扉絵第五段。
今回の冊子むけに描いたものではなく、はるか昔、おそらく二十歳前後の頃に描いたスケッチ。
荷物整理をしていたらたまたま出てきて、なんとなく「夢」の雰囲気が感じられたので収録。
プリントの裏に極細ボールペンで描かれているので、最初から「作品」として描いたものではなく、手すさびのラクガキをしていたら、けっこう面白いものが出てきてしまったのだろう。
無意識に描けたという点で、夢と通じる雰囲気が出ているのかもしれない。
夢に対する感度を上げることは、作品に対する感度を上げることと、私の中ではほぼイコールなのだ。