今年もまた、3.11がやってきた。
東日本大震災、そして原発事故の日である。
思えば6年前のあの日から、この浮世離れした神仏与太話ブログのトーンも、少し変化を余儀なくされた。
当時のリアルタイムの記事は、カテゴリ「釜」にまとめてある。
あの黒々とした絶望感は、今でも記憶に鮮明だ。
私は阪神淡路大震災の被災者でもある。
年明けから90年代のことをあれこれ記事にしているので、よけいに震災のことには敏感になっている気もする。
地震や津波などの自然災害、それに戦争や経済破綻などの人為を加えれば、人生の中で一発二発はそんな破局は食らうものだ。
いずれ「それ」は必ずやってくる。
これは予言でもなんでもなく、歴史を見れば明らかな事実認識なのだ。
一発も食らわずに済むのは、むしろ非常に幸運に恵まれた場合に限られるのではないだろうか。
それでも人は日々の生活に追われ、しみじみと味わいながら暮らしていく他ない。
あらためて、防災意識だけは大切に。