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2014年08月11日

防災グッズ覚書

 昨日の台風11号は、直撃を食らったけれども無事。
 ちょっと土曜日から泊まりがけで出掛けていたのだが、日曜朝、さっさと帰途についたことが幸いして、交通機関が動いているうちに帰宅することができた。
 後一時間ぐずぐずしていたら鉄道が止まっていたところだったので、我ながら良い判断だった。

 私は阪神淡路大震災で被災した経験があり、防災グッズにはついては日頃から関心を持っている。
 このブログでもアウトドアにも使える防災グッズとして、色々と紹介してきた。
 実際使用してみたものを中心に紹介しているので、興味のある人は参照してみてほしい。

 これらの記事を書いた後も、色々試してきた。
 その中から、使ってみて便利だったものを紹介してみよう。

 まずはリストコンパスから。

 
 防災グッズとしての方位磁石は、その必要があまりピンと来ないかもしれない。
 しかし、とくに震災後の移動では、交通機関が麻痺していたり、街の風景が一変していたりして、自分の現在地や進んでいる方向の把握が非常に難しくなる。
 日常の手荷物の中に、安価でごく簡単なものでいいからコンパスを入れておくと、いざというとき必ず重宝することになる。
 今回お勧めするのは、腕時計のベルトに装着するタイプのリストコンパスだ。
 探せば数百円くらいからあるが、オイル式で実用に耐えそうなのは1000円以上のものだろう。
 ケータイ、スマホが普及した昨今、腕時計を身に付ける習慣自体を持たない人が増えている。
 平時ならばそれで全く問題ないのだが、災害や遭難時、とくにスマホはあっという間にバッテリーが切れる。
 物理的な耐久性でも腕時計の方がはるかに信頼できるので、私は今でもなるべく腕時計をつけるようにしている。
 時刻を確かめるのに一々ケータイやスマホを見ないことで、限りあるバッテリーを節約することにもつながる。
 コンパスも電子式でGPS機能などがついた高性能なものもあるが、災害時対応で考えるなら、私はより原始的で壊れようがないものを推したい。
 普段から腕時計にコンパスをつけてみると、はじめて訪れて土地勘のない場所では、あるとけっこう便利だったりするのだ。

 私はスモーカーではないので、普段使いのライターは持ち歩かないのだが、アウトドアや遍路のときには100均などでも売っている着火ライターをよく使っていた。
 しかし、最近のものは子供がイタズラしないように配慮されているためか、スイッチがかなり硬いものが主流になり、使い勝手が落ちてきていた。

 そんな中、ガスが充填できて火口の伸縮するタイプの製品を見つけた。


●スライドガスマッチ(SOTO)
 点火スイッチはロックを解除すると軽く、非常に使い勝手が良い。
 火口がスライド伸縮するので携帯性も良好。
 季節柄、花火にも使えるだろう。
 バーナー式でより火力の強いタイプのものもあるが、私の使い方であればそこまでの火力は必要ない。
 一点だけマイナスをつけるなら、Amazonのレビューにも投稿されている通り、値段のわりに見た目が安っぽいことか(笑)


 あと、これはまだ購入していないのだが、ちょっと気になっているグッズもある。


●ワイヤーソー

 あまり実用的ではないかもしれないが、秘密道具好きな男子の心をくすぐる製品である。
 値段が安いので、話のネタにちょっと購入してみようかと思っている。

 防災は、普段の心がけ。
 楽しみつつ、備えましょう!