しくて、雨が多かったような気がする。
私は2月〜4月のあたまにかけて、梅〜木蓮〜桜のお花見を楽しみにしている。
今年こそは木蓮の花のスケッチをしておきたかったので、あちこちバラバラに開花している様子を横目に見ていたら、なんだかんだと忙しいうちに散ってしまった。
そして3月後半、一瞬あたたかくなって桜の開花が早まったと思ったら、その後また気温が下がった。
桜らしく一気にパッと開花しないまま、先週末の「春の嵐」でトドメを刺されてしまった。
あまり落ち着いてお花見ができなかったのだが、それでも念願だった木蓮のスケッチだけは、ごく簡単にザッとではあるけれどもすることができた。
開花の段階によって、お灯明みたいにも、合掌した仏様のようにも、蓮の花のようにも見える、不思議な花だ。
できればちゃんと作品化していきたいのだが、さてどうなるか。。。
2013年04月12日
2013年04月14日
地震関連記事まとめ
昨日早朝、淡路島を中心にかなり強い地震があったようですね。
私は95年の阪神淡路大震災に被災しており、当ブログでも地震に関連する記事は折々アップしてきました。
一度、まとめておきます。
【私的阪神淡路大震災体験記録】
カテゴリ90年代
【津波について】
海辺に住むという人生
【地震に対する備え】
カテゴリ熊野
【3.11に関する記事】
カテゴリ釜
また、防災グッズのまとめを再掲しておきたいと思います。(以下、再掲記事)
----------------------
常備すべき防災グッズについて
防災ラジオライトについて
調理用具について
焚き火台について
ガスバーナーについて
ソロテントについて
緊急避難用テントについて
前室つきテントについて
刃物について
常備しておくべき防災グッズは、以下のもの。
1、ポケットラジオ(AM、イヤホン必須)
2、小型LEDライト(ソーラーまたは単三・単四乾電池式)
3、着火ライター(ボディが透明でガス残量のわかるもの)
4、コンパス(とにかく使えればよし)
5、サバイバルシート
6、ペットボトル、新聞紙
7、ナイフ
1、2については、防災ラジオライトが一台あれば十分だ。気休め程度だが、ケータイの充電も一応可能。
●「H.C.5way マルチラジオ オレンジブリック」(mont-bell)
必要な機能と強度がそろっているが、ややかさばる。
●「AM/FM/SW手回し発電ラジオライトRAD-V963N」(オーム電機)
とにかく多機能コンパクト。やや強度不足か。
防災ラジオライトは便利だが多少かさばるので、携帯性を優先させるなら充電機能はあきらめ、単三・単四乾電池式のラジオとライトを別に用意した方が良い。
安価なものでも手元にあるとないとでは大違いなので、とにかく揃えて普段から持ち歩くのがベター。
●GENTOS LEDライト パトリオ
●ソーラーLEDライト キーホルダー
●AudioComm AM/FM ライターサイズラジオ
5のサバイバルシートは、最近の一押し防災グッズだ。
●サバイバルシート(防寒・保温シート)
見た目は薄っぺらな「でかいアルミホイル」だが、意外に破れにくく、断熱効果が高い。
これ一枚で完全に寝袋の代わりが務まるかというとそれは無理だが、いざという時このシートが一枚あれば、それだけで生死を分けるシーンも出てくるのではないかと思う。
価格も安く、購入状態ではポケットティッシュ程度のサイズと重さ。
一応「使い捨て」ということになっているが、一度使うとくしゃくしゃになってコンパクトにたためなくなるものの、数回は使用可能だと思う。
防災だけでなく、アウトドア・登山でも必須アイテムになるだろう。
最近は専門店だけでなく、ホームセンターやスーパーでも同種の製品が取り扱われているので、明日にでも何個か購入しておくことを強くお勧めします。
刃物はカッターナイフでも良いから、しっかりしたものを一つは身に付けておきたい。
多機能ナイフなら、プライヤー(ペンチ)タイプのものがお勧めだ。
●GERBER ベア・グリルス コンパクト マルチツール
実用に耐えるぎりぎりの小ささで、ペンチやナイフ、ドライバーなど使用頻度の高い機能がそろっているのが良い。とくに「波刃」はロープ切断に非常に便利だ。
自分なりに防災グッズを揃えようとすることは、「防災意識」を持つことにつながる。
そのとき、自分はどうするか?
平時のうちに、あれこれ思考をめぐらせておきましょう!
私は95年の阪神淡路大震災に被災しており、当ブログでも地震に関連する記事は折々アップしてきました。
一度、まとめておきます。
【私的阪神淡路大震災体験記録】
カテゴリ90年代
【津波について】
海辺に住むという人生
【地震に対する備え】
カテゴリ熊野
【3.11に関する記事】
カテゴリ釜
また、防災グッズのまとめを再掲しておきたいと思います。(以下、再掲記事)
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常備すべき防災グッズについて
防災ラジオライトについて
調理用具について
焚き火台について
ガスバーナーについて
ソロテントについて
緊急避難用テントについて
前室つきテントについて
刃物について
常備しておくべき防災グッズは、以下のもの。
1、ポケットラジオ(AM、イヤホン必須)
2、小型LEDライト(ソーラーまたは単三・単四乾電池式)
3、着火ライター(ボディが透明でガス残量のわかるもの)
4、コンパス(とにかく使えればよし)
5、サバイバルシート
6、ペットボトル、新聞紙
7、ナイフ
1、2については、防災ラジオライトが一台あれば十分だ。気休め程度だが、ケータイの充電も一応可能。
●「H.C.5way マルチラジオ オレンジブリック」(mont-bell)
必要な機能と強度がそろっているが、ややかさばる。
●「AM/FM/SW手回し発電ラジオライトRAD-V963N」(オーム電機)
とにかく多機能コンパクト。やや強度不足か。
防災ラジオライトは便利だが多少かさばるので、携帯性を優先させるなら充電機能はあきらめ、単三・単四乾電池式のラジオとライトを別に用意した方が良い。
安価なものでも手元にあるとないとでは大違いなので、とにかく揃えて普段から持ち歩くのがベター。
●GENTOS LEDライト パトリオ
●ソーラーLEDライト キーホルダー
●AudioComm AM/FM ライターサイズラジオ
5のサバイバルシートは、最近の一押し防災グッズだ。
●サバイバルシート(防寒・保温シート)
見た目は薄っぺらな「でかいアルミホイル」だが、意外に破れにくく、断熱効果が高い。
これ一枚で完全に寝袋の代わりが務まるかというとそれは無理だが、いざという時このシートが一枚あれば、それだけで生死を分けるシーンも出てくるのではないかと思う。
価格も安く、購入状態ではポケットティッシュ程度のサイズと重さ。
一応「使い捨て」ということになっているが、一度使うとくしゃくしゃになってコンパクトにたためなくなるものの、数回は使用可能だと思う。
防災だけでなく、アウトドア・登山でも必須アイテムになるだろう。
最近は専門店だけでなく、ホームセンターやスーパーでも同種の製品が取り扱われているので、明日にでも何個か購入しておくことを強くお勧めします。
刃物はカッターナイフでも良いから、しっかりしたものを一つは身に付けておきたい。
多機能ナイフなら、プライヤー(ペンチ)タイプのものがお勧めだ。
●GERBER ベア・グリルス コンパクト マルチツール
実用に耐えるぎりぎりの小ささで、ペンチやナイフ、ドライバーなど使用頻度の高い機能がそろっているのが良い。とくに「波刃」はロープ切断に非常に便利だ。
自分なりに防災グッズを揃えようとすることは、「防災意識」を持つことにつながる。
そのとき、自分はどうするか?
平時のうちに、あれこれ思考をめぐらせておきましょう!
2013年04月22日
おじいちゃんの弁当箱は
「おじいちゃんの弁当箱は、でかい水筒みたいやな」
子供の頃、祖父母の家に行ったとき、大工だった祖父の弁当を用意している祖母の様子を見ながら、私はそんな風に考えていた。
黒い大きな水筒のような容れ物に、ご飯やおかずを順番にいれていき、味噌汁まで収納されるのに驚いた。
もうはるか昔のことなのだが、たぶん保温ランチジャーの類だったのではないかと思う。
今でも当時の映像が浮かぶのは、自分のものとはまったく違うタイプの弁当箱を、子供心によほど興味を持って眺めていたのだろう。
それからずっと時は流れ、大人になってからホームセンターに頻繁に出入りするようになって、ふと弁当箱や水筒が並んでいるエリアを通りかかったとき、いつもちらちら気になっていたのが、保温ランチジャーだった。
「ああ、おじいちゃんが使ってたのはこういうやつか……」
ちょっと手にとってみたりするものの、あいにくゴツい弁当箱を日常的に使用する環境になかったので、興味はあるものの購入するには至らず。
そんな状態がず〜〜〜っと長く続いていた。
ところが今年度に入って、スケジュールの関係で、週一回だけだが弁当が必要な曜日ができた。
今後一年間は同様のスケジュールが続く予定。
まず考えたのは、弁当箱のこと。
あれ、買っちゃうか?
買うんだったらこのタイミングしかないよな……
で、買ってしまった。
●THERMOS ステンレスランチジャー ダークネイビー JBC-800 DNVY
肉体労働ではなく、もう若くもないので、ホームセンターで見かけるようなガツンとしたサイズはやめておく。
腰痛持ちでもあるので、なるべく軽量なものがよいということもある。
円筒形にこだわらなければ、保温弁当箱にも様々な形態が有り、容量も選びやすいのだが、私の場合は「昔おじいちゃんが使ってたみたいなやつ」というなんとなくの希望がある。
総じて円筒形はゴツいのが多く、ちょうどのものがなかなか見つからなかったのだが、やや小さめのものがamazonで見つかったので購入。
先週使用してみたところ、朝入れた味噌汁が熱々のまま昼前まで保温されており、美味しく昼食をとることができた。
保温容器に下からスープ容器、ごはん容器、おかず容器を重ねて、熱いスープの温度を利用してごはんも保温する構造になっている。
ごはん容器はちょうどお茶碗いっぱい分、スープ容器はマグカップ程度、おかず容器はごく軽め。
たとえば中高生〜二十代男子だったらこれではまったく分量が足りないと思うが、弁当屋の普通盛り弁当くらいの量は十分入るので、今の私には十分だった。
2000円前後の販売価格だったら「買い」だと思う。
週一回、弁当が楽しみになった。
子供の頃、祖父母の家に行ったとき、大工だった祖父の弁当を用意している祖母の様子を見ながら、私はそんな風に考えていた。
黒い大きな水筒のような容れ物に、ご飯やおかずを順番にいれていき、味噌汁まで収納されるのに驚いた。
もうはるか昔のことなのだが、たぶん保温ランチジャーの類だったのではないかと思う。
今でも当時の映像が浮かぶのは、自分のものとはまったく違うタイプの弁当箱を、子供心によほど興味を持って眺めていたのだろう。
それからずっと時は流れ、大人になってからホームセンターに頻繁に出入りするようになって、ふと弁当箱や水筒が並んでいるエリアを通りかかったとき、いつもちらちら気になっていたのが、保温ランチジャーだった。
「ああ、おじいちゃんが使ってたのはこういうやつか……」
ちょっと手にとってみたりするものの、あいにくゴツい弁当箱を日常的に使用する環境になかったので、興味はあるものの購入するには至らず。
そんな状態がず〜〜〜っと長く続いていた。
ところが今年度に入って、スケジュールの関係で、週一回だけだが弁当が必要な曜日ができた。
今後一年間は同様のスケジュールが続く予定。
まず考えたのは、弁当箱のこと。
あれ、買っちゃうか?
買うんだったらこのタイミングしかないよな……
で、買ってしまった。
●THERMOS ステンレスランチジャー ダークネイビー JBC-800 DNVY
肉体労働ではなく、もう若くもないので、ホームセンターで見かけるようなガツンとしたサイズはやめておく。
腰痛持ちでもあるので、なるべく軽量なものがよいということもある。
円筒形にこだわらなければ、保温弁当箱にも様々な形態が有り、容量も選びやすいのだが、私の場合は「昔おじいちゃんが使ってたみたいなやつ」というなんとなくの希望がある。
総じて円筒形はゴツいのが多く、ちょうどのものがなかなか見つからなかったのだが、やや小さめのものがamazonで見つかったので購入。
先週使用してみたところ、朝入れた味噌汁が熱々のまま昼前まで保温されており、美味しく昼食をとることができた。
保温容器に下からスープ容器、ごはん容器、おかず容器を重ねて、熱いスープの温度を利用してごはんも保温する構造になっている。
ごはん容器はちょうどお茶碗いっぱい分、スープ容器はマグカップ程度、おかず容器はごく軽め。
たとえば中高生〜二十代男子だったらこれではまったく分量が足りないと思うが、弁当屋の普通盛り弁当くらいの量は十分入るので、今の私には十分だった。
2000円前後の販売価格だったら「買い」だと思う。
週一回、弁当が楽しみになった。
2013年04月25日
遍路・防災・アウトドア 10
「アウトドアの照明では、完全に蛍光灯と電球の時代は終わったな」
昨年、野外イベントに参加したのをきっかけにLEDランタンを探してみたときに、そういう結論に至った。
その時は結局、本格的な製品を決めきれなくて、手持ちの蛍光灯ライトと100均のおもちゃランタンで間に合わせたのだが、その後LEDランタンについて色々調べてみて、アウトドアと防災兼用に適当と思われる製品をいくつか見つけたので紹介しておこう。
これまで電源の取れない場所でのアウトドア照明は、電池式とガス式が主流だったと思う。
手軽なのは電池式だったが、蛍光灯や電球の時代は、明るさと持続時間の点で、ガス式に比べてかなり見劣りしていた。
電池式で十分な明るさと持続時間を求めると、単一電池数本使用でサイズが大きくなり、替えの電池を沢山持参すると、結局荷物が増えてしまうことになったのだ。
ところがLEDライトの登場で、小型軽量で持続時間が長く、非常に明るいランタンが実用化され、電池式の利便性が飛躍的に上がった。
バーナーとガスカートリッジを共有する場合を除いては、ガス式ランタンの利点は相対的に低くなったと思う。
防災目的でも、火を使わないLEDランタンは、室内や避難所などの狭いスペースでも安心して使用できる。
ロウソクは慣れていないと火災の元になるので、普段使っていない人が非常時だけ使用するのはお勧めできない。
LEDは省電力なので手回しハンドル充電式でも十分実用に耐えるが、やはり便利なのは電池式だ。
災害時にも比較的入手しやすい単三電池使用で、持ち運びも可能な小型軽量、それなりの明るさも確保されている製品でお勧めなのは、以下の三種。
●「GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-431CW」(明るさ150ルーメン/連続点灯8時間)
250ml缶ほどの大きさで、一見おもちゃのようだが点灯してみるとかなり明るい。
単三4本使用で、トイレや浴室によく使用されている白熱電球くらいの明るさはある。
停電時に六畳間に釣り下げれば不自由なく行動できるだろうし、手元に近づければ読書や書き物も十分可能だろう。
ただ、蛍光灯のように真っ白な光なので、レジャーでは雰囲気に欠けるかもしれない。
一人〜二人用テント内ではここまでの明るさは必要ないし、野外で多人数のバーベキューをするには光量が足りないだろう。
私は主に防災目的で、これを購入した。
販売価格が2000円前後であれば、コスパが高いので「買い」だと思う。
●「GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-1977IS」(明るさ100ルーメン/連続点灯12時間)
上の製品とほぼ同じ大きさだが、こちらは暖色で明るさやや控えめ。
ソロキャンプや夜釣りの供にはこれで十分だろう。
販売価格もホームセンターでは2000円を切っていることが多く、ネットなら1500円前後でかなりお買い得だ。
●「GENTOS エクスプローラー EX-757MS」(明るさ150ルーメン/実用点灯20時間)
ランタンとライト兼用で、数値以上に明るいと評判の暖色系LED。
名機である。
アウトドアと防災目的なら、これらの中から一つ入手しておくと便利だと思う。
遍路目的ならラジオライトかペンライトひとつあれば十分で、ランタンまでは必要ないだろう。
昨年、野外イベントに参加したのをきっかけにLEDランタンを探してみたときに、そういう結論に至った。
その時は結局、本格的な製品を決めきれなくて、手持ちの蛍光灯ライトと100均のおもちゃランタンで間に合わせたのだが、その後LEDランタンについて色々調べてみて、アウトドアと防災兼用に適当と思われる製品をいくつか見つけたので紹介しておこう。
これまで電源の取れない場所でのアウトドア照明は、電池式とガス式が主流だったと思う。
手軽なのは電池式だったが、蛍光灯や電球の時代は、明るさと持続時間の点で、ガス式に比べてかなり見劣りしていた。
電池式で十分な明るさと持続時間を求めると、単一電池数本使用でサイズが大きくなり、替えの電池を沢山持参すると、結局荷物が増えてしまうことになったのだ。
ところがLEDライトの登場で、小型軽量で持続時間が長く、非常に明るいランタンが実用化され、電池式の利便性が飛躍的に上がった。
バーナーとガスカートリッジを共有する場合を除いては、ガス式ランタンの利点は相対的に低くなったと思う。
防災目的でも、火を使わないLEDランタンは、室内や避難所などの狭いスペースでも安心して使用できる。
ロウソクは慣れていないと火災の元になるので、普段使っていない人が非常時だけ使用するのはお勧めできない。
LEDは省電力なので手回しハンドル充電式でも十分実用に耐えるが、やはり便利なのは電池式だ。
災害時にも比較的入手しやすい単三電池使用で、持ち運びも可能な小型軽量、それなりの明るさも確保されている製品でお勧めなのは、以下の三種。
●「GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-431CW」(明るさ150ルーメン/連続点灯8時間)
250ml缶ほどの大きさで、一見おもちゃのようだが点灯してみるとかなり明るい。
単三4本使用で、トイレや浴室によく使用されている白熱電球くらいの明るさはある。
停電時に六畳間に釣り下げれば不自由なく行動できるだろうし、手元に近づければ読書や書き物も十分可能だろう。
ただ、蛍光灯のように真っ白な光なので、レジャーでは雰囲気に欠けるかもしれない。
一人〜二人用テント内ではここまでの明るさは必要ないし、野外で多人数のバーベキューをするには光量が足りないだろう。
私は主に防災目的で、これを購入した。
販売価格が2000円前後であれば、コスパが高いので「買い」だと思う。
●「GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-1977IS」(明るさ100ルーメン/連続点灯12時間)
上の製品とほぼ同じ大きさだが、こちらは暖色で明るさやや控えめ。
ソロキャンプや夜釣りの供にはこれで十分だろう。
販売価格もホームセンターでは2000円を切っていることが多く、ネットなら1500円前後でかなりお買い得だ。
●「GENTOS エクスプローラー EX-757MS」(明るさ150ルーメン/実用点灯20時間)
ランタンとライト兼用で、数値以上に明るいと評判の暖色系LED。
名機である。
アウトドアと防災目的なら、これらの中から一つ入手しておくと便利だと思う。
遍路目的ならラジオライトかペンライトひとつあれば十分で、ランタンまでは必要ないだろう。
2013年04月26日
視力検査で「技」を使ってはいけません
数日前から、両目の上下まぶたが腫れている。
はじめは、だいぶ落ち着いてきた花粉症が、気温が低めの日が続いたためにぶり返したのかと思っていたのだが、普段の二重まぶたが完全な一重になった時点で「ちょっとおかしい」と気づいた。
いわゆる「お岩さん状態」ほどにはなっていないのだが、周囲の人に声をかけられる程度にははれぼったくなっている。
市販の目薬をさすと少しマシになったが、翌朝起きるとまた腫れていたので、久々に目医者に行った。
前回いつ行ったのか思い出せないくらい久しぶりの眼科である。
久しぶりではあるのだが、眼科は私にとって一番受診した回数の多い医者でもある。
幼い頃、弱視だった。
三歳ぐらいのとき、TVを見ていた私の視線に違和感を持った親が、目医者に連れて行ったことでわかった。
とくに右目が弱いことがわかり、それ以来十年近く眼鏡をかけていた。
幼児の頃は週に何度も目医者に行って、検査や矯正を繰り返していた。
その甲斐あって、小学校高学年になる頃には、左右アンバランスながらほぼ問題ない視力になり、中高生の頃にはむしろ目の良い部類に入っていた。
高校生の時の視力検査では右1.5、左2.0になっていたし、20代の頃バイトで図面を引いていた時は、0.5mm単位で線を引き分けたりしていた。
ここ十年ほどはPCを使い始めたことや年齢的なものもあり、細かい工作に苦労したり、昔の字の小さな文庫本をしんどく感じたりした時などに、「あ〜視力落ちてるだろうなあ」と感じることが多々あった。
久々の眼科で視力検査を受けた。
結果は右1.2、左1.5。
数字上はまだまだ見えていることがわかったのだが、おそらく右はもう少し悪く、0.8〜1.0くらいが実態ではないかと思う。
どういうことかというと、私は視力検査に関しては、ある「技」を身につけているのである。
幼児の頃、週に何度も繰り返された視力検査。
その過程で私は、視力検査表を実際に見えている以上に読み取ることができるようになってしまった。
度重なる検査に飽き飽きしていた幼い私は、さっさと段取りを終わらせたいという思いや、少しでも現状を楽しもうという思い、「いい結果が出ると周りの大人たちが喜ぶ」という観察から、鮮明には見えていない検査表のマークを推測で読み取る技術を、なんの悪気もなく密かに磨き続けていたのだ。
具体的には、鮮明に見えているマークを焦点をぼかすことによって「ぼんやりとしたシルエット」に変換し、その印象と比較検討することによって小さくて見えにくいマークを読み取り、また検査表全体のマークの配置具合などからも総合的に判断する、というものである。
言葉で説明するとものすごく難しそうに感じるかもしれないが、幼い子供はこのような「ゲーム」には驚くべき能力を発揮することがあるものだ。
視力検査というのはあくまで「視力の実態」を知るためのものだというような大人の常識は、幼児には通用しない。
当時の私にとって視力検査は完全に「高得点を上げるためのゲーム」と化しており、頭を高速回転させながら、実際より少しずつカサ上げされた検査結果を生み出してしまっていたのだ。
久々の視力検査で右目を測っているとき、私は無意識のうちに「技」を使ってしまっている自分に気づき、内心で苦笑した。
(あかんあかん! ゲームと違うんやから普通にせなあかんがな!)
左はごく普通に見えるものは見えるといい、見えないものは見えないと答えた。
だから今回の検査結果、右目はもう少し悪いはずである。
ちなみにまぶたの腫れに関しては、
「すごい結膜炎ですね〜」
ということで、目薬を出してもらっただけで済んだ。
私の出発点は弱視の幼児だったのだが、その後回復して目の良い時代が長く続いた。
いつの間にか「見える」状態に慣れてしまって、そのありがたみがわからなくなっている。
せいぜい大事にしなければ。
はじめは、だいぶ落ち着いてきた花粉症が、気温が低めの日が続いたためにぶり返したのかと思っていたのだが、普段の二重まぶたが完全な一重になった時点で「ちょっとおかしい」と気づいた。
いわゆる「お岩さん状態」ほどにはなっていないのだが、周囲の人に声をかけられる程度にははれぼったくなっている。
市販の目薬をさすと少しマシになったが、翌朝起きるとまた腫れていたので、久々に目医者に行った。
前回いつ行ったのか思い出せないくらい久しぶりの眼科である。
久しぶりではあるのだが、眼科は私にとって一番受診した回数の多い医者でもある。
幼い頃、弱視だった。
三歳ぐらいのとき、TVを見ていた私の視線に違和感を持った親が、目医者に連れて行ったことでわかった。
とくに右目が弱いことがわかり、それ以来十年近く眼鏡をかけていた。
幼児の頃は週に何度も目医者に行って、検査や矯正を繰り返していた。
その甲斐あって、小学校高学年になる頃には、左右アンバランスながらほぼ問題ない視力になり、中高生の頃にはむしろ目の良い部類に入っていた。
高校生の時の視力検査では右1.5、左2.0になっていたし、20代の頃バイトで図面を引いていた時は、0.5mm単位で線を引き分けたりしていた。
ここ十年ほどはPCを使い始めたことや年齢的なものもあり、細かい工作に苦労したり、昔の字の小さな文庫本をしんどく感じたりした時などに、「あ〜視力落ちてるだろうなあ」と感じることが多々あった。
久々の眼科で視力検査を受けた。
結果は右1.2、左1.5。
数字上はまだまだ見えていることがわかったのだが、おそらく右はもう少し悪く、0.8〜1.0くらいが実態ではないかと思う。
どういうことかというと、私は視力検査に関しては、ある「技」を身につけているのである。
幼児の頃、週に何度も繰り返された視力検査。
その過程で私は、視力検査表を実際に見えている以上に読み取ることができるようになってしまった。
度重なる検査に飽き飽きしていた幼い私は、さっさと段取りを終わらせたいという思いや、少しでも現状を楽しもうという思い、「いい結果が出ると周りの大人たちが喜ぶ」という観察から、鮮明には見えていない検査表のマークを推測で読み取る技術を、なんの悪気もなく密かに磨き続けていたのだ。
具体的には、鮮明に見えているマークを焦点をぼかすことによって「ぼんやりとしたシルエット」に変換し、その印象と比較検討することによって小さくて見えにくいマークを読み取り、また検査表全体のマークの配置具合などからも総合的に判断する、というものである。
言葉で説明するとものすごく難しそうに感じるかもしれないが、幼い子供はこのような「ゲーム」には驚くべき能力を発揮することがあるものだ。
視力検査というのはあくまで「視力の実態」を知るためのものだというような大人の常識は、幼児には通用しない。
当時の私にとって視力検査は完全に「高得点を上げるためのゲーム」と化しており、頭を高速回転させながら、実際より少しずつカサ上げされた検査結果を生み出してしまっていたのだ。
久々の視力検査で右目を測っているとき、私は無意識のうちに「技」を使ってしまっている自分に気づき、内心で苦笑した。
(あかんあかん! ゲームと違うんやから普通にせなあかんがな!)
左はごく普通に見えるものは見えるといい、見えないものは見えないと答えた。
だから今回の検査結果、右目はもう少し悪いはずである。
ちなみにまぶたの腫れに関しては、
「すごい結膜炎ですね〜」
ということで、目薬を出してもらっただけで済んだ。
私の出発点は弱視の幼児だったのだが、その後回復して目の良い時代が長く続いた。
いつの間にか「見える」状態に慣れてしまって、そのありがたみがわからなくなっている。
せいぜい大事にしなければ。
2013年04月27日
遍路・防災・アウトドア 11
アウトドアや日々のちょっとした荷物の運搬に、一台あると便利なのがキャリーカートだ。
小さくて軽量なものは、ホームセンター等で1000円くらいから求められる。
防災目的なら、それなりの荷重に耐えるものが必要になってくる。
とくに被災生活では毎日の水の確保がかなりの重労働になってくるので、なんらかの台車やキャリーは不可欠だ。
以下に、私の手持ちのものを紹介しておこう。
●かいだんのぼるくん(トリプルタイヤ/軽量アルミ製キャリーカート/背負子)
【長所】
最大の売りは、階段を楽に登ることができるトリプルタイヤである。
試してみると確かにさほど力を使う必要もなくスムーズに引っ張り上げることができ、腰痛持ちにはありがたい機能だ。
本体はアルミフレームで約2.2kgと軽量。背負子として使用するためのベルトも付いている。
押すにも引っ張るにも背負うにも程よい大きさで、車輪を取り外して薄くたたむ事ができる。
一台あれば用途は広いだろう。
【短所】
この種の階段の登りやすいトリプルタイヤは、どうしても構造上、車輪部分が脆弱になりがちだ。
このキャリーについてのレビューでも、車輪部分の破損や外れやすさを指摘する声が多い。
スペック上は「耐荷重50kg」ということだが、これはちょっと額面通りには受け取り難い。
確かに平坦な道をゆっくり移動させる分には50kg載せても大丈夫なのだろうが、たとえば下り段差などでは載せている重量が20kgくらいであっても瞬間的に50kgを超える荷重がかかり、華奢な車輪部分が破損することは十分あり得るだろう。
また、キャリーとしてではなく背負子で使用の場合は、耐荷重50kgは保証されていないようだ。
軽量であることと引き換えに骨組みやベルトは必要最小限なので、使用にあたっては別途バッグやロープ等は揃える必要がある。
定価である1万円前後だとお勧めできないが、販売価格が4千円台であれば、上に挙げたような様々な欠点を考慮に入れても、まあ納得できる範囲の買い物になると思う。
私は近所の釣具店で4200円で入手した。
防災やアウトドアに一台は欲しいキャリーカートだが、山道もありで極限まで荷物を減らす遍路では必要ない。
ただ、この製品であれば昔の巡礼者の笈や厨子のように背負うことができるので、使用に耐えるかもしれない。
小さくて軽量なものは、ホームセンター等で1000円くらいから求められる。
防災目的なら、それなりの荷重に耐えるものが必要になってくる。
とくに被災生活では毎日の水の確保がかなりの重労働になってくるので、なんらかの台車やキャリーは不可欠だ。
以下に、私の手持ちのものを紹介しておこう。
●かいだんのぼるくん(トリプルタイヤ/軽量アルミ製キャリーカート/背負子)
【長所】
最大の売りは、階段を楽に登ることができるトリプルタイヤである。
試してみると確かにさほど力を使う必要もなくスムーズに引っ張り上げることができ、腰痛持ちにはありがたい機能だ。
本体はアルミフレームで約2.2kgと軽量。背負子として使用するためのベルトも付いている。
押すにも引っ張るにも背負うにも程よい大きさで、車輪を取り外して薄くたたむ事ができる。
一台あれば用途は広いだろう。
【短所】
この種の階段の登りやすいトリプルタイヤは、どうしても構造上、車輪部分が脆弱になりがちだ。
このキャリーについてのレビューでも、車輪部分の破損や外れやすさを指摘する声が多い。
スペック上は「耐荷重50kg」ということだが、これはちょっと額面通りには受け取り難い。
確かに平坦な道をゆっくり移動させる分には50kg載せても大丈夫なのだろうが、たとえば下り段差などでは載せている重量が20kgくらいであっても瞬間的に50kgを超える荷重がかかり、華奢な車輪部分が破損することは十分あり得るだろう。
また、キャリーとしてではなく背負子で使用の場合は、耐荷重50kgは保証されていないようだ。
軽量であることと引き換えに骨組みやベルトは必要最小限なので、使用にあたっては別途バッグやロープ等は揃える必要がある。
定価である1万円前後だとお勧めできないが、販売価格が4千円台であれば、上に挙げたような様々な欠点を考慮に入れても、まあ納得できる範囲の買い物になると思う。
私は近所の釣具店で4200円で入手した。
防災やアウトドアに一台は欲しいキャリーカートだが、山道もありで極限まで荷物を減らす遍路では必要ない。
ただ、この製品であれば昔の巡礼者の笈や厨子のように背負うことができるので、使用に耐えるかもしれない。