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2015年07月01日

2015年7月の体調管理

 6月も無事乗り切れた。
 これで13ヶ月ほど、持病の胃腸炎とぎっくり腰をやらずに済んでいる。
 年齢なりに無理しないよう気を付けた結果だから、これからも調子にのないようにしなければ。
 7月は仕事が忙しくなり、上旬にばたばたする。
 一段落した直後が危ない。
 以前に一度、この時期に胃腸炎をやっているので注意だ。
 適当に手を抜き、適当に飲みながら、淡々と。

 緩い糖質制限による体重管理も良好。
 こちらも13ヶ月以上、ひもじい思いは一切無しで、リバウンドも無し。
 体力維持のために体重が落ち過ぎないよう、むしろがんばって食べているくらいだ。
 
 忙しくなるので、睡眠時間の確保と、夜間冷えない準備が肝要。
 
 ちょっと無理をして痛みが出て中断していたヨーガは、ぼちぼち再開。
posted by 九郎 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体との対話 | 更新情報をチェックする

2015年07月03日

ひだる神

 度々書くが、緩い糖質制限をやっている。
 炭水化物や甘いものはごく控えめにし、食べなくて済む時はすっぱり食べない。
 しかし、元々は糖質は大好きなので、たまに息抜きする。
 たまに食べたときの美味さはまた格別で、普段から糖質を摂っていた時よりはるかにおいしく感じる。

 普段はそんな感じなのだが、場合によっては解禁することもある。
 登山などで、長時間それなりの運動を続けるときなどだ。
 山でよく使われる言葉に、「しゃりばて」と言うものがある。
 長時間歩き続けてエネルギーが枯渇し、突然足が萎えたように動けなくなってしまう現象だ。
 現代では「血糖値の急激な低下」というような合理的な説明がされるけれども、昔は「ひだる神が憑いた」と言って、一種の憑霊現象のように扱われたらしい。
 そのまま何も口にしないと危険だが、何か(とくに糖質)をほんの少しでも食べればすぐに回復する。
 私がこの「ひだる神」とか「だるが憑く」とか呼ばれる現象のことを知ったのは、たぶん水木しげるの妖怪本で紹介されているのを読んだのが最初だった。
 旅の途中で餓死した人が、この妖怪になるらしいということが、水木先生の実体験も交えて説明してあったと思う。
 地域で言うとこのカテゴリの熊野も「ひだる神」がよく出た所で、最近はご当地ゆるキャラになっていたりもする(笑)
 興味のある人は、「だるだる ゆるキャラ」で画像検索を。

 実は私も、かつて熊野遍路中に「ひだる神」に憑かれかけたことがある。
 あれは確か、90年代に高野山から熊野本宮へ続く小辺路ルートを辿っていた時だと記憶しているが、山中でいきなり足がヘロヘロになり、身動きできなくなった。
 すぐに「ひだる神」という言葉が浮かび、水木先生の解説を思い出して、非常用のカロリーメイトを貪った。
 ちょうど折悪しく水が切れていて、パサつく口中を無理矢理飲み込んだせいで、唾液腺がひきつったようになってしまったが、なんとか回復することができた。
 単独行だったので、さすがにちょっと怖い体験だった。
 それ以来、山に入るときはどんなに短時間の予定でも必ず甘いものかおにぎりを携帯することにしている。

 糖質制限が習慣化した今でも、それは変わっていない。
posted by 九郎 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 熊野 | 更新情報をチェックする

2015年07月11日

違和感の分析2

 七夕も過ぎた。そろそろ書いておこうか。

 当ブログは神仏与太話をメインテーマにしていて、基本的には地味な感じで進めているのだが、たまに四季折々の工作物を紹介することもあり、そんな時にはアクセスが普段よりも増える。
 3月のおりがみ雛人形、5月のおりがみ兜、夏休みの工作等の記事がとくに人気を集めており、けっこうあちこちのまとめサイトでも紹介してもらっているようだ。
 引用元を明記し、リンクも貼って画像を転載してあるまとめについては、「こんな作品ができるそうです、詳しい記事はこちらです」という趣旨になり、ちゃんと当ブログの記事を直接読んでもらえる形なので、とくに思うところはない。
 ただ、紹介のされ方に違和感を持つ場合もある。
 当方で作成した画像や解説文が、単なる素材として切り貼りされてしまっており、元記事をちゃんと読んでもらえそうにない構成になっているのを見かけると、さすがに気分はよろしくない。
 今年は七夕ネタでそんなケースがあった。
 ちょっとムカついたので具体的にあげつらってみる(笑)と、このまとめである。
 当方の元記事はこちら

 一応引用元として元記事に飛べるようにはなっているけれども、まとめ記事の方にこちらの画像と、解説文をテキトーに改変した文章が無断転載されているので、元記事まで読む必要がなくなってしまっている。
 こういうことをやるんだったら、自前で画像を用意して、解説文も自分で一から考えろよと言いたくなる。
 一応納得できるまとめサイトと形式上大きな差があるわけではないけれども、違和感はある。
 その違和感を自分なりに分析してみると、以下のような趣旨の違いに行き着く。

・通常のまとめサイト「こんな面白い記事があるよ。元記事を見てみよう!」
・今回のまとめ「都合よくこんな画像と記事が見つかった。ちょうどいいから使っちゃおう!」

 記事を書いた人に悪気はないのだろうけれども、私にはそのように感じられる。
 一応引用元は示し、解説文もそのままコピペではないのでよけいにモヤモヤするのである。



 分析してみることで当方の精神衛生上の問題は解消されたので、まあ良しとする。
posted by 九郎 at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 紙(カミ) | 更新情報をチェックする

2015年07月22日

夏休みの工作 ホームセンターへ行こう!

 夏休みに入り、工作関連で検索してくる人が多くなった。
 大型スーパーの文具コーナーには各種工作キットが並んでおり、当ブログでも夏休みの工作まとめで色々紹介している。
 けっこう面白い内容の工作キットも多いのだが、小学生の工作ならキットに縛られず、もっと好き勝手に楽しんで作って欲しいとも思う。
 そこでお勧めなのが近所のホームセンターだ。
 この時期、端材の詰め放題サービスをやっているところが多いはずだ。
 数百円も出せば、夏休みの工作を作ってまだまだ余るほどの材料を、安くゲットすることができる。
 また、工作キットも他で買うより割安になっていることが多い。

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 詰め方のコツは、なるべく細かな端材を数多く選ぶことだ。
 あまり大きな木材を選ぶと、すぐに袋が一杯になってしまうし、後で切らなければならなかったりで、意外と使いにくいものだ。
 子供の工作では、ノコギリでカットするの作業行程は難易度が高く、ハードルになりやすい。
 カット済みの細かな木片を積み木のように組み合わせ、木工ボンドで貼ってガンガン自由に造形するのがストレスが少なくていい。
 同じような形状の木片が数十とか百とかの単位でたくさんあると、手が動きやすくなる。
 アイスの棒や割り箸工作も、同じ理屈で取り組みやすい。
 工作キットの利点も、「ノコギリを使わずに済む」という部分が大きいのだ。

 どうしてもノコギリが必要な場合は、「挽き廻し」というタイプの細身のものが一本あると便利だ。
 本来は曲線切り用のノコギリだが、細い棒や短い直線切りなら十分対応できる。
 カッタータイプのものも売られているので、端材の詰め放題のついでに刃物コーナーを覗いてみると良い。


●OLFA カッター挽き廻し鋸 217B
 少し大き目のカッターと挽き廻しノコの二種類が一本になっている。
 日常の軽作業や工作に便利。

 形ができたら次は着色。
 木材やプラスチックなど、素材を選ばず着色できて、乾くと耐水性になるアクリル絵具が便利だ。
 小学生の工作なら、学校で使っている水彩絵具と近い感覚の、以下のような工作用絵具のセットが使いやすいだろう。


●サクラクレパス 工作用アクリルえのぐセット 10色(金銀入)
 パレットになるケースに、筆もセットされている。
 筆はちょっと使いにくいかもしれないので、ペンキ用の刷毛などを別途購入がお勧め。

 アクリル絵具は乾くと耐水性なので、完成後遊んでも色が落ちにくい。
 ただし、普通の水彩絵具と違って、筆やパレットを使用後そのまま放置すると、汚れが固まってしまい、とくに筆は使用不能になってしまう。
 後始末だけは忘れずに。


 夏休みの工作は、まずホームセンターへ!
posted by 九郎 at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 神仏絵図覚書 | 更新情報をチェックする

2015年07月28日

猿との決着

 多忙に付き、ちょっと更新が滞っている。
 つなぎにくだらない雑談を。

 猿とはいずれ決着をつけなければいけないと、常々考えている。
 子供の頃、猿に泣かされたことがあるのだ。

 野生のニホンザルの群れがいる山に、見物に行ったときのこと。
 餌場では安全のため人間の方が檻に入る仕組みになっていて、子供心に面白かったのを覚えている。
 檻の中には豆の自動販売機があって、外に群れている猿に檻の隙間から餌をやることができた。
 小学生の私は近くに寄ってきた子猿が可愛くて、その子ばかり贔屓して豆を与えていた。
 私の依怙贔屓に腹を立てたのが、すぐ近くにいた大人の猿だ。
 歯を剥き出してキーキー言いながら、突然フェンスの隙間から手を伸ばし、しゃがんでいた私の髪の毛をつかんで引っ張り回した。
 痛さというよりは驚きと恐怖で、私は不覚にも泣いてしまった。

 あれからン十年。
 いつか復讐してやると誓ったものの、いまだ果たしていない。
 たまに思い出しては、どのように決着を付けてやろうかと、あれこれ妄想する。
 私は執念深いのだ(笑)
 そもそも、当の猿はもうとっくに死んでいるだろう。
 長生きしたものが勝ちという尺度なら、私は既にリベンジを果たしていることになる。
 しかし、まだまだそこまで成熟、達観した精神は持てていない。
 いい年こいて、私の精神はいまだ猿並みである。
 記憶の中の猿と同程度の大きさの個体と、一対一で相対して猿を圧倒することができば、猿並みの私の復讐心は一応癒されるだろう。
 ただ、本当に闘ってしまったら、猿には到底敵わない。
 人間の戦闘能力は野生生物とは全く比較にならない。
 たとえ武術の達人であっても、技術や身体能力で猿を制圧することは不可能だ。
 できることは、見た目の体格差でビビらせて相手を逃走に追い込むことだけだろう。

 勝利のヒントは、以前大道芸で見かけた猿回しの人の、猿の叱り方にある。
 叱られて逆ギレした猿が、歯を剥き出して反抗すると、若い芸人さんが、

「猿みたいな顔すな!」

 と大声で怒鳴り付けながら、手近なもので地面を叩いて大きな音を立て、制圧していた。
 ポイントは猿を圧倒する気迫と、大きな物音だろう。
 
 いずれ決着を付けに、あの山へ行く。
posted by 九郎 at 06:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 原風景 | 更新情報をチェックする

2015年07月30日

強い者は守られ、弱い者は叩かれる

 基本的に浮世離れした神仏与太話のブログなのだが、どうにも腹に据えかねる場合は世間に対して物申す。
 とくに原発。

 T芝の「不適切会計」が連日報道されている。
 なんやねん「不適切会計」って。
 普通に「粉飾決算」と報じんかい。
 犯罪行為として当たり前に追求し、世論を喚起し、立件に向けて尻叩かんかい。
 ええ加減な内部調査でお茶濁さしてどないすんねや。

 それとも何か?
 アホ総理が嬉しそうに営業回りして原発の海外輸出を進めとる中で、日本最大の原発メーカーであるT芝はんに潰れてもろたら困るんか?
 経営悪化の原因と原発事故の関係を探られたらまずいんか?

 国民の過半数が原発再稼働に批判的やのに、反原発や戦争法案反対デモでは、アホの公安が参加者の写真撮りまくる違憲行為が横行しとる。
 T電やT芝のような図体のでかい犯罪企業は「国策」というだけで保護され、原発事故の被災者やデモ参加者は切り捨てられ、威圧される。

 せめて、犯罪企業の犯罪は、おかしな言い換えをせずに報道せんかい。
 美しい日本の国土を広範に汚染した史上最大の公害企業は、さっさと潰して資産売却、全額被害者に分配し、歴代経営者はきっちり裁きを受けんかい。

 当たり前のことが当たり前に行われる国になることを望む。
posted by 九郎 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2015年07月31日

狂気の沙汰、地獄の沙汰

 手元に日本地図のある人は、開いてみてほしい。
 紙の地図でなくとも、ネットの地図サービスでもなんでも構わない。
 できれば実際の衛星写真が見られるGoogle Earthがお勧めだ。
 紀伊半島から四国、九州あたりまでの範囲の地図を用意してみよう。
 とくに和歌山県の紀ノ川から四国の吉野川にかけて、横真一文字にスパッと切り裂いたような、巨大な裂け目の地形がはっきりと見えるはずだ。
 その裂け目の直下を通っているのが、日本最大、世界でも有数の巨大活断層「中央構造線」である。
 西はさらに佐田岬と平行し、九州を横断して続いているとされている。
 当ブログでも、以下のような模式図をアップしたことがある。

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(クリックすると画像が拡大します)

 現在地震エネルギー蓄積中で、もしこの中央構造線のどこかでエネルギーが解放されれば、壊滅的な被害も予想される。
 ところが上の図でも示してある通り、四国の佐田岬の根本には伊方原発、九州には川内(せんだい)原発が存在してしまっている。
 伊方は中央構造線の直近、川内は延長線上にあり、しかも活動が激化している火山地帯の付近でもある。
 どちらも、そんなところに設置されていること自体がありえない原発だ。
 現在は停止しているのだが、独裁者の狂気により、両原発とも間もなく再稼働が始まる。
 
 これまでの実証により、日本の原発は震度6(7ではない)で何らかの事故を起こす。
 日本上空では大雑把に言うと西から東へ向けて風が吹いている。
 福島の場合は本州の東端に位置していたため、放出された放射能の八割方は太平洋に飛ばされた。
 川内か伊方で深刻な事故が起これば、瀬戸内海も西日本もまともに放射能を被る。
 黒潮と対馬海流が日本の裏表から汚染を拡大する。

 論外、ということがある。
 とにかく川内と伊方は、そこに原発を作ったこと自体が狂気の沙汰なのだから、再稼働の議論などすること自体がありえないのである。

 日本で安全な原発があり得るかという議題であれば、論じる価値がある。
 私個人としては、地震大国であること、国土が狭く人工が密集していることなどの条件から、あり得ないと判断している。
 百歩譲ってあり得るとしても、それは安全対策に膨大なコストのかかる、とても商業的にペイできないものになるであろうとは思っている。
 しかしそのような議論を通じて、原発の本当の安全性とコストについて、知見が広まることは期待できる。

 川内と伊方については、論外としか言いようがない。
 ダメなものはダメなのだ。
posted by 九郎 at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする