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2020年11月23日

2020秋のスケッチ2

 今年の秋のスケッチは、なんとなく身の回りの植物中心になっています。
 まだまだ夏の空気の色濃い9月半ば、仕事場で見かけた蔓草を描いたのが最初の一枚でした。

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 手の動くままに描いた一枚で何かつかめた気がして、近所の公園などで雑草スケッチを重ねていきました。

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 幼い頃、実の部分が蝶の幼虫になるのではないかと思い、虫かごに入れておいたりしたことがあります。
 おそらく図鑑で見た「自然発生説」の解説図のイメージではないかと思います(苦笑)
 そう言えば名前は知らないなと、昔なじみの雑草を生まれて初めて調べてみた結果、たぶんシマスズメノヒエという帰化植物のようですね。
 オオイヌノフグリとかナガミヒナゲシとか、子供の頃から馴染み切っていても実は帰化植物というパターンはけっこうあります。

 ついでにネコジャラシとも一回ちゃんと向き合おうと、一枚スケッチ。

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 けっこう難しいです。

 今年は春先にコロナ騒動が勃発し、公園から人けが途絶えた期間がありました。
 そのせいか例年より草むらの範囲が広がり、私好みの雑草たちが繁茂してくれ、大いにスケッチ意欲を刺激されました。

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 秋のスケッチ、まだ続きます。
posted by 九郎 at 18:19| Comment(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする

2020年11月24日

2020秋のスケッチ3

 栽培されている草木でも、昔からよく見かけるものは雑草と同様の馴染みがあります。
 フウセンカズラなんかは、自生しているものも多いですね。

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 スケッチすることであらためて名前を知るものも。
 こちらはダンギク。

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 野外スケッチではせいぜい小一時間、どんなに長くても二時間程度しか取れないので、即興で空間構成し、手数を減らす訓練になります。

 現地で折り畳み椅子を置いて描けるケースばかりではありません。
 たまたま出会った風景や植物が面白く、しかしその場で描けない場合は、写真を元にせざるを得ません。
 描きたいと思って撮った写真も、以前は結局絵にすることはできないことの方が多かったのですが、最近ようやく描けるようになってきました。
 スケッチの地力がある程度ついてきて、その眼で空間と細部がわかる写真を撮れるようになったということかもしれません。

 通りがかりで出会った切り株のキノコで一枚描き始め。
 キノコは事前の予測が難しく、数日でもう全然違ってしまうので写真から。
 描くアングルとは別方向からも何枚か撮っておくと描きやすいです。

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 おいしそうなヒラタケにも見えますが、キノコは素人判断禁物ですね(笑)

 ずっと前から気になっていたノブドウ。
 道端で偶然出会うしかないので中々スケッチのチャンスがありませんでした。
 らちがあかないので写真と現地でのメモ描きから構成。

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 ここからさらに精度を上げていくとボタニカルアートかな。
 スケッチならここまで。

 2020秋のスケッチ、もう少し続きます。
posted by 九郎 at 18:19| Comment(0) | 季節の便り | 更新情報をチェックする