9月である。
気分の問題もあるだろうけれども、急に涼しくなった。
昼間の街中は相変わらずの熱帯だが、夕方にはザザザと風が吹き、夜の草むらには虫の音が聞こえる。
もうとっくの昔におっさんになってしまっているのに、8月31日を超えると、夏休みが終わってしまった寂しさを感じる……
というようなことを、毎年書いている(笑)
季節の変わり目には体調を崩しやすいので、そろそろ気を付けないといけない。
とは言え、去年の開腹手術以降、ずっと調子はよくて、ヘルニアの再発もなく、持病の胃腸炎や腰痛も気にするほどの発症はなかった。
風邪一つひいていないのだが、これで調子に乗ってはいけない。
術後、なるべくムリしないよう気を付けてきた賜物のはずなので、おっさんはおっさんを自覚しつつ、「安全第一」を心がけるべし。
この夏、軽く一泊だけキャンプしてきた。
術後、日帰り登山は何度か試してきたが、野外泊は初復帰。
ひどいスコールに襲われたりしながらも、アウトドアを楽しんで充電できた。
この分なら、またいつの日か遍路に出ることも出来るかもしれない。
しばらく前、ある役者さんが病に倒れたことを知った。
私は90年代の前半、関西小劇場の片隅に生息していたのだが、その役者さんは当時仰ぎ見ていた「輝ける星」の中のお一人だった。
往年の「惑星ピスタチオ」の主要メンバーだった、保村大和さんである。
惑星ピスタチオや、西田シャトナーさんのことについては、これまでにも何度か記事にしてきた。
マイヒーローは今も
ごっこ遊びの究極
あの頃観た「熱闘!! 飛龍小学校」の強烈な印象は、今でも鮮明に覚えているのである。
陰ながら、平癒をお祈りしたい。
ちょうど一年前、たまたま出会った幼児の可笑しな言動から感じたことを書いた。
「人生は夏休みのようなものではないか」という趣旨の記事である(笑)
遊ぶ子供の声聞けば
今思えばその記事を書いてから、「スイッチ」が入ったような気がして、物作り等が色々進むようになってきた。
サイドバーの「過去ログ」を見ても、その頃を境に各月の記事数が伸びているのが見て取れる。
人生が夏休みのようなものであるなら、「それなりに楽しかった」という納得の中で終えたい。
色々果たせないことがあろうとも、できるだけのことはやっておきたい。
そんな思いでこの一年、過ごしてきた。
今から三十年前の夏休み、私は未熟ながらもこの人生で一番充実した時間を過ごした。
竜巻追想
基本的に、私は思う存分ものが作れれば、それで満足なのだ。
そう考えると、今年の夏もまんざら悪くなかった。