夢を見た。
広い和風玄関。
靴脱場には灰色の玉石が敷き詰められ、左手に大きな靴箱、右手に箱庭。
僕は敷物の上に立ち、チャックを開けておしっこを始める。
一旦出始めるとなかなか止まらない。
ジョロジョロといくらでも出る。
いつ玄関の戸が開くかと思うと気が気ではなく、さっさと切り上げたいのだが、尿意はいつまでたっても収まらない。
しまいには敷き詰められた玉石が水没し始めるが、それでも止まらない。
さすがにマズいと思い、無理して尿を止めてしまう。
靴箱の上に置物がある。
こいつかと思って手をかけると、がくんと動く。
ズゴゴゴゴゴゴゴと溜まった尿が流れていく。
玄関は元通りになり、一安心する。