ガンプラブーム当時、小学生だった私はゴッグと量産型ズゴックは組んだ覚えがあるが、このアッガイと後で紹介するゾックは、確か作っていない。
●1/144 MSM-04 アッガイ
例によって素組みしてみる。
チョコレート色一色の成型色で、プロポーションが少々人体寄りではあるけれども、アッガイのデザインはよく再現されている。
このキットもアッガイの立体物第一弾で、これがあったからこその以後の立体物である。
今の眼でプロポーションの欠点をあげつらうのは良くない。
旧キットなので、可動はあってないようなもの。
股関節はボールジョイントだが、プラ製なので一瞬で摩耗してしまう。
膝関節、足首関節も緩いので、いっそ気に入った角度で固定にしてしまった方がいいかもしれない。
右手の爪は伸縮可能だが、組み立ては物凄く難しい。
そう言えば、小学校の頃の友人が作ったアッガイは、爪を出した状態で接着していたことを思い出す。
あれは多分、組み立てに失敗したのだなと、時空を超えて今更のように気付いてしまった(笑)
例によって例のごとく、つや消しブラックからのアクリルガッシュ筆塗り、極細油性ペン仕上げをやってみる。
爪とランドセルはちょっと青すぎたか。。。
もう少しグレー寄りにすればよかった。
右手の爪は一応伸縮可能には出来たが、今の私でも「開」の状態には出来なかった!
これ、正解はどう組み立てるんだ!?
ゴッグ、ズゴック同様、アッガイについても、もう一つ大きい1/100の旧キットはレベルが高い。
色分けは不十分だが、腕の伸縮や爪の開閉、プロポーションは、1/144から大幅に改良されている。
●1/100 MSM-04 アッガイ
現行のHGUC版は、たぶんこの1/100の方を下敷きにしているのだろう。
●ガンプラ HGUC 1/144 MSM-04 アッガイ
これも良いキットなのだろうけれども、私の感覚では値段がちょっと高く、自分で作り込む余地が少ない気がする。
旧キット1/144アッガイ、ガンプラ創成期らしく色々実験的な試みが盛り込まれていて悪くなかった。
でも、正直組み立てがちょっとしんどかった(苦笑)
(続く)