そろそろ夏も終盤か。
以前描いていて、そのままになっていた向日葵のスケッチが出てきたので、この機会にアップしておこう。
描いたのは確か、2011年だったと思う。
3.11のあった年だ。
あの夏、私はなぜか向日葵に夢中になっていた。
普段歩いているときも向日葵を目で追ってばかりいた。
憑かれたようにデジカメで写真を撮り続けた。
そして、今でも忘れられない、まるで人間みたいに見える怪偉な向日葵と出会ってしまったのだった。
その立ち姿は衝撃的で、私は久々に木炭を手にとってスケッチを描いた。
向日葵のパッと明るい色彩より、造形的な見事さに、その当時の私は夢中だった。
A3サイズにカットしたMBM紙に、木炭と筆ペンでデッサンした連作である。
今年もお盆を過ぎ、そろそろ近所の向日葵も、頭を垂れ始めている。