いよいよ明日、完結!
以前ご報告しました通り、昨年募集された「第二回角川つばさ文庫小説賞」に、児童文学作品「図工室の鉄砲合戦」を応募したのですが、残念ながら最終選考4作品には残ることができず、二次選考通過17作品の内の一作に入るにとどまりました。
今回は「決勝進出ならず」という結果に終わったのですが、けっこうメジャーな文庫の登竜門で二次選考まで進めたこと、作者本人としてもかなり気に入った作品であることから、何らかの形で日の目を見せてあげたいなと思っていました。
ただ今回は二次選考通過ということで、作品名とペンネーム(烏帽子九郎)が公開されており、この状態で他の新人賞に再応募というのもちょっと難しいかなという気もします。
作品は他人様に見てもらってはじめて完成。
誰にも見られないままの状態で後生大事に抱えていても、価値がありません。
こういう場合、一昔二昔前なら同人誌や自費出版しかありませんでしたが、けっこうなコストがかかるわりに、あまり広くは読んでもらいにくいという重大な欠点がありました。
今ならいっそのこと、ネットで公開してしまうのが一番手っ取り早く読んでもらえるのではないかということで、特設ブログの開設を思い立ちました。
この形なら、一応絵描きのハシクレでもある私が、自作イラストをたっぷり描いて添えることも可能です。
「図工室の鉄砲合戦」は、字だけでなく図解を大幅に添付してこそ真価を発揮するものだとも思っています。
そしてこの物語の内容を、文字になっていない部分まで含めて一番知っている絵描きは、私をおいて他にありません。(←あたりまえ)
今回の応募作「図工室の鉄砲合戦」は、一応対象読者として小学高学年〜中学生くらいを想定していますが、雑賀鉄砲衆や本願寺寺内町、石山合戦など、当ブログではお馴染みのモチーフも主要なテーマになっています。
神仏与太話「縁日草子」の読者の皆様なら、年齢に関係なく楽しんでいただけることと思いますので、是非一度特特設ブログ「放課後達人倶楽部」をのぞいてみてください!
行く行くはこの作品以外にも、手持ちの児童文学系の作品も公開していければいいなと思っています。

【「図工室の鉄砲合戦」目次】
前口上、絵図、第一章「それぞれの朝」
第二章「出遅れた新学期」
第三章「マンガ部と達人クラブ」
第四章「戦国まつり」
第五章「寺内町と鉄砲衆」
第六章「開戦前夜」
第七章「図工室の鉄砲合戦」
第八章「浦小鉄砲合戦始末記」、あとがき