ふと目が覚めると、列車の中だった。
地方の単線のような雰囲気の車両のボックス席に座っている。
ひざの上には、全裸の赤ちゃんがいる。

赤ちゃんは「にやっ」と笑いながら、湿った手で私の顔をペタペタとさわってくる。
ものすごくかわいいが、全裸のままでは大変だ。
「誰かこの子に服やオムツを分けてもらえませんか?
タオルでもいいです!」
まわりに声をかけると、よってたかって色々なものを投げてくれた。
これならもう、安心だ。
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