2017年08月02日

ラクガキ帳とメモ帳についての覚書

 絵や文章を日常的にかくので、ラクガキ帳とメモ帳は必携だ。
 B5ノートに絵も文章もごちゃまぜにかいていた。
 複数の仕事を抱えるようになってからは、スケジュール管理用の手帳をそうしたラクガキ帳と兼用にしていて、沖縄手帳を使っていた時期もあるのだが、ここ数年は用途別に使い分けるようになった。
 色々書き込めるサイズのスケジュール手帳は、けっこう重くかさばる。
 腰痛対策で日常使いのリュックを小型のものに代えた時、スケジュール管理は手のひらサイズの手帳にし、ラクガキ、メモもそれぞれ別にしたのだ。

 絵も文章も、ラクガキやメモ段階で最も大切なのは「なぐりがきの快適さ」だ。
 以下に、私の思うそれぞれの快適さの条件を覚書にしておく。

 絵が中心のラクガキ帳は、裏写しなければ枚数は少なくて良いが、サイズは必要だ。
 このところよく使っているのは、100均で売っているA4サイズのスケッチブックか、ミスコピーを裏返しに二つ折りにしてホッチキスで綴じた冊子。
 どちらもまともな画材とは言えないのだが、そこが大切だ。
 ラクガキ帳は、なるべく安上がりで使いつぶせ、どう間違っても人に見せる「作品」にしない前提のものの方が良い。
 ある程度以上の品質の紙を前にすると、どうしても心に「かまえ」が出てしまう。
 ちゃんとした紙にはちゃんとした絵を描きたくなる。
 しかし、アイデアスケッチの段階では、失敗を恐れず自由に手を動かした方が良い。
 なるべくかまえず、のびのびと手を動かすためにも、紙質ははっきり「悪い」方が良いのだ。
 これは貧乏性というよりは、「素材はそれぞれに最適な場面で使いたい」という、絵描きの本能のようなものだ。
 けっこう高名な絵師やマンガ家、イラストレーターでも、アイデアスケッチ段階ではわざと裏紙を使うという人は多い。
 そう言えば、わが敬愛するイラスト魔神・生頼範義も、下絵にカレンダーの裏を使っていたっけ。
 もちろん「もったいない精神」もあるだろうが、「あえて裏紙」という部分も絶対あると思うのだ。

 なぐりがきから一段階精度を上げる際には、やっぱりスケッチブックの定番の紙質が心地よくなる。


●マルマン 図案シリーズ スケッチブック
●マルマン オリーブシリーズ スケッチブック
 お手頃価格で鉛筆や水彩に十分対応できる紙質。サイズも各種あり。

 鉛筆は使い慣れた三菱ハイユニ2Bがメイン。

 文章中心のメモ帳は、サイズはもっと小さくて良い。
 私の場合は簡単なスケッチも含めて考えるので、「無地の新書サイズ」くらいがほど良い。
 こちらは紙質には多少こだわりたい。
 なぐりがき、はしりがきの際のペン先の滑りが、執筆する際の意欲にけっこう影響するのだ。
 最近よく使っている廉価版でそこそこの書き味の万年筆がある。


●プラチナ萬年筆 万年筆プレピー ブラック

 そのペン先が心地よく滑り、裏写りしない紙質のものを探す。
 新書サイズで無地、紙質も相応となると、わりと選択肢は限られる。


●【ツバメ】KITERAオリジナル B6変形ノート(無地)
 紙質で言うとこの小型ノートがベストなのだが、私が使うには枚数が少ない。
 文案メモを取り続けると2〜3か月しかもたないので、もう少し厚みが欲しい。
●ホワイトヴィンテージノート(新書サイズ)【無地】 N27
 ということで、今はこちらをメインで使用。
 日常的に何か思いついたらすぐに書き留めたり、文案を練ったりし続けても1年以上もつ。
 厚みはあるが、新書サイズなのでかさばりすぎず、重すぎない。

 文章については、手書きを挟まず直接キーボードで入力していた時期もあったが、一回手書きをしてみるスタイルに回帰した。
 脳内の思考に同期させ、走り書き、なぐりがきを一旦形にする。
 とりあえず言葉の断片、フレーズ、素材を、ガサッと出してしまう。
 その後、キーボードで「編集」するのが最もストレスが少ないと感じる。

 絵でも文章でも、心的ハードルをいったん下げ、気持ちよく手を動かしてみる。
 精度を上げるのはその後にした方が、私の場合は結局は速いのだ。
posted by 九郎 at 22:32| Comment(0) | 妄想絵画論 | 更新情報をチェックする