
仏敵・信長の小姓が六字名号を前立てにしていたという面白さもあって、けっこうムック本などでも取り上げられており、当ブログでも以前に雑賀鉢の記事で紹介したことがある。
どうやらこの具足、出所がかなり怪しいようで、本当に森蘭丸所用である可能性は極めて低そうだ。
ただ誰の所用であったかはさておき、「南無阿弥陀仏」の六字名号を模した前立てが存在したこと自体は確実で、例えばそれが石山合戦の本願寺方の武将、中でも雑賀衆の一員であればより自然だ。
その場合は雑賀鉢に件の前立てをつけることになるだろうから、以下のイラストのようになる。

今年は以前描いた上のイラストを、おりがみで再現してみることにした。

本来の前立ては「南無阿弥陀仏」の「仏」の字が蓮弁と重なったデザインになっているのだが、金色の画用紙を使った切り絵の手法で再現するために少しずらしてある。

例によって他サイトで公開している折り方のアレンジなので、当ブログでは詳しい折り方の解説は受け付けておりません。
あしからず(笑)
おりがみ兜のまとめ記事はこちら。