blogtitle001.jpg

2015年03月03日

おりがみ雛人形2015 御膳と菱餅

 毎年じわじわ作り続けているおりがみ雛人形シリーズ。
 今年は小道具類を作ってみました。
 これまでのまとめはこちら

 三宝にのせた菱餅と、御膳です。

hina2015-01.jpg


 三宝は伝承、菱餅はそれらしい色の和紙を糊で積層し、カットして形を整えています。
 御膳の方は以下の参考図書を見ながら、雰囲気で作っています。



●「おりがみ日本の四季」桃谷好英(誠文堂新光社)
 おびな、めびな、左右大臣、三人官女、ぼんぼり、桃の花、御所車、牛、御膳、御椀、菱餅の折り方が掲載されており、コンプリートするとけっこう豪華な段飾りになるはず。
 こちらのブログでは、御所車、牛、大名籠、御膳、三宝などを参考にしています。

 写真でもわかると思いますが、実物はかなり小さいです。
 御膳は一辺2.5センチ程度でしょうか。
 
hina2015-02.jpg


 これはシリーズ最初の内裏雛がかなり小さかったせいで、それにあわせて他のものもすべてミニサイズになっています。

hina-02.jpg


 見えにくくなってきた目をむち打ちながら、今後もぼちぼち増設していきます(笑)
posted by 九郎 at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 紙(カミ) | 更新情報をチェックする

2015年03月09日

年度末へ向けた体調管理

 3月から4月にかけては、一年のうちでも最も体調に注意すべき期間だ。
 生来、根をつめる性分で、「ほどほどに」ということが苦手だ。
 やるとなればとことんやるし、やらないとなれば一切ノータッチ。
 オールオアナッシングの極端な性格は、なかなか改めがたい。
 年度末は大人として義務的にやらねばならぬことが多く、ストレスと睡眠不足に加えて、気温変化が激しい。
 腹痛腰痛に厳重注意である。
 とくに急性胃腸炎は怖い。昨年5月に過去最悪のを患って、本当に懲りた。
 できればもう発症したくないのだが、たぶんそうもいかないので、なるべく回避し、なるべく軽症で済むように心がけなければならない。
 胃腸炎発症の仕組みは、大雑把に言うと以下のようになる。
 もともと胃腸には、健康な状態であっても様々な菌やウイルスが多数存在している。
 普段は免疫によって抑え込まれているのだが、疲労や睡眠不足、ストレスなどにより、体力や免疫力が低下すると、抑え込めなくなって暴れ始める。
 私の場合は、詰まっていた仕事や用事が一段落し、ふと気が緩んだときに発症しやすい。

 とにかく注意である。

 昨年から花粉症が非常に軽くすむようになったのはありがたく、長年の重荷が一つ解消されたような気がする。
 今年も花粉の季節に突入したが、とくに対策は必要ないレベルの軽症で済んでいる。
 目のかゆみ、くしゃみ、のどの変調は、軽くではあるがあらわれているので、大量の花粉が舞っていることはわかる。
 しかし、日常生活に支障が出るレベルではない。
 
 そろそろ結論付けても良いと思う。
 あくまで「私の体質では」という前提はつくが、糖質制限は花粉症の有力な治療法になり得る。

 固いからだを少しでも柔らかく、あわよくば腰痛軽減を願ってゴソゴソはじめているヨガ。
 毎日ではないが、さぼりながらも、できるだけ試みている。
 まだほんの初歩の初歩で、足首から腰、肩甲骨にかけてのストレッチという感じだ。
 あいかわらずからだは固いのだが、糖質制限で十キロ以上減量し、腹回りの肉が大幅に落ちたので、以前よりはヨガのポーズらしくできている気がする。
 寝る前に小一時間ほどヨガの時間を持てれば、その夜の睡眠が深くなり、翌日腰が軽くなっているのは実感としてわかる。
 体の固さも左右でかなり差があり、姿勢の歪み、骨格、内蔵の歪みがあるのがわかってくる。

 よし、この調子。 
 できるだけでいい。
 さぼりながらも、ぼちぼち続ける。
 頑張りすぎないよう、泡盛でもひっかけながら。

 体とともに、極端な心も少しずつ溶かすのだ。
posted by 九郎 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体との対話 | 更新情報をチェックする

2015年03月11日

防災関連記事まとめ

 3.11である。
 東日本大震災、それに伴う福島原発の破局から4年。
 当ブログの防災関連記事をまとめておきたいと思う。

 4年前の原発震災については、リアルタイムで記事にしてきた。
 カテゴリでまとめてある。

 私は20年前の神戸で、阪神淡路大震災を経験した。
 なるべく建前を排した率直な被災体験記を、カテゴリ90年代でアップしている。

 アウトドアや防災に関する様々な製品紹介記事を、新カテゴリ遍路・防災・アウトドアとして独立させた。
 以下にリンクを貼っておくので、詳しい紹介はそれぞれの記事で。

 常備すべき防災グッズについて
 防災ラジオライトについて
 調理用具について
 焚き火台について
 ガスバーナーについて
 ソロテントについて
 緊急避難用テントについて
 前室つきテントについて
 刃物について
 LEDランタンについて
 キャリーカートについて
 登山用ストックについて
 アルミ蒸着断熱シートについて
 リストコンパス、ガスライターについて


 常備しておくべき防災グッズは、以下のもの。

1、ポケットラジオ(AM、イヤホン必須)
2、小型LEDライト(ソーラーまたは単三・単四乾電池式)
3、着火ライター(ボディが透明でガス残量のわかるもの)
4、周辺地図、コンパス(とにかく使えればよし)
5、サバイバルシート
6、ペットボトル、新聞紙
7、ナイフ
8、腕時計(非常時において、スマホはバッテリーの問題あり)

 1、2については、防災ラジオライトが一台あれば十分だ。気休め程度だが、ケータイの充電も一応可能。


●「H.C.5way マルチラジオ オレンジブリック」(mont-bell)
 必要な機能と強度がそろっているが、ややかさばる。
●「AM/FM/SW手回し発電ラジオライトRAD-V963N」(オーム電機)
 とにかく多機能コンパクト。やや充電ハンドルの強度不足か。

 防災ラジオライトは便利だが多少かさばるので、携帯性を優先させるなら充電機能はあきらめ、単三・単四乾電池式のラジオとライトを別に用意した方が良い。
 安価なものでも手元にあるとないとでは大違いなので、とにかく揃えて普段から持ち歩くのがベター。

●GENTOS LEDライト パトリオ
●ソーラーLEDライト キーホルダー
●AudioComm AM/FM ライターサイズラジオ

 3の着火ライター、4のコンパスは、たとえば私は以下の製品を使用している。


 最近は喫煙者が減り、スマホの普及もあって、ライターや腕時計を日常的に携帯する人は減っている。
 しかし、非常時にはどちらも非常に役立つ。
 とくにスマホはバッテリーの問題があるので、平時以外には使えないものと考えた方がよい。

 5のサバイバルシートは、最近の一押し防災グッズだ。

●サバイバルシート(防寒・保温シート)
 見た目は薄っぺらな「でかいアルミホイル」だが、意外に破れにくく、断熱効果が高い。
 これ一枚で完全に寝袋の代わりが務まるかというとそれは無理だが、いざという時このシートが一枚あれば、それだけで生死を分けるシーンも出てくるのではないかと思う。
 価格も安く、購入状態ではポケットティッシュ程度のサイズと重さ。
 一応「使い捨て」ということになっているが、一度使うとくしゃくしゃになってコンパクトにたためなくなるものの、数回は使用可能だと思う。
 防災だけでなく、これからのアウトドア・登山でも必須アイテムになるだろう。
 最近は専門店だけでなく、ホームセンターやスーパーでも同種の製品が取り扱われているので、明日にでも何個か購入しておくことを強くお勧めします。

 刃物はカッターナイフでも良いから、しっかりしたものを一つは身に付けておきたい。


 多機能ナイフなら、プライヤー(ペンチ)タイプのものがお勧めだ。

●GERBER ベア・グリルス コンパクト マルチツール
 実用に耐えるぎりぎりの小ささで、ペンチやナイフ、ドライバーなど使用頻度の高い機能がそろっているのが良い。とくに「波刃」はロープ切断に非常に便利だ。

 自分なりに防災グッズを揃えようとすることは、「防災意識」を持つことにつながる。
 そのとき、自分はどうするか?
 平時のうちに、あれこれ思考をめぐらせておきましょう!
posted by 九郎 at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ・マップ | 更新情報をチェックする

2015年03月17日

納税儀式

 昨日、滑り込みで確定申告を済ませた。
 国税のサイトの申告書作成コーナーで入力、その他諸々、作業量で言えば大したものではないのだが、全くやる気のない時間はしんどく、過重に感じる。
 当ブログでも、何度か納税関連の記事を書いてきた。

 たまにはゼニの話でもしたろか
 webで確定申告書作成
 パワーバランスとしての「心情左翼」

 ヤクザのみかじめ料と税金には本質的な差はない。
 過重な税を取るだけ取って、国民の生命財産が守られないのであれば、国も税もその正当性を失う。
 貧しい私は確定申告の書面上にあらわれる税額こそ少ないけれども、国民年金や国保などの実質的な税は過重であるし、段階的に引き上げられる消費税の負担は厳しい。
 これだけとられている税の使い道はといえば、史上最低最悪の公害企業である東電に、なんら責任を追求しないまま公的資金をジャブジャブと注ぎ込むなど、まったく納得のかないことばかりである。
 そして間もなく始まるマイナンバー制により、実質的に「申告」による納税は終わっていく。
 徴税が正当性を失い、低下した納税意識の分は、直接国民の財布をのぞき込めるようにすることで埋め合わせようと言うことだろう。
 力弱く抵抗の少ないところからふんだくり、合法的に税を分配できる特権階級を形成しようという方向性は徹底しており、ニッポン官僚のえげつなさは超一流である。
 庶民にできることは、確定申告の時期に煩雑な書面作成を通じて「怨念」を蓄積する儀式とするしかないのである。


●「談合文化 日本を支えてきたもの」宮崎学(祥伝社黄金文庫)
 
posted by 九郎 at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 神仏絵図覚書 | 更新情報をチェックする

2015年03月23日

春のお彼岸2015

 今年の春のお彼岸は、寒暖差の激しい中で過ぎていく。

 縁者の墓参で地方に行ってきた。
 二三日続いた暖かさで、梅は最後の一咲きを終え、足元をよく見ると土筆がモコモコと顔を覗かせていた。

sp15-02.jpg


 土筆を見たのは何年ぶりだろうか。
 私は幼児期を田舎で過ごしたので、春先の植物を発見すると、つい見入ってしまう。

 秋のお彼岸にはその名の通りのヒガンバナがある。
 それでは春のお彼岸の花と言えば?

 ということで、去年の記事ではモクレンを推した。

season-125.jpg


 私の好みでは、乳白色の花弁をお灯明のようにのぞかせた蕾の頃から、ふっくら白熱電球みたに膨らんだあたりまでの花が、木のあちこちについた状態が好きだ。
 日の傾いた黄昏時に、ふとモクレンが目にはいると、花の部分がぼんやりと発光しているようで、豪華な燭台を前にしたような感動がある。
 今年は急激に暖かい日が続いたので、開花が一気に進行して、私の好きな蕾の期間が短かったのが少し残念だった。
 蓮の花のように花弁が開いた状態も、もちろん美しいのだけれども。


 もう一つ春の彼岸花を推すとするなら、少し地味だがオオイヌノフグリがいい。
 地味な上にあまりよろしくない名前だが、花の風情は素晴らしい。
 私はこの小さなスカイブルーの花のことを、ずっと普通の「イヌノフグリ」だと思っていて、幼児の頃から大好きだったのだが、今回記事にするにあたって調べてみて間違いに気づいた。
 在来種のイヌノフグリはもう一回り小さな花で、今はもう絶滅危惧種になっているらしい。
 私が子供の頃から親しんできた「オオイヌノフグリ」は帰化種の方だったのだ。
 名前のわりに、種子はあまり「イヌノフグリ」っぽくないなと昔から思っていた。
 調べてみたら、在来種の方は本当にそっくりで、帰化種の方は「それ」にあまり似ていないと知り、謎が解けた。

 その優勢な帰化種も、都会ではあまり見かけなくなっている。
 公園や植栽帯の片隅でたまに見かけると、もう春なのだなとほっと一息つく。

sp15-01.jpg
posted by 九郎 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする