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2014年04月02日

言うてるそばから……

 またやってもた!

 今度は腰痛である。
 3月末日に何年ぶりかのそれはそれは酷い腹痛があった。
 ほとんど行かない医者に久々に顔を出してなんとか事なきを得たのだが、明けて昨日の4月1日。
 朝の仕度をしていてくしゃみをしたとき、腰に違和感。
 もう瞬間的にわかった。
「ああ、やってもたなあ……」
 ごくごく軽めのぎっくり腰である。
 幸い本当に軽く済んで、日常の立ち居振る舞いに支障はない。
 寝転んだり座った姿勢から立ち上がる時に少々痛んだり、階段の上り下りが多少しんどくなる程度。
 これならばまず問題無し。

 ただ、軽めの腰痛はなまじ動けるばかりに「休まない、休めない」ので、だらだら長引くことがある。
 意識的に休めるときに休むことを心がけなければならない。
 腰痛の対処にも色々説がある。
 温めるとか冷やすとか、動かさないとか軽い運動をするとか、人によって勧める対処法は様々で、下手すると正反対である。
 私の場合は、圧倒的に「温め、動かさない」派だ。
 なるべく動かさず、動く場合も負担をかけない。
 外出する時には登山杖を持ち歩く。
 熱めの風呂に入る。
 貼るカイロで温める。
 ちゃんとケアした方が、結果的には早く快癒する。

 今回の腰痛の原因を分析しておこう。
 後付けになるが、同じ失敗をしないように。
 直接的には「朝くしゃみをした」ことがきっかけの腰痛だが、それは結果としてそうなっただけで、様々な遠因があってのことだ。
 単なるくしゃみは避けようがない。

 前日の腹痛の時に何度も嘔吐したことで、腰や背中に無理な力がかかっていたことが、まず一番大きな原因だろう。
 あと、就寝時の掛け布団がちょっと薄かったかもしれない。
 気温変化が激しい時期は、意識的に厚めの掛け布団にしないと、朝方に腰が冷えやすい。
 この一年でかなり減量したので体脂肪が減り、気温変化に敏感になっていることも忘れないようにしなければならない。

 年度初めで慌ただしいが、強い意志を持ってのらくら休むのだ!
posted by 九郎 at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体との対話 | 更新情報をチェックする

2014年04月03日

腰痛には登山杖

 腰痛が出たときには杖がほしくなる。
 出先で椅子から立つときや、階段の登り降りの時に良い。
 痛みがさほどでもないときでも、持ち歩いて使っていると腰の負担が減るので治りが早い。
 登山用の杖が一本あると、コンパクトなので便利だ。


●カメラ撮影に一脚にもなるトレッキングステッキ

 私が登山杖を購入する場合、手持ちのテンチョとの併用が前提になるので、まずは120p程度まで伸びてくれるI型であることが必須条件になる。
 元々私の場合は、遍路で金剛杖を一本使うスタイルで慣れているのだが、最近の流行りは短めのT型二本を両手に持つ登山スタイルのようだ。
 だから120cm以上に伸びるI型は売れ筋から少々はずれており、ショップでもamazonでも選択肢はあまり多くない。
 安価なものを試しに一本購入し、けっこう快適に使っていたのだが、結局紛失してしまった。
 2代目をどうするか考えながらamazonを物色していて見つけたのが、上掲の商品。
 一番の特色は、カメラに装着して一脚としても使用することができること。
 荷物の軽量化が必要な登山時や、狭い場所でカメラを軽く固定する時などに便利だ。
 一応T型なのだが、120cm近くまで伸びてくれて、I型っぽく使うこともできる。
 これも安価だったので、試しに購入してみた。
 何度か使ってみたところ、まあ作りは値段なりだ。
 意外と軽量コンパクトなのはよいのだが、長くした時に多少のぐらつきがあり、付属のコンパスはまったく役に立たない。
 それでも杖と一脚としてはそこそこ使用に耐えるレベルなので、「銭失い」というほどではない。
 
 今回の腰痛でもそれなりに活躍してくれた。
posted by 九郎 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体との対話 | 更新情報をチェックする

2014年04月04日

遺跡公園のまったりした時間

 昔からなんとなく、古代好きである。
 このブログで多く扱っている神仏ネタほどのマニアックな関心ではないが、日本の縄文、弥生、古墳時代あたりや、記紀神話の背景になった歴史には、人並みから少々はみ出る程度には興味を持っている。
 とくに縄文には岡本太郎への傾倒もあって関心が強く、以前は自己流で縄文土器を焼いたりもしていた。
 ちょうどこの時期、花見がてらに炭火で食べ物を焼きながら、ついでにのんびり土器も焼いていたのだ。
 数年前に今の住居に越してきてから焚き火をするのが難しくなり、最近はあまり焼けていないのだが、これまでの作品はカテゴリ縄文にまとめてある。

 自分のこうした趣味嗜好をさかのぼってみると、小学生の頃の元風景に行き着くのではないかと思う。
 実家の近所にけっこう大きな弥生遺跡があり、ちょうど私が小学生になる少し前に発掘や公園整備が進んでいた。
 竪穴式住居が再現されたその遺跡公園には、学校からもよく遠足に出かけ、郷土の歴史解説の授業が度々あった。
 私が三年生のとき担任だった年配の女の先生は、その遺跡がまだ田んぼだった頃のことから知っていた。
 遺跡として発掘される以前から、農作業をしていると土器の欠片がよく出てくるので地元の話題になっていたことなど、懐かしげに紹介してくれた。
 一応校区外だったので、子供だけで大っぴらに遊びには行けなかったのだが、遺跡の近くにブラックバスがよく釣れるため池があったので、高学年の子供たちはよく遠征していた。

 私は中高生になってからもたまに一人でぶらりと遊びにいっていた。
 普段はあまり人気がなく静かだったので、好きな本を持ち込んで、寝転がりながら読みふけったりしていた。
 当時はまだ再現された竪穴式住居の中にも自由に立ち入れたので、暑い時期にはひんやりした住居の中で涼んだりしていた。
 そのうち小さな資料館が整備され、小さいながら自習室もできた。
 それでも相変わらず人気はなかったので、私は込み合う図書館の自習室は避けて、よくこちらを使っていた。
 それはなんとも言えずまったりした時間で、当時から孤独癖のあった私にとっては貴重な一時だった。
 今でも私は、与えられた環境の中で一人で静かに本が読める場所と時間を確保することを、他のレジャーより優先しているところがある。

 最近は遺跡公園の隣接地にけっこう大きな考古学の施設ができたそうで、昔よりは賑わっていることと思う。
 まあ、せっかく立派な遺跡なのだから、現状の方が「正解」なのだろうけれども、私の記憶の中の風情とはちょっと違ってしまっているだろう。

 考古学の施設には、ぜひ一回行ってみたいとおもっている。

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 kindleで試しにお絵描きを一枚。
 無料アプリの使い勝手を探り探り。
 軽くスケッチぐらいには使えそうだ。
 やっぱりタッチペンは欲しいかな……
 kindle上で絵を描き、リサイズし、アップロードする手順は一応マスター。
posted by 九郎 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 縄文 | 更新情報をチェックする

2014年04月05日

Kindleをノートパソコンのように使う

 kindleに対応したキーボードを購入した。
 手帳スタイルのカバー兼スタンドにもなり、セットすると超小型のノートパソコンのような見た目になる。
 製品本来の使用法とは多少ずれるので、独自のバランスを求めて試行錯誤しなくてはならない。


●Amazon kindleFireHD7 ワイヤレスキーボード付きスタンド/手帳型ケース(minisuit)

 キーボードはけっこうニーズがあると思うのだが、amazonのkindleショップ純製品では見当たらない。
 仕方がないのでレビューを頼りに対応していそうな製品を、おそるおそる購入し、しばらく使ってみた。

 十分使い物にはなる。
 レビューに書いてあったとおり、マニュアルは薄っぺらな紙一枚だけだったが、一応日本語のものも同封されていたので問題なく使い始めることができた。
 まだちょっとてこずっている面もある。
 これまでずっとマウス(またはタッチパッド)とキーボードの操作になれてきたので、タッチパネルとキーボードの組み合わせにもどかしさを感じている。
 とくにコピペの手順はまだ完全マスターできていない。
 しかし振り返ってみれば、昔長らく使っていたワープロ専用機時代はマウスなどなく、コピペもさほど頻繁に使わずに文書入力していた。
 最近でもポメラ使用時にはそんな感じなのだから、慣れればなんとでもなる。
 とにかく一週間ほど我慢して使えば大丈夫になるはずだ。

 文書入力には、とりあえず無料アプリを使っている。
 元々XPサポート終了対応で、なるべく安上がりにネット接続でき、読書や文書入力ができるモバイル端末を絵に入れることが目標だったので、これで一応達成できたことになる。

 あとは使い倒すのみ。
posted by 九郎 at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 電脳覚書 | 更新情報をチェックする

2014年04月08日

ヤマザクラ2014

 新年度が始まってそろそろ一週間。
 まだ新しいシフトが一巡しておらず、落ち着かない。
 こうして4月は落ち着かないまますごし、GWをはさんでようやくペースがつかめてくる。
 例年そんなものだ。

 年度始め、体調を崩さずやり過ごすコツは、「慌てない、頑張らない」だ。
 後に回せることは後でいい。
 息抜き、休憩に貪欲であれ。
 休めるときに休み、遊べるときに遊べ。

 午前中ぽっかり空いたので、仕事場の近所の山に軽く登る。
 一週間ほど前から、こんな色あいを見せられてそわそわしていた。

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 ヤマザクラがあちこちで咲いているのだ。

 平地の花見なら、なんといってもソメイヨシノだ。
 公園や並木の薄ピンクに酔いしれるには、みっしり咲き誇った満開のソメイヨシノに及ぶものはない。
 しかし、そういう花見はもう十分だ。
 通りすがりで他人様が盛り上がってるのを横目でながめただけで、お腹一杯な気がする。
 私が今、求めているのはそういう花見じゃない。
 人間の声が聞こえないところで、一人静かに花が見たいのだ。
 ぼんやり川のせせらぎや野鳥のさえずりに耳を傾けたいのだ。

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 小一時間ほどで登り、しばらくのんびりして下りてくる。
 3時間ほどあれば、軽い登山と花見が楽しめる。
 平地の桜はそろそろ散り始めているが、週末に冷え込んだこともあり、山間部はまだまだいけるだろう。
 一週間前にやってしまった腰痛は、もう癒えた。
 一年前より10キロ近く落とし、亀仙流で言えば甲羅をはずした状態だなので、足取りも軽い。
 目当てはサクラだが、道端にはツツジもあちこちに咲いていて、もうけた気分になれる。

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 いざ、何年か前に見つけたヤマザクラの穴場へ。

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 山ならモクレンとの共演も見ることができる。

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 そう言えば、今日は4月8日のはなまつり。

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posted by 九郎 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2014年04月29日

Kindle一ヶ月半

 XPサポート終了対応でネット接続用にkindleを購入して一ヶ月半が経った。


●Kindle Fire HD 7タブレット 8GB


●Amazon kindleFireHD7 ワイヤレスキーボード付きスタンド/手帳型ケース(minisuit)

 メールやブログ、ネット接続、文書作成、ファイルの持ち歩き、読書などの機能を一通りこなせるようになり、
100均で購入したタッチペンを使って、ようやくコピペもマスターした。
 日常生活での依存度が高まりきった先日、ちょっとヒヤリとさせられる事態があった。
 出先でいきなり、kindleが無反応になったのだ。
 ついさっきまで使用していたのに、ちょっと用足しのため机上に置いて数分後、メインスイッチを押してもスタートしなくなった。
 充電しても事態は変わらず。
 そのまま丸二日、なんの反応もなし。
 先に待ち受けるamazonとの面倒な修理交換交渉にうんざりしながら、最後にもう一度だけとメインスイッチを押すと、普通に復活。




 意味がわからない。




 今に至るも原因不明。
 不気味である。
 それ以外の機能については、十分満足しているのだけれど……
posted by 九郎 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 電脳覚書 | 更新情報をチェックする

2014年04月30日

減量、ひとまず目標達成!

 昨年のGWから開始していた減量。
 そもそもの動機は腰痛対策だったのだが、年齢的なこともあり、なんらかの不具合が出る前に体重を落とせるものなら落としておこうという狙いもあった。
 あれから一年。
 一応の目標にしていた「一年間で-10キロ」を、このたび達成することができた。
 これで二十代前半の体重まで戻ったことになる。
 けっこう達成感はあるのだが、数字上のことよりも、この一年で「食」に対する意識が大きく変わったことの方が、収穫として大きかった気がする。
 これまで食べ物の嗜好というものは、個人の人格に匹敵するほど変えがたいものだと思い込んでいたのだが、実はさほどでもなく、段階を踏んでいくことでわりと容易に調整できるものであることが実感できた。
 私は子供の頃から「ご飯好き」で、カロリーや脂質は控えめだが炭水化物は少々多目の食生活を続けてきた。
 常識的にはあまり肥満するような食の好みではなく、実際ドカッと一気に太った経験は無かったのだが、一年1キロに満たない微増傾向が長く続いた結果、それなりに体重が増えてしまっていた。
 そんな私が減量する場合、食事で減らせる部分はご飯だけだったので、少しずつ減らしてみることから始めてみたことが、はじめの第一歩だった。
 たったそれだけのことだったが、一ヶ月に1キロ程度は簡単に減っていくことがわかり、気が楽になった。
 減量開始から数ヵ月ほど経ち、体重の減り具合がやや停滞しつつあったとき、「糖質制限」という考え方があることを知った。
 調べてみると自分がやっているのは「緩めの糖質制限」に相当するとわかり、我流ではない具体的な方法論を知ることで、減量のペースは持ち直した。
 具体的には、主食である炭水化物を1/3から1/2カットするというもの。
 このところ評判になり、関連書籍がベストセラーになったことで、賛否のあるダイエット法だが、批判があるのは「糖質0にして急激に体重を減らす」という極端な場合についてであり、摂りすぎている主食(炭水化物、糖質)をある程度削減することまで否定する論者は、さすがにいない。
 そもそも糖質0の「スーパー糖質制限」は糖尿病治療のためのものなので、必要もないのにそこまでやらなくてもよい。
 ダイエット目的なら緩めのもので十分効果はある。
 このダイエット法の優れている点は、カロリーや脂質制限ではないので、主食以外のおかずは、わりあい自由に食べられるところだ。
 メニュー制限ではないので、家族のある人もみんなと同じものを食べながら実行しやすい。
 ただ、少々注意が必要なのは、芋類や根菜、酒やビールも糖質に含まれることだ。
 私の場合、飲むときは糖質が含まれない蒸留酒(もともと泡盛好きなので問題なし)や糖質オフビールで、おでんや肉じゃが、カレーを食べるときはご飯抜きにしていた。
 日常生活の中のちょっとした工夫で炭水化物の削減は可能だ。
 ハンバーガーショップに行くなら、セットメニューでポテトフライを避け、サラダかナゲットにし、ドリンクは無糖のものを選ぶことでかなり糖質を減らせる。
 付き合いで飲み食いする場合でも、居酒屋なら無理なく炭水化物を避けることは可能だし、ラーメンや寿司、イタリアンなどで炭水化物が避けがたい場合は、その前後の食事で調整すれば良い。
 慣れるとまったく「我慢」することなく、減量は進む。
 一度慣れてしまえば炭水化物をたらふく摂取したときの「心地よい酩酊感」の呪縛から解放され、それが習慣化していたときの熾烈な空腹感と満腹感の繰り返しから脱出することができる。
 日常の空腹感と満腹感は、もっと穏やかなものに質的に変化し、間食やおやつの必要がなくなり、適度な食事量がわかってくる。
 私の生来のご飯好きは今でも変わっていないが、毎食かきこまなくてもよくなり、おにぎりや丼もの、お茶漬けやおじや、チャーハンなどを、嗜好品としてたまに楽しむ程度で満足できるようになった。
 よく「糖質制限はおかずの量が増えるので金がかかる」と言われるが、実践してみた感じではトータルで食費が顕著に増加するということはなかった。
 開始から一年経った現時点で「頑張って減量している」という意識はなく、炭水化物を削減したものの食べ方は完全に定着した感がある。
 今後も同じような食事を普通に続けていくことになるだろうから、ゆっくりペースで最終的にはあと3キロ前後減り、高校生の頃の体重になった時点で止まるのではないかと思う。

 さらに、糖質制限の思わぬ副産物として、花粉症の大幅な改善があった。
 私は例年3月からGWにかけて、酷い花粉症に悩まされてきたのだが、今年はびっくりするほど症状が軽くすみ、対処が必要になることはついに一度もなかった。
 これはもう、二十年来の花粉症をついに克服したといって良いレベルだ。

 体質は人それぞれなので一概には言えないが、私に関して言えば、糖質制限は減量と花粉症対策に目覚ましい効果があったと結論付けて良いだろう。

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posted by 九郎 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体との対話 | 更新情報をチェックする