遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
年明け一発目の記事更新です。
毎年恒例になった。藁筆での書初めからご紹介。
昨年の「叛」一昨年の「一揆」に続く、藁筆書道第三弾です(笑)
この二年「家に居る時間」だけは増えたので、コロナ禍を「死中に活あり」と捉え、また他にやることもないので作品制作に精を出してきました。
コロナ元年の2020年はひたすらスケッチでペースをつかみ、2021年はわりと意気込み通りの一年になりまして、マンガが累計約90ページ描けて生涯最速ペース、絵画作品は完成させられなかったもののスケッチ類は60枚超で地力を養い、プラモは34作(コンペで賞も頂いた!)。
今年もこの調子で「心は錦の筵旗」を掲げ、しぶとく生きて作品制作する所存です!
2022年01月11日
2022年01月21日
2022冬のスケッチ その1
この正月、二年ぶりに妻の実家に帰省ができた。
毎度盆暮れに重なるコロナの感染拡大に、致し方なく孫の顔を見せられずにいた。
ご存じの通り正月明けからまた深刻な感染拡大に入っている。
ともかく滑り込みで帰れたことを良しとしたい。
暮れからの積雪で、周辺は一面の雪景色だった。
子供らは遊び、私は絵を描いた。
帰省中はちょうど良いお天気で、昼間の気温は10℃前後あり、凍えずに野外スケッチを楽しめた。
まず家の周りの雪かき働きをし、そのついでにスケッチのための「基地」を作った。
私道脇にサークル上に雪をかき、真ん中に椅子を置く。
画面左側にはパレット等を置ける「机」もある(笑)
寒いことは寒いのだが、日差しがあり、直接風が当たらなければ雪中でも描くのは可能!
むしろ寒さを感じていることが、雪景色をよりよく理解させてくれる。
(以下、画像はクリックすると拡大)
まずは家の周辺の雪景色で1枚。
そして義父のご所望で、雪の中の家を1枚。
ご無沙汰の両親に、少しは楽しんでいただければと。
私は雪の降らない地域に生まれ、その後もほとんど積雪の経験をしていない。
だから「雪」というものの本当の所はわからないのだが、帰省中スケッチしてみて何か少しつかめてきた気がした。
帰宅後、撮ってきた川辺の写真を元に、もう1枚描いてみた。
雪景色スケッチは、何も描かない紙の「白」を、いかに残すかが肝だ。
いかに描かないかという引き算のスケッチで、実は私はそれが苦手なのだが、少しずつ精進したいと思う。
静物を描く時は「机の上の現実を全部描く」と言う意気込みが(不可能だとしても)プラスに働く。
しかし自然景でそれをやるとあまりに描けなくて心が折れるので、「スプーンで一すくいだけ画面に取り分ける」ぐらいの意識が良い。
雪景色に限らず、風景スケッチの本質は、「いかに描かないか」にあるのだ。
妻の実家周辺は自然豊かで、描きたい風景はまだまだある。
春にまた帰れることを祈っている。
毎度盆暮れに重なるコロナの感染拡大に、致し方なく孫の顔を見せられずにいた。
ご存じの通り正月明けからまた深刻な感染拡大に入っている。
ともかく滑り込みで帰れたことを良しとしたい。
暮れからの積雪で、周辺は一面の雪景色だった。
子供らは遊び、私は絵を描いた。
帰省中はちょうど良いお天気で、昼間の気温は10℃前後あり、凍えずに野外スケッチを楽しめた。
まず家の周りの雪かき働きをし、そのついでにスケッチのための「基地」を作った。
私道脇にサークル上に雪をかき、真ん中に椅子を置く。
画面左側にはパレット等を置ける「机」もある(笑)
寒いことは寒いのだが、日差しがあり、直接風が当たらなければ雪中でも描くのは可能!
むしろ寒さを感じていることが、雪景色をよりよく理解させてくれる。
(以下、画像はクリックすると拡大)
まずは家の周辺の雪景色で1枚。
そして義父のご所望で、雪の中の家を1枚。
ご無沙汰の両親に、少しは楽しんでいただければと。
私は雪の降らない地域に生まれ、その後もほとんど積雪の経験をしていない。
だから「雪」というものの本当の所はわからないのだが、帰省中スケッチしてみて何か少しつかめてきた気がした。
帰宅後、撮ってきた川辺の写真を元に、もう1枚描いてみた。
雪景色スケッチは、何も描かない紙の「白」を、いかに残すかが肝だ。
いかに描かないかという引き算のスケッチで、実は私はそれが苦手なのだが、少しずつ精進したいと思う。
静物を描く時は「机の上の現実を全部描く」と言う意気込みが(不可能だとしても)プラスに働く。
しかし自然景でそれをやるとあまりに描けなくて心が折れるので、「スプーンで一すくいだけ画面に取り分ける」ぐらいの意識が良い。
雪景色に限らず、風景スケッチの本質は、「いかに描かないか」にあるのだ。
妻の実家周辺は自然豊かで、描きたい風景はまだまだある。
春にまた帰れることを祈っている。
2022年01月22日
2022冬のスケッチ その2
コロナ禍の合間を縫って、この正月滑り込みで妻の実家に帰省した。
畑でとれたミカンをたくさんいただいたので、スケッチを1枚。
売り物ではなく、小さくて見栄えはしないけれども、とても甘かった。
絵描きとしてはさほど器用なタイプではないので遅々とした歩みながら、だいぶ手数を減らし、一筆ずつの精度を上げられてきていると思う。
野外スケッチをはじめてもう数年になるが、実は冬の野外ではあまり描いてこなかった。
もちろん、寒いから。
腰痛肩痛持ちに、冷えは禁物である。
しかし、やってみると意外とできる。
気温10度前後で日差しがあり、風は無いという条件下なら、小一時間程度の野外スケッチは十分可能とわかった。
近所の公園のナンキンハゼで1枚。
ナンキンハゼは秋の紅葉が美しいが、年によって当たり外れが大きい。
冬場は白い小さな花のように見える実が鈴なりになっていて、地味に面白い。
しかし、描くのは難しい。
白い画用紙への淡彩スケッチは、こういう「白いつぶつぶ」の表現には不向きなのだ。
できることだけやっていても修行にならないので、機会があればまたトライ。
こちらも近所で見かけた南天で1枚。
スケッチを重ねてくると、どうしても慣れが出て、「得意なもの、描きやすい状況」を選ぶようになる。
それはそれで正解なのだが、私がスケッチをする動機は「自分の描ける枠をもっと広げたい」なので、それではダメなのだ。
これからも、なるべく「描いたことのないもの、描いたことのない状況」を試行錯誤しながら、描いていきたい。
畑でとれたミカンをたくさんいただいたので、スケッチを1枚。
売り物ではなく、小さくて見栄えはしないけれども、とても甘かった。
絵描きとしてはさほど器用なタイプではないので遅々とした歩みながら、だいぶ手数を減らし、一筆ずつの精度を上げられてきていると思う。
野外スケッチをはじめてもう数年になるが、実は冬の野外ではあまり描いてこなかった。
もちろん、寒いから。
腰痛肩痛持ちに、冷えは禁物である。
しかし、やってみると意外とできる。
気温10度前後で日差しがあり、風は無いという条件下なら、小一時間程度の野外スケッチは十分可能とわかった。
近所の公園のナンキンハゼで1枚。
ナンキンハゼは秋の紅葉が美しいが、年によって当たり外れが大きい。
冬場は白い小さな花のように見える実が鈴なりになっていて、地味に面白い。
しかし、描くのは難しい。
白い画用紙への淡彩スケッチは、こういう「白いつぶつぶ」の表現には不向きなのだ。
できることだけやっていても修行にならないので、機会があればまたトライ。
こちらも近所で見かけた南天で1枚。
スケッチを重ねてくると、どうしても慣れが出て、「得意なもの、描きやすい状況」を選ぶようになる。
それはそれで正解なのだが、私がスケッチをする動機は「自分の描ける枠をもっと広げたい」なので、それではダメなのだ。
これからも、なるべく「描いたことのないもの、描いたことのない状況」を試行錯誤しながら、描いていきたい。