この5連休あたりがメインで、人によっては今週末あたりまでカウントするのかもしれない。
毎年GWぐらいに盛りをすぎるのが、道ばたのヒナゲシだ。
記事を書くにあたって改めて調べてみると、道路脇などに大量に自生しているオレンジ色の小ぶりな花は、ナガミヒナゲシという帰化植物であるらしい。
1960年代初頭から広がり始めたそうなので、帰化してからの歴史は意外に浅いが、私が子供の頃にはもうそのあたりにけっこう生えていた。
小さく可愛らしい外見に似合わず、けっこう「獰猛」な品種であるらしい。
コンクリート周辺のアルカリが強い土を好み、他の植物を排除しながらどんどん増える。
道路脇で育ちやすいので種子が車に運ばれ、瞬く間に全国に広まっていったということだ。
そんな困り者だとは露知らず、春先にパッと華やかな咲きぶり、散りぶりなので、私は昔から好きだった。
早春のオオイヌノフグリから始まって、セイヨウタンポポ、そしてナガミヒナゲシあたりを楽しむと、そろそろ気温は「暖かい」から「暑い」に移り変わってくる。
私は子供の頃からそんな風に春を感じてきたのだが、考えてみると全部帰化植物だ(笑)
それはそれで、私にとっては昔馴染みの、懐かしさもある季節の便りではある。
