この12月から1月にかけて、九州のみやざきアートセンターで、わが敬愛するイラスト魔神・生頼範義の第三回展覧会が開催されていた。
生ョ範義展V THE LAST ODYSSEY
残念ながら私は甲斐性がなくて九州まで行けなかったのだが、刊行された図録二冊はamazonで無事入手。
前回第二回展覧会の図録と合わせると、生ョ範義の全キャリアをフォローする構成になっている。
もちろん全作品が網羅されているわけではないが、現時点では「生ョ範義全集」的な位置付けのシリーズになっている。
今ならまだ定価販売が続いているようなので、ファンは要チェックである。
在庫切れ表示になることがよくあるが、しばらく待つと補充される状態にはあるようだ。
●「生ョ範義U 記憶の回廊 1966-1984」
●「生ョ範義V THE LAST ODYSSEY 1985‐2015」
●「生ョ範義 拾遺集」
これとは別に第一回展覧会の図録もある。
●「生頼範義 The illustrator」
こちらも非常に素晴らしいのだが、残念ながら再販されておらず、古書価格がかなり高くなってしまっている。
この一冊目が欠けていても上掲三冊で一組の構成になっているようなので、当面は無理してまで入手する必要は無いと思う。
全集ほどのボリュームでなくとも、とりあえず何か一冊オーライ画集を手元に置きたいということであれば、以下の本あたりが手頃なのではないかと思う。
●「生頼範義 緑色の宇宙」(玄光社MOOK illustration別冊)
今回の展示には行けなかったのだが、昨年春に近場で展覧会があり、何度も通ってオーライワールドを堪能する体験が持てたのは幸いだった。
自分の持てる能力を全開にして観て考えて、レポートを連発した。
時は来た!! 生ョ範義展 The Illustraor in明石
難読の壁
ほら、あの凄い絵を描いたのが
イラストの真髄
百戦が錬磨した画風
ペンキ絵の究極
「絵画」だけではくくりきれない画風の謎
いかにして生頼範義となったか
生活者としての絵描き
今回手にした図録をめくりながら、また色々感じ、考えてみたいと思う。