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2013年04月25日

遍路・防災・アウトドア 10

「アウトドアの照明では、完全に蛍光灯と電球の時代は終わったな」

 昨年、野外イベントに参加したのをきっかけにLEDランタンを探してみたときに、そういう結論に至った。
 その時は結局、本格的な製品を決めきれなくて、手持ちの蛍光灯ライトと100均のおもちゃランタンで間に合わせたのだが、その後LEDランタンについて色々調べてみて、アウトドアと防災兼用に適当と思われる製品をいくつか見つけたので紹介しておこう。

 これまで電源の取れない場所でのアウトドア照明は、電池式とガス式が主流だったと思う。
 手軽なのは電池式だったが、蛍光灯や電球の時代は、明るさと持続時間の点で、ガス式に比べてかなり見劣りしていた。
 電池式で十分な明るさと持続時間を求めると、単一電池数本使用でサイズが大きくなり、替えの電池を沢山持参すると、結局荷物が増えてしまうことになったのだ。
 ところがLEDライトの登場で、小型軽量で持続時間が長く、非常に明るいランタンが実用化され、電池式の利便性が飛躍的に上がった。
 バーナーとガスカートリッジを共有する場合を除いては、ガス式ランタンの利点は相対的に低くなったと思う。
 防災目的でも、火を使わないLEDランタンは、室内や避難所などの狭いスペースでも安心して使用できる。
 ロウソクは慣れていないと火災の元になるので、普段使っていない人が非常時だけ使用するのはお勧めできない。
 LEDは省電力なので手回しハンドル充電式でも十分実用に耐えるが、やはり便利なのは電池式だ。
 災害時にも比較的入手しやすい単三電池使用で、持ち運びも可能な小型軽量、それなりの明るさも確保されている製品でお勧めなのは、以下の三種。


●「GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-431CW」(明るさ150ルーメン/連続点灯8時間)
 250ml缶ほどの大きさで、一見おもちゃのようだが点灯してみるとかなり明るい。
 単三4本使用で、トイレや浴室によく使用されている白熱電球くらいの明るさはある。
 停電時に六畳間に釣り下げれば不自由なく行動できるだろうし、手元に近づければ読書や書き物も十分可能だろう。
 ただ、蛍光灯のように真っ白な光なので、レジャーでは雰囲気に欠けるかもしれない。
 一人〜二人用テント内ではここまでの明るさは必要ないし、野外で多人数のバーベキューをするには光量が足りないだろう。
 私は主に防災目的で、これを購入した。
 販売価格が2000円前後であれば、コスパが高いので「買い」だと思う。


●「GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-1977IS」(明るさ100ルーメン/連続点灯12時間)
 上の製品とほぼ同じ大きさだが、こちらは暖色で明るさやや控えめ。
 ソロキャンプや夜釣りの供にはこれで十分だろう。
 販売価格もホームセンターでは2000円を切っていることが多く、ネットなら1500円前後でかなりお買い得だ。


●「GENTOS エクスプローラー EX-757MS」(明るさ150ルーメン/実用点灯20時間)
 ランタンとライト兼用で、数値以上に明るいと評判の暖色系LED。
 名機である。

 
 アウトドアと防災目的なら、これらの中から一つ入手しておくと便利だと思う。
 遍路目的ならラジオライトかペンライトひとつあれば十分で、ランタンまでは必要ないだろう。