2014年06月29日

追悼;孫市のはまり役NO1

 当ブログ、基本的にはアクセス人数が一日200〜300人程度の地味な個人ブログだ。
 そもそも扱っているネタが万人向けではないのだから当然なのだが、たまに弾みで特定の記事にアクセスが集中することがある。
 今月はやたらに以下の記事が読まれていた。
 雑賀衆に関する映像作品
 何事かと思ったら、俳優の林隆三さんが今月お亡くなりになっていたのですか。
 遅ればせながら、件の記事から関連部分を再掲し、イラストも添えて追悼とさせていただきます。

(以下加筆修正の上再掲)

 雑賀衆に関する映像作品を探してみた。
 戦国時代の中ではマイナーな「雑賀衆」なので、映像作品を探すとなると、つまりは司馬遼太郎「尻啖え孫市」の実写版を探すことになる。
 中でも素晴らしかったのが以下の作品。



●NHK大河ドラマ「国盗り物語」総集編
 司馬遼太郎の戦国小説作品「国盗り物語」「新史太閤記」「功名が辻」「尻啖え孫市」などなどをシャッフルし、「スーパー司馬遼太郎大戦」とでも言えそうな、一遍の華やかな戦国絵巻に仕立て上げた1973年のNHK大河。
 私はリアルタイムでは見ておらず、総集編を二本組のビデオで見ただけなのだが、あまりの面白さにびっくりした。
 昔の大河は、やっぱりすごいですね。
 ただ残念ながら、DVDでもVHSでも、総集編のみの発売のようだ。

 実質の主人公は若き日の高橋英樹演ずる織田信長だが、これまた若き日の林隆三演ずる雑賀孫市も、大活躍を見せてくれる。
 林隆三の孫市は「尻啖え孫市」の愛読者のほぼ全員が膝を打って「そう! これこれ! 小説に出てくる孫市はこんな感じ!」と喜んだのではないだろうか。
 限られた尺の総集編後編の中で、「尻啖え孫市」の名シーンである「信長の御前での鉄砲演武」や「藤吉郎とのしんがり共闘」「雑賀川の決戦」や「雑賀踊り」などが収録されており、特に「鉄砲演武」や「雑賀踊り」でふてぶてしく舞い踊る孫市はカッコ良過ぎる!
 総集編ですらこれだけ見せ場が多いことから考えると、ドラマ全編から「孫市」に関する部分だけを抽出して編集しなおしたら、立派な二時間映画版「尻啖え孫市」が出来上がるのではないだろうか?
 孫市率いる雑賀鉄砲隊が「雑賀鉢」を被っていないのはやや残念だが、朱塗りの提灯兜で統一された見るも異様な百戦錬磨の鉄砲衆の描写は、これはこれで中々存在感がある。
 小説「尻啖え孫市」愛読者は必見!

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posted by 九郎 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 和歌浦 | 更新情報をチェックする