都市部の真ん中だが、下町なのでまだこうした地域の行事は残っている。
大人も子どもも、一番盛り上がるのは「アンパンマン音頭」だったりする。
やなせたかし先生はどこまでも偉大だ。
私が子どもの頃、アンパンマン音頭はまだなかったのだが、アニメ作品発の盆踊りはけっこうたくさんあった。
ドラえもん音頭やあられちゃん音頭、じゃりン子チエなんかもあった。
あられちゃんやチエは作品が「現役」とは言いがたいので今かからないのはわかるが、ドラえもん音頭もないのはやはり代替わりのせいだろうか。
年々盆踊りの開催場所も減ってきている。
数年前に越してきたのだが、いくつかの地区で別の日に開催されていた盆踊りが、合同開催に変わったりしている。
少子高齢化で集まる子どもや若者が減り、動ける大人の人手が決定的に不足してきているのだろう。
都市部なのでお盆休みの期間はよけいに人が減ることもあるだろう。
夜店の数も物凄く減った。
こちらは例の「暴排」の風潮のせいだろう。
怪しい夜店が減って、めっきり盆踊りの風景も寂しいものになった。
あまり賛同はしてもらえないと思うが、当ブログは縁日の夜店を完全に「暴排」してしまうことには、一応反対の立場をとっている。
ふと見上げた提灯には「地蔵尊」の文字。
よく見ると、提灯にはほとんどすべて書いてあった。
そう言えば、8月24日は地蔵盆。
この盆踊りは地蔵盆も兼ねているのだ。
おじぞうさまは、当ブログでもずっと大切にしてきたテーマの一つだ。
カテゴリ「地蔵」
地蔵盆の絵も色々描いてきたが、自分で一番気に入っているのは、やはり最初期に描いた一枚。
地蔵盆の時期になると、まだまだ暑い中でもセミの声はめっきり減り、朝夕や日影にひんやりした風が吹きはじめる。
そしてもうすぐ、セミの鳴き声がパタリとやんだ公園の静けさに、愕然とする日が来るのだ。
【真夏の夜の夢】(4分/mp3ファイル/7MB)ヘッドフォン推奨!
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