2016年12月04日

滅びゆく「街のプラモ屋」

 この二十年ほどの間に、どんどん街中から個人経営のお店が姿を消しつつある。
 他にも色々あると思うが、私の思い入れの範囲で言えば、以下の三種だ。

 本屋
 プラモ屋
 駄菓子屋

 本屋は都市部の大型店舗とネット通販へ。
 プラモ屋が扱っていた商品は、量販店の一コーナーと、スーパーやコンビニなどの食玩コーナーへ。
 駄菓子屋もスーパーやコンビニの一画へ。
 根本的には「少子化」なので、子供をメインターゲットにした商売が縮小するのは仕方がないことだ。
 私が昔足しげく通った地元のプラモ屋も、今はもうない。
 
 今私が住んでいるのは都市部なのでまだ「街のプラモ屋」は残っているが、ここ数年でもいくつか閉店した。
 それでも辛うじて経営しているお店もある。
 確か一年ぐらい前だろうか、ちょっと用足しに自転車に乗っていて、いつもと違った道筋を走っている時に、その小さなプラモ屋を見つけた。
 おばあちゃんが店番をしているお店で、あまり客はいないようだがその分商品の回転がゆるやかで、ゆっくり品定めできる。
 大型店舗では早々にはけてしまったプラモが長期間残っていたりするので、月に二、三回は、なんとなく足を運んでしまう。

 私がプラモ、とくにガンプラ制作に復帰した顛末は、以前記事に書いた。

 プラモ再起動


 最近の「色を塗らずに組むだけでカッコよく、よく動く」プラモには虚しさを感じていたのだが、昔売っていたガンプラが、今でも当時の値段のままで入手できることを知り、ぼちぼちプラモに復帰した。
 そんなタイミングで見つけたのが、件のプラモ屋だったのだ。

 そのプラモ屋で手に取ったのが、以下の古いガンプラ。


●1/100 リアルタイプ RX-77 ガンキャノン

 製品自体は近年の再販の物なので、プレミアのつくようなものではない。
 昔のままの定価700円。
 今の感覚だと「安い」と感じるのだが、子供の頃は1/144の300円シリーズ以外は「高い」と感じて、なかなか手が出せなかった。
 
 今なら、買える。
 今なら、やりたかった作り方、塗り方が、全部できる。

 そう思うと、買わずにおれなくなってしまった。
(つづく)
posted by 九郎 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | サブカルチャー | 更新情報をチェックする