子供の頃、筆箱には赤鉛筆が入っていた。
小学校の授業中、答え合わせをするときに使うためだ。
ある時期から、「赤鉛筆」と「色鉛筆の赤」が違う色であることに気付き、そのことが気になって仕方がなかった。
色鉛筆の「赤」は、オーソドックスな赤で、「赤鉛筆」は朱が入った赤。なぜなんだろうと、ずっと考えていた。
今もってその答えは知らない。
そして赤鉛筆の色は、秋に咲くヒガンバナの色によく似て見えた。
実際にヒガンバナの色を観察してみると、「赤鉛筆」の色とは違ってやや沈んだ赤であることが多いのだが、秋の日差しを浴びた風景の中で眺めると、朱がかって見える。
逆にF1のフェラーリの赤は、実際の塗料は明るく朱がかって赤鉛筆に近い色なのだが、屋外の風景の中で見ると落ち着いた赤に見える。
そんなことをあれこれ考えながら、赤鉛筆で一枚スケッチ。
2008年09月25日
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